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技術者不足に拍車

ある分譲住宅メーカーが営業職の初任給を約6万円上げると新聞で読みました。
もちろん、すでに入社している営業も調整し、給料がUPするそうです。
営業はこれに加え、歩合給もあるので、収入だけで見れば、魅力的だと思います。

ただし、給料に惹かれ入社しても、厳しい環境が待っています。
仕事が取れなければ、会社に居ずらくなります。

大学の建築学科を卒業しても、設計や現場ではなく
営業を希望する人が増えているようです。
実際、一級建築士の受験者数はかなり減っています。
給料の差が大きくなれば、その傾向は益々進むでしょう。

人件費高騰が価格に反映され、家の値段は上昇傾向になると思います。

 

 

 

事例1128 「基礎梁のずれ」

事務所に財布を置いて出かけてしまいました。

財布を忘れても、スマホを持っていれば
食事などで困ることはありません。

アイフォンの中に、モバイルスイカ、アップルペイ、PayPay等が
入っています。

 

■(1)今回の事例______________

「基礎梁のずれ」
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◆写真解説

基礎梁のずれ。位置を3CMほど間違えて施工。
塗り足したモルタルが剥離している。

 

◆内容説明

2,3CM程度のずれは、鉄筋だけの状態である配筋検査時は分かりにくい。
そのため、位置の間違いは、よくある。

間違えても適切に処理をすればよいが、今回の例は
適切な補修材を使わずに塗り足した。
そのため、剥離やひび割れが多数発生。当然、強度もない。

大きく位置がずれると、アンカーボルトが土台から外れるなどの影響もある。
床下で目につかないため、放置または雑に修理されやすい。

 

◆対策

立ち上がり位置の確認を行う。

今回は、完成1回の検査で発見。床下を確認する。

 

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■(2)編集後記

レオパレスの問題。
木造3階などのアパートも危険が潜んでいる可能性が高いです。

一昨年検査したアパート(木造3階)は、屋根裏の界壁の未施工以外に、
防火、構造違反がたくさんあり、全面的に改修をさせました。

物件は瑕疵保険に加入をしていましたが、施工者の重過失と判断され保険は下りず、
下請け業者が費用を負担したと思います。
工事中の大家さんの損害は、元請けがお金がないと言って逃げました。

品質の良さは一般的に 注文住宅>建売>アパート

アパートは自分が住まない。目的が収益や節税などの理由から
施主自身が建物の工事に興味がなく、施工業者も品質面で気が緩む。

最近は、将来の売却を考えて、施工時に検査を依頼する方も見えますが
圧倒的に数は少ないです。

 

 

 

 

価格と性能

安かろう、悪かろうではなく、
高かろう、悪かろうになっている家があります。

車なら価格が高いほど、性能、装備もよくなりますが、
住宅の場合はそうでもないです。

検査で見た家は、仕上げ材に費用をかけている反面、
それ以外はローコストメーカーより仕様が劣る。
その結果、住み心地が悪い。
また、職人の腕も払った単価に見合っていない。

家の場合、価格に見合った性能、装備であるか、素人では分かりにくい。
住宅展示場をまわるなど、自分自身で勉強することも大事です。

 

 

建売完成検査

今月は建売の完成検査が多いです。

本日、伺った現場。
上場企業の家で、最後、床下に入るまでは、ほぼ完ぺきでした。

このまま良い結果で終わると思っていたところ、
床下でとんでもない施工が目に入りました。

「基礎梁の寸法を間違え、不適切な補修が施されていた」

ミスが出た場合、監理者である建築士に報告し
監理者が補修指示をする必要がある。
それをやらずに職人が自己判断で補修をした。

こういったミスが出ると、買う側も気持ちよく引き渡しを受けられない。
ミスは仕方がないとしても、なぜ適切に補修ができなかったのか。
床下でバレないと思っていたと思います。

このような現場に限って、買主さんは、何かを感じ
検査を入れるのかもしれません。

不吉な予感がした場合、家を調べてみることをお勧めします。

 

 

業者選びの相談

このところ、相談(面談)希望が多いです。
この3連休も毎日、面談がありました。

相談内容は、この3日間全て、業者選びに関すること。
慎重に業者を選ぶことは重要です。

地元の小さな業者の情報はない事が多いですが、
大手であれば、家の性能、会社の体質等、詳細な情報までお伝えできます。

大手、中堅で5社ほど、選んではいけない業者があります。
名前はブログなどで公開することはできません。
面談に来られた時、候補に入っている場合は、削除理由を告げています。

 

レオパレス問題

昨日の昼間は17℃くらいの場所で欠陥検査。
今日は、移動中の場所ですが、昼間でもマイナス3℃。
寒暖差が激しいため、体調が悪くなりそうです。

レオパレスの界壁施工不備。
わざと手を抜いているというよりは、
職人や監督が界壁を認識していないことが原因だと思います。

界壁は集合住宅などにおいて、世帯間を区切る壁。
戸建て住宅では存在しません。
大工にとって、よく意味が分からず施工している可能性が高く、間違いが起きやすい。

本来、法令に適合させる、ミスを防ぐために、建築士が図面を詳細に書き、
現場を監理する必要があります。

この手の会社は、図面枚数が少ない。
たくさん書くと費用がかかるため、最小限の図面しかありません。

また、設計、施工が同じ会社のため、監理も機能しにくい。
実際に監理者が現場へ行っていない可能性も高い。

監理者は毎日現場へ行く必要はありませんが、
界壁は防耐火上重要な壁であり、監理者がチェックすべき箇所です。

レオパレスだけでなく、多くのハウスメーカーも同じです。
他でも、屋根裏の界壁がない集合住宅の現場を、何件も指摘しています。

コストや人手不足から監理を十分機能させることは難しい。
監理不足を補うのが、第三者検査です。

確認申請の完成検査で、小屋裏を確認していれば、
ここまで大きな問題にならなかったと思います。

点検口をあければ容易に確認できるものですが、
そこまで確認する検査機関を見たことがありません。

 

 

事例1127 「床下断熱材、カットが雑」

明日と明後日は出張のため、今日は現場予定を詰め込みました。

事務所に戻ってからも忙しいので、移動中に書いています。

 

■(1)今回の事例______________

「床下断熱材、カットが雑」
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◆写真解説

床下断熱材、切断面が真っすぐでなく隙間が生じている。
現場でのカットが雑。

 

◆内容説明

床下の断熱材。
工場からジャストサイズにカットされてくるケースが多いですが、
現場で大工がカットするケースもある。

カッターナイフで切断した場合、
断熱材が厚いと写真のように曲がりやすい。

丸のこで切ると、粉が飛び散るため、
カッターナイフで切る現場も多いようですが、
真っすぐ切れないのなら、他の方法を選択すべきです。

隙間があれば、断熱材と床合板の間に外気が入る。

 

◆対策

現場でカットしない。床下を確認する。

 

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■(2)編集後記

大手ハウスメーカーと工務店の現場の違いで、大きいと感じる一つに「足場」があります。
その差はかなりあります。

単価自体、大きく違わないと思いますが、安全性は数倍違います。
職人の作業性も違ってきます。

最近、地元工務店の現場で、危険だと思う足場に何件か遭遇しました。
安全性を考えますと、地元工務店の足場も大手並みに近づいて欲しいと思います。

まだまだ現場で怪我をせずバリバリ動けるように
約1年前から体幹を鍛えております。

お尻も大きくなり、お腹のぜい肉がほとんど無くなりました。

 

 

人手不足

建築現場の人手不足が深刻です。
住宅よりビル関係の方がかなり不足している感じを受けます。

人が足らないため、高齢者に頼っている面もある。
それ自体は悪いことではありませんが、
高齢者の職人さん(特に大工さん)を見て思うことは、現場が汚い。
道具が古いことが多い。

引退間際なので道具に投資しないでしょうし、
若い時は現場が汚くて当たり前だったので、少々汚くても気にならない。

高齢者の職人さんたちも、いつまでも仕事できるわけではありません。
最終的には外国人に頼るしかないと思います。

 

 

 

 

セミナーの件

3月5日(火) 建築・建材展でのセミナー(東京ビックサイト)

主催者側から、一般の方の入場も多いと予想されるため
一般の方にも分かるように資料を作って欲しいと依頼がありました。

大きなイベントでのセミナーの場合、
パワーポイントなどの資料の締め切りはかなり前。

過去のセミナー資料を編集するつもりだったため、焦りを感じます。

募集ページは以下です。入場は無料、ただし、事前予約が必要です。
https://messe.nikkei.co.jp/ac/seminar/#seminar_138760

主催が日経新聞社でお堅いセミナーのイメージがありますが、
業界の裏話など、たくさん雑談も入れる予定です。
一人で80分しゃべります。

 

 

紛争解決の打ち合わせ

このところ裁判や紛争解決の打ち合わせが多いです。
今日も16時から3時間、紛争解決の打ち合わせでした。

裁判を回避できたとしても、簡単に解決する事案は少ないです。
一昨日、打ち合わせした物件は、役所も絡んでいて複雑な問題です。

今月もすでにたくさんの瑕疵検査依頼を頂いております。
欠陥住宅問題は、増えているのかもしれません。

 

 

 

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