欠陥工事写真集– archive –
-
1068、天井断熱材のめくれ。鉄骨造+グラス(ロック)ウールの組み合わせでよく見かける。断熱材の意味がない。
-
1067、紫色部分は天井断熱材の隙間。グラスウールをきちんと敷き詰めていないのが原因。
-
1066、屋根の結露。室内の水蒸気が小屋裏へ侵入、小屋裏換気がなく、水蒸気が充満。屋根面で結露が発生。
-
1065、防音に悩まされる家へ行くと、壁材が薄いことが多い。図面での指示は厚さ9.5mm。現場は7.5mmで施工。
-
1064、梁の仕口を固定するボルト。ナットが未施工。社内検査等でチェックされていない。
-
1063、サイディング下部の含水率が高い。下端をカットし断面を防水処理しなかったことが原因。劣化を早める。
-
1062、アンカーボルトの表面が炭化している。現場で熱を加え曲げようとした。鉄筋やアンカーボルトは熱を加え加工してはいけない。
-
1061、ウレタン吹き付けにより、外壁通気層が塞がっている。壁内結露が起きやすくなる。
-
1060、布基礎立ち上がり部のかぶり不足。40mm(基準法施行令)必要なところ26mmしかない。
-
1059、布基礎の底盤、厚さ不足。図面の指示は150mm。施工は120mm。30mの不足。仕様規定違反でもあり、かぶり厚が不足する。
-
1058、玄関土間の外壁に近い箇所で結露が発生(紫色の部分)。寒冷地では玄関土間もきちんと断熱する必要がある。
-
1057、2×4の構造規定。耐力壁線を検討していない家が多い。開口部の長さ、相互の距離、囲われる面積の規定を守る必要がある。
-
1056、石膏ボードの厚さ不足。図面15mmのところ12.5mmの施工。防火性能が不足する。
-
1055、ベタ基礎人通口スラブ面。鉄筋の断面が見えている。錆が進行するとコンクリートの爆裂の原因となる。
-
1054、床に壁・天井用の断熱材を施工。湿気がこもりやすく、カビなどの原因となる。
-
1053、基礎コンクリートの硬化不良。一部分だけ表面が柔らかく、手で簡単に削れる。
-
1052、ベタ基礎スラブ厚さ不足。図面150mm、現場125mm。マイナス25mm。契約内容どおりでない施工。
-
1051、制震装置の固定ボルト。ナットを締め忘れたまま、断熱材が施工されている。組み立て不十分できちんと機能を果たさない。
-
1050、2×4の外壁。雨漏りで壁内に雨が入り、柱(たて枠)まで腐った。施工不備により外壁全体が雨漏りしている。構造材が腐朽し、危険な状態。
-
1049、木造1階床。大引きのカビ。工事中の雨で濡れたことが原因。
-
1048、基礎内部のジャンカ。斫った破片を見ると内部も空洞が多い。コンクリートの締め固めが悪い。
-
1047、布基礎立ち上がり、かぶり不足。 40mm必要なところ10mm不足の30mm。 耐久性などに影響する。
-
1046、1階の天井。防火仕様を満たすため、石膏ボード2重はりが必要なところ、1枚しか施工されていない。
-
1045、フローリングの傾斜が大きい。歩くと気になるレベル。下地の合板が雨に濡れ、反ったことが原因と思われる。
-
1044、基礎開口部の補強筋。 真下に施工する予定が、左側に大きくずれている。
-
1043、雨の中、躯体を組み立て、壁内の断熱材が濡れた。 確認すると大量の水を含んでいた。
-
1042、小屋梁の継手。固定ボルトが未施工。 接合部の緊結不良。
-
1041、基礎と土台がずれている。基礎の位置を間違えたことが原因。荷重が基礎へきちんと伝わらない。また、アンカーボルトも正規の位置になく緊結不良。
-
1040、梁の端部。大きな節の真ん中が割れている。貫通はしていないが、火打ちのボルトが取りつく箇所。大きな力がかかったときに破壊しやすい。
-
1039、擁壁の大きなひび割れ。地盤が弱く沈下したことが原因。ひび割れを放置したことで内部の鉄筋が破断、ひび割れの幅がさらに広がった。
-
1038、ベタ基礎立ち上がり下の大きな空洞。 型枠内に土の塊が落下。 除去せずコンクリートを打設したことが原因。
-
1037、ベタ基礎立ち上がり下の空洞。針金を入れると貫通していた。打継ぎを無くす一体打ちの施工で起きた不備。
-
1036、マンションの壁に発生したひび割れ。最大幅1.4mm。 構造や耐久性への影響が懸念される。
-
1035、ベタ基礎スラブ筋の端部。本来立ち上がりの鉄筋外側で曲げるところ(赤線部)、加工ミスにより長さが短く、内側で曲げている。定着長さ不足。
-
1034、フローリングの膨らみ。最大約2CM隆起している。材料が伸びたことが原因。
-
1033、釘の位置が端すぎる。釘部から合板にひび割れが入り、縁きれを起こしかけている。
-
1032、2階床合板釘未施工。釘の未施工は耐震性能が弱くなる。
-
1031、雨の中、躯体を組み立て。壁内を確認すると大量の水が出てきた。断熱材も濡れている。
-
1030、床下の水漏れに気づかず放置すると、床下がかなり不衛生な状態になる。室内の悪臭、カビなどの原因となる。
-
1029、床下から見上げたユニットバスの壁際。床下の空気が壁との隙間から室内へ入るのを防ぐ「気流止め」が未施工。
-
1028、1階床組。鋼製束の長さが短く、間に木を挟んでいる。正規の施工ではなく不安定な接合。
-
1027、不同沈下によって発生した基礎と外壁のひび割れ。写真右が下がった。
-
1026、キッチン換気扇ダクトがつぶれている。 外のフードからのぞいて発見。換気効率が悪くなる。
-
1025、程度として、ひどい方のジャンカ。強度はもちろん耐久性にも影響が出る。
-
1024、接合部での梁の割れ。乾燥で木がねじれて割れた。刻みを入れた加工部分は割れやすい。
-
1023、マンションの打継目地のシーリングを撤去すると内部が濡れていた。 ここからの雨漏り例が多い。
-
1022、石膏ボードの裏側にあるはずの構造用合板がなく、設計耐力が確保できていない。合板の施工があれば、下地探しの針が止まる。
-
1021、鉄筋コンクリートの壁、設備開口付近で鉄筋切断が切断されている。X線撮影で確認。
-
1020、2階間仕切り壁上、気流止め未施工。気流止めがないと部屋の空気がここから屋根裏へ抜け省エネ性能が落ちる。
-
1019、LOW-Eガラス等の表示が屋外側にある=ガラスが内外反対に取りついている。金属膜の位置が違うと性能に影響が出る。室内側に表示があるのが正しい。
-
1018、大手メーカーの省エネ新築住宅。夏はエアコンが設定温度まで下がらない。冬の朝は室温が6℃。
-
1017、大判タイルの浮き。全般的に浮いている。サイズが大きいほど裏側に空洞ができてしまう可能性が高い。
-
1016、ベタ基礎人通口、鉄筋が露出し錆びている。スラブコンクリートを打設したあとに鉄筋を切断しているのが原因。多い事例。
-
1015、フローリングの濡れ。目視では分からない濡れている範囲が、赤外線サーモグラフィーカメラで見るとはっきりわかる。
-
1014、エアコンが効かない。夏の昼間、20℃設定にしても室温は31℃以下にならない。家の設計、施工に問題がある。
-
1013、壁内に湿気がこもる。湿気が抜けない構造であることが原因。壁内結露の原因となる。
-
1012、接着不良によるシーリングの切れ。施工不良が原因であるのに自己負担で修理するケースが多い。
-
1011、基礎天端レベラーの浮き。接着不良が原因。基礎の一部であり浮いていてはいけない。
-
1010、増築部と既設部の構造材(母屋)の継手。載せてあるだけで金物などで緊結していない。
-
1009、ベタ基礎底、根入れがないため、土が流れている。基礎の根入れはベタ基礎で120mm以上必要。