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事例1205 「下屋との取り合い部、断熱欠損」

愛知県で渋滞のひどい箇所といえば、一宮IC。
今朝、一宮方面の現場を入れていて、
接続する名古屋高速にかけて大渋滞でした。

ただ、3連休初日としては、そこまで渋滞は長くなく、
外出を控えている方も多くいると思いました。

 

■(1)今回の事例______________

「下屋との取り合い部、断熱欠損」
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◆写真解説

平屋天井と2階建て部の境。赤丸印部の断熱材が未施工。
ここを開放すると気密が大幅に下がると共に、
小屋裏の空気が2階建て部の1階天井裏へ入る。(天井断熱のケース)

 

◆内容説明

断熱材の施工。大きく分けると専門業者が施工するケースと
大工さん施工の2つ。

専門業者は、現場監督が指示しなくても、必要な箇所を判断し施工してくれる。
一方大工さんは、断熱材を入れる仕事がメインでないためか、施工忘れが出やすい。

断熱材は必要な箇所に隙間なく入れるのが原則。
建物の形が複雑になるほど、ミスが出やすい。

家を包み込むよう、外部に対し、隙間なく連続で施工することが重要です。

 

◆対策

断熱専門業者による施工(ウレタン、セルロールファイバー)を選ぶと
ミスはかなり起きにくい。グラスウールなどで大工さん施工の場合は、
石膏ボードを貼る前にチェックをする。

 

 

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■(2)編集後記

今月は、欠陥検査を多く実施したためもあり、書く仕事が溜まっています。

パソコンはパナソニックレッツノートを使用。
購入して1年以内に、キーボードの文字が薄くなるくらい
文字を打っています。

音声入力も何度かチャレンジしましたが、専門用語などが
正しく表示されないなどで修正が多く、打ち込んだ方が
今のところ手間がないです。

書く仕事の一部は、いずれ動画提出に変わるのではないかと
思っております。

事例1204  「雨漏り ウレタン断熱材仕様の家」

昨日は1ケ月ぶりに新幹線に乗りました。
夕方、東京から名古屋へ帰る新幹線は、混んでました。

ようやく普通に戻りつつある状況において
新規感染者数が増えているので、今後、どうなるか気にしております。

 

■(1)今回の事例______________

「雨漏り ウレタン断熱材仕様の家」
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◆写真解説

ウレタン施工(断熱材)の家で雨漏りが起きると、
木の腐朽がひどいケースが多い。
ウレタンが雨を吸水し、壁内が乾きにくいのが原因。

(写真:ウレタンを絞ると大量の水がでる)

 

◆内容説明

以前からこの件は懸念しております。
ウレタンはスポンジのように水を吸うため、
相当な雨量でない限り、室内に水滴が落ちることはありません。

写真のお宅も、2階のバルコニーからの雨漏りでしたが、
1階への漏水はありませんでした。

晴れが続くと水分を徐々に放出、雨が降ると吸水を繰り返します。
常に水を含んでいるため、ウレタンに接する木部は水の供給を受けて、
腐朽していきます。

壁内を確認すると、柱、梁などの腐朽がかなり進行してました。
雨漏りが、構造瑕疵までに発展するケースです。

 

◆対策

できる限り、雨が漏りにくい設計を行う。

 

 

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■(2)編集後記

大手ハウスメーカーの商品改良のペースが最近、早い気がします。
検査に入るごとに、少しづつですが、改良した箇所を目にします。

商品価値を上げるのと、コストダウンをはかる努力を
常に専門部署が行っているようです。

特に構造面の改良は、よく考えていると感心します。

 

 

 

事例1203 「隙間風、漏気」

今日は、3件、床下に入りました。

夏場は保護メガネが曇るため、メガネなしで入りますが、
11月に入り、メガネが曇らなくなりました。

埃から目を守る保護メガネ。有と無しでは、
出てからの目の痒さが違います。

 

■(1)今回の事例______________

「隙間風、漏気」
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◆写真解説

ユニットバスのスイッチから勢いよく風が出ている。
これは床下の空気流入で、1階天井裏へ達する。
冬場、風呂や室内が寒い原因となる。

 

◆内容説明

大手ハウスメーカーの家でも当たり前に起きている現象。
隙間風、漏気などと呼ばれ、家の省エネ性能を落とす。
冬場、外の冷気が入ってくる分、室内の暖かい空気は外へ出ていく。
暖房効率が非常に悪く、24H機械換気の意味が薄れます。

気密性能がゼロでない限り、完全には無くせないもの。
だが、家の省エネ性を高めるため、極力少なくすべきです。

一般的に気密性能は、自動的に適用されるものではなく、
契約で定める必要がある。
気密性能を約束しないと、写真のような隙間風、漏気が多くても
契約不適合にならない可能性が高いです。

 

◆対策

契約で気密性能(推奨1.0㎠/㎡以下)を定め、
できるだけ家の隙間を小さくする。

 

 

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■(2)編集後記

連載中の雑誌の原稿で、90%以上の住宅現場で問題となっている内容
の改善案を書いたところ、編集者より、掲載できないかもしれない
という連絡がありました。

原因は、難しい内容を分かりやすく書けず、勘違いさせてしまった
私の文章力不足。

説明したところ、重要な内容であるとご納得いただき、
文章を大幅修正し、記事として公開されることになりました。

雑誌はネットでも公開されるため(有料)、書き方によっては
炎上する可能性があります。

今までにたくさんの業者を敵に回してきたため、
他の方よりは、攻撃を受けやすいのは承知しております。

リスクを承知の上で、次号の原稿も、住宅業界の改善すべき問題を
記事にする予定です。

 

 

 

 

短期で柱がひどく腐朽。原因は雨漏り

数年前より「軒ゼロ」、「ウレタン断熱材」が増えています。
「軒ゼロ」は雨が壁に当たりやすくなるため、雨漏りの確率が増えます。
また、サイディングの藻の付着も軒ゼロの家に多い。

「ウレタン断熱材」は、雨漏りした場合、
ウレタンがスポンジのように水を吸い込むため、発覚が遅れます。
壁内で保水した状態が長く続き、木の腐朽を促進する。

実際、被害にあった現場を見ました。
従来の雨漏りのように、水滴が落ちることがなく、
壁にカビやひび割れが出てきて、雨漏りではないかと疑い出した。
壁をめくると、柱がひどく腐朽。
グラスウールなどではあり得ない状況です。
(近いうちに写真を紹介できると思います)

雨漏りによる躯体の腐朽は、今後増えていくと予想します。
今主流の外装材で雨漏りを100%防ぐことは不可能。
軒を出すなど、デザイン面でも工夫していく必要があると考えます。

 

事例1196 「断熱材未施工」

木曜日から今日までの3日間は、現場予定がかなりタイトでした。
そんなときに限って、現場で喧嘩を売られることも多かったです。

私を攻撃したい理由は、検査(私)が嫌。
それは、施工に自信がない証拠です。

瑕疵保険の検査員は威圧すれば、引っ込みますが、
私は立場が違うため、そうはいきません。

 

■(1)今回の事例______________

「断熱材未施工」
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◆写真解説

最上階、天井断熱材未施工。
オレンジ色の部分約2平米に断熱材が敷かれていない。
これ以外の箇所も未施工多数。

 

◆内容説明

断熱材の仕様はグラスウール。
天井断熱材は、点検口が1つあるものも目視不可能。

赤外線サーモグラフィーカメラで撮影をすると
壁と天井の何箇所かで断熱材の未施工が発覚。

樹脂サッシを入れるなど省エネ性を意識している家。
断熱材の未施工部が多ければ、省エネ性能がかなり落ちる。

 

◆対策

一般的に未施工の確率は低いが、グラスウールやロックウールは
施工の不具合が出やすい。目視に加え、赤外線サーモグラフィー
カメラ撮影を行う。

 

 

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■(2)編集後記

台風10号が気になって仕方がないです。
愛知県は影響が無さそうですが、九州地方が心配です。

勢力が大きいのは、海水温が高いため。
海水温が高い影響は、6月くらいからの家の結露増加にも影響しています。

前にも書きましたが、結露調査に役立つと思い、気象の勉強を少ししております。
台風についても以前より詳しくなりました。

 

事例1190 「床下断熱材、大きな隙間」

来週の中旬に梅雨明けすると思っていましたが、
先ほど週間予報を見ると、来週も曇りや雨に変わっていました。

暑くなるのも嫌ですが、早めに梅雨が明けて欲しいです。

 

■(1)今回の事例______________

「床下断熱材、大きな隙間」
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◆写真解説

床下断熱材の大きな隙間。
定尺の材料だけを入れ、空いた部分はそのまま。

 

◆内容説明

大工自身が断熱材の必要性を分かっていないため、
隙間があっても気にならない。
社内検査で床下を見ないため、誰も気づかず、
そのまま引き渡しされる。

通気のある床下は、外部比べると、室内との温度差は少ない。
断熱材が入っていなくても、生活をしていて気づく可能性は低いですが、
ありとなしでは、床の温度に差が出ます。

 

◆対策

社内検査で床下を確認する。させる。

 

 

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■(2)編集後記

今まで現場を見てきた中で、これは良くないと思える建材がいくつかあります。

私だけでなく、他の建築士が同様の指摘をしている商品がありますが、
無くなったり、改良されずに今でも売られております。

今後、新築検査を受けた物件においては、図面チェック時に
その建材を使用することが分かれば、仕様変更を求めることを検討しています。

不具合が出る可能性が100%でなくても
可能性が高い商品は排除していこうと思います。

 

事例1186 「天井断熱欠損」

毎年、梅雨の前半は雨が少ない印象ですが、
今年は雨量が多い予報です。今日もかなり降りました。

昨日くらいから、猛烈に蒸し暑さを感じてます。
その中でマスク着用はつらいです。

 

■(1)今回の事例______________

「天井周囲の熱」
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◆写真解説

最上階天井の外壁際、天井裏の熱が伝わっている。
壁と天井との取り合い部、断熱材に隙間ができる納まりになっている。

 

◆内容説明

天井際の温度差、5月で4度。真夏、真冬はさらに温度差が出る。
全体の天井面積からすれば、欠損部分は約3%ほど。
40坪総2階の家であれば、畳1枚分くらいで、
大きな天窓が付いているようなもの。

これを許容範囲とするかどうかは、家に求める省エネ性能によって違います。

少し、施工の納まりを改善するすれば、無くすことができる内容。

 

◆対策

家の省エネ化が進む中、各社で省エネ性能に関する考え方はいろいろ。
どのレベルの性能を求め、実際にその性能であるのか判断する。

 

 

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■(2)編集後記

今年の住宅着工数の予想が出てました。
前年度約20%減。元の数字に戻るのは2年後。

一律平均して20%減が2年間であれば、多くの会社は持ちこたえられます。
だが、このような状況の中で、業績を伸ばすところもあるので、
20%以上減らす会社も出てくると思います。

第2波が来ないことを願います。

事例1179 「床下断熱材の落下」

住宅展示場も休業要請が出るなど、住宅業界への影響は
徐々に大きくなっております。

今現在、書く方の仕事が結構溜まっているため、
現場予定が空けば、書類作成に時間を使えます。

 

■(1)今回の事例______________

「床下断熱材の落下」
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◆写真解説

床下断熱材の落下。床組施工時にすでに落ちていたと思われる。
社内検査を実施していれば発見できる。

 

◆内容説明

写真以外にも未施工部が多数。
断熱材は約100mmの厚いものを使用しているが、
落下や未施工部があれば、省エネ性能は著しく低下する。

1階床を組む過程で断熱材を入れるため、
施工途中でチェックするのはタイミングが難しい。

完成時に社内検査で床下に入っていれば、
見過ごすことはない。

 

◆対策

社内検査で床下をチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

説明が必要なもので、時間的にオンラインでできないものに対し、
動画を撮って送る試みをしております。

TV撮影でプロの仕事を目の当たりにしていますが、
素人動画に対しては、知識がなく、うまく撮るコツがわかりません。

最初から完璧を求めず、少しづつ改良していけばよいと考えております。

 

 

 

事例1169 「気流止め未施工」

中古住宅検査で屋根をドローン撮影。

カラーベストが割れているのを発見できました。
中古住宅検査では必要性が高いと感じました。

 

 

■(1)今回の事例______________

「気流止め未施工」
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◆写真解説

最上階間仕切壁上、気流止め未施工。
屋根裏と壁内がつながり、省エネ性能を落とす。

 

◆内容説明

最上階の天井で断熱する場合、壁上が空いていれば、
部屋の空気がスイッチ開口などから屋根裏へ抜けたり、
屋根裏の熱が壁内へ入ってくる。

気流止めを設けるのが一般的になったのは、まだ最近のこと。
施工がされていても、隙間があったり、電気配線などが貫通していると
空気が動きます。

気流止め。家の省エネ性能を高めるには重要な施工です。

 

◆対策

工事中に気流止めをチェックする。
(屋根断熱の場合は不要です)

 

 

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■(2)編集後記

今日は朝8時から現場入り。今週は毎日、早出が続いています。

早くから現場へ行けば、夕方以降、時間に余裕ができますが、
私は、朝の方が事務仕事に集中できます。
午前中は事務所、午後から現場が好ましいです。

そうは言いつつも、現場に合わせて動いております。

 

 

 

事例1165 「勾配天井壁 断熱材未施工」

連休明けで現場予定が埋まっています。
来週あたりまで予定が多いです。

 

■(1)今回の事例______________

「勾配天井壁 断熱材未施工」
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◆写真解説

勾配天井の壁、断熱材未施工。
断熱材が未施工のため、屋根の熱により壁の温度が高い。

 

◆内容説明

最上階の勾配天井の壁。断熱材入れ忘れ。
小屋裏に接するため、夏は小屋裏の熱気、
冬場は冷気がまともに伝わり、
家の省エネ施工を落とす原因となる。

形が複雑になると、断熱材の入れ忘れ箇所が出やすい。

 

◆対策

断熱材施工時にチェックする。

 

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■(2)編集後記

新築の家が地盤沈下していることを記載した書面を施工業者に送りつけたところ、
弊社の計測がおかしい、正しい施工をしていると反論してきた。

認めると多額の修理費用を負担する必要があるので
そう言わざる得ないでしょう。

未だにこういうタイプの業者が多い。
2020年も多くの紛争に関わりそうです。

 

 

 

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