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短期で柱がひどく腐朽。原因は雨漏り

数年前より「軒ゼロ」、「ウレタン断熱材」が増えています。
「軒ゼロ」は雨が壁に当たりやすくなるため、雨漏りの確率が増えます。
また、サイディングの藻の付着も軒ゼロの家に多い。

「ウレタン断熱材」は、雨漏りした場合、
ウレタンがスポンジのように水を吸い込むため、発覚が遅れます。
壁内で保水した状態が長く続き、木の腐朽を促進する。

実際、被害にあった現場を見ました。
従来の雨漏りのように、水滴が落ちることがなく、
壁にカビやひび割れが出てきて、雨漏りではないかと疑い出した。
壁をめくると、柱がひどく腐朽。
グラスウールなどではあり得ない状況です。
(近いうちに写真を紹介できると思います)

雨漏りによる躯体の腐朽は、今後増えていくと予想します。
今主流の外装材で雨漏りを100%防ぐことは不可能。
軒を出すなど、デザイン面でも工夫していく必要があると考えます。

 

事例1196 「断熱材未施工」

木曜日から今日までの3日間は、現場予定がかなりタイトでした。
そんなときに限って、現場で喧嘩を売られることも多かったです。

私を攻撃したい理由は、検査(私)が嫌。
それは、施工に自信がない証拠です。

瑕疵保険の検査員は威圧すれば、引っ込みますが、
私は立場が違うため、そうはいきません。

 

■(1)今回の事例______________

「断熱材未施工」
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◆写真解説

最上階、天井断熱材未施工。
オレンジ色の部分約2平米に断熱材が敷かれていない。
これ以外の箇所も未施工多数。

 

◆内容説明

断熱材の仕様はグラスウール。
天井断熱材は、点検口が1つあるものも目視不可能。

赤外線サーモグラフィーカメラで撮影をすると
壁と天井の何箇所かで断熱材の未施工が発覚。

樹脂サッシを入れるなど省エネ性を意識している家。
断熱材の未施工部が多ければ、省エネ性能がかなり落ちる。

 

◆対策

一般的に未施工の確率は低いが、グラスウールやロックウールは
施工の不具合が出やすい。目視に加え、赤外線サーモグラフィー
カメラ撮影を行う。

 

 

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■(2)編集後記

台風10号が気になって仕方がないです。
愛知県は影響が無さそうですが、九州地方が心配です。

勢力が大きいのは、海水温が高いため。
海水温が高い影響は、6月くらいからの家の結露増加にも影響しています。

前にも書きましたが、結露調査に役立つと思い、気象の勉強を少ししております。
台風についても以前より詳しくなりました。

 

事例1190 「床下断熱材、大きな隙間」

来週の中旬に梅雨明けすると思っていましたが、
先ほど週間予報を見ると、来週も曇りや雨に変わっていました。

暑くなるのも嫌ですが、早めに梅雨が明けて欲しいです。

 

■(1)今回の事例______________

「床下断熱材、大きな隙間」
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◆写真解説

床下断熱材の大きな隙間。
定尺の材料だけを入れ、空いた部分はそのまま。

 

◆内容説明

大工自身が断熱材の必要性を分かっていないため、
隙間があっても気にならない。
社内検査で床下を見ないため、誰も気づかず、
そのまま引き渡しされる。

通気のある床下は、外部比べると、室内との温度差は少ない。
断熱材が入っていなくても、生活をしていて気づく可能性は低いですが、
ありとなしでは、床の温度に差が出ます。

 

◆対策

社内検査で床下を確認する。させる。

 

 

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■(2)編集後記

今まで現場を見てきた中で、これは良くないと思える建材がいくつかあります。

私だけでなく、他の建築士が同様の指摘をしている商品がありますが、
無くなったり、改良されずに今でも売られております。

今後、新築検査を受けた物件においては、図面チェック時に
その建材を使用することが分かれば、仕様変更を求めることを検討しています。

不具合が出る可能性が100%でなくても
可能性が高い商品は排除していこうと思います。

 

事例1186 「天井断熱欠損」

毎年、梅雨の前半は雨が少ない印象ですが、
今年は雨量が多い予報です。今日もかなり降りました。

昨日くらいから、猛烈に蒸し暑さを感じてます。
その中でマスク着用はつらいです。

 

■(1)今回の事例______________

「天井周囲の熱」
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◆写真解説

最上階天井の外壁際、天井裏の熱が伝わっている。
壁と天井との取り合い部、断熱材に隙間ができる納まりになっている。

 

◆内容説明

天井際の温度差、5月で4度。真夏、真冬はさらに温度差が出る。
全体の天井面積からすれば、欠損部分は約3%ほど。
40坪総2階の家であれば、畳1枚分くらいで、
大きな天窓が付いているようなもの。

これを許容範囲とするかどうかは、家に求める省エネ性能によって違います。

少し、施工の納まりを改善するすれば、無くすことができる内容。

 

◆対策

家の省エネ化が進む中、各社で省エネ性能に関する考え方はいろいろ。
どのレベルの性能を求め、実際にその性能であるのか判断する。

 

 

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■(2)編集後記

今年の住宅着工数の予想が出てました。
前年度約20%減。元の数字に戻るのは2年後。

一律平均して20%減が2年間であれば、多くの会社は持ちこたえられます。
だが、このような状況の中で、業績を伸ばすところもあるので、
20%以上減らす会社も出てくると思います。

第2波が来ないことを願います。

事例1179 「床下断熱材の落下」

住宅展示場も休業要請が出るなど、住宅業界への影響は
徐々に大きくなっております。

今現在、書く方の仕事が結構溜まっているため、
現場予定が空けば、書類作成に時間を使えます。

 

■(1)今回の事例______________

「床下断熱材の落下」
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◆写真解説

床下断熱材の落下。床組施工時にすでに落ちていたと思われる。
社内検査を実施していれば発見できる。

 

◆内容説明

写真以外にも未施工部が多数。
断熱材は約100mmの厚いものを使用しているが、
落下や未施工部があれば、省エネ性能は著しく低下する。

1階床を組む過程で断熱材を入れるため、
施工途中でチェックするのはタイミングが難しい。

完成時に社内検査で床下に入っていれば、
見過ごすことはない。

 

◆対策

社内検査で床下をチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

説明が必要なもので、時間的にオンラインでできないものに対し、
動画を撮って送る試みをしております。

TV撮影でプロの仕事を目の当たりにしていますが、
素人動画に対しては、知識がなく、うまく撮るコツがわかりません。

最初から完璧を求めず、少しづつ改良していけばよいと考えております。

 

 

 

事例1169 「気流止め未施工」

中古住宅検査で屋根をドローン撮影。

カラーベストが割れているのを発見できました。
中古住宅検査では必要性が高いと感じました。

 

 

■(1)今回の事例______________

「気流止め未施工」
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◆写真解説

最上階間仕切壁上、気流止め未施工。
屋根裏と壁内がつながり、省エネ性能を落とす。

 

◆内容説明

最上階の天井で断熱する場合、壁上が空いていれば、
部屋の空気がスイッチ開口などから屋根裏へ抜けたり、
屋根裏の熱が壁内へ入ってくる。

気流止めを設けるのが一般的になったのは、まだ最近のこと。
施工がされていても、隙間があったり、電気配線などが貫通していると
空気が動きます。

気流止め。家の省エネ性能を高めるには重要な施工です。

 

◆対策

工事中に気流止めをチェックする。
(屋根断熱の場合は不要です)

 

 

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■(2)編集後記

今日は朝8時から現場入り。今週は毎日、早出が続いています。

早くから現場へ行けば、夕方以降、時間に余裕ができますが、
私は、朝の方が事務仕事に集中できます。
午前中は事務所、午後から現場が好ましいです。

そうは言いつつも、現場に合わせて動いております。

 

 

 

事例1165 「勾配天井壁 断熱材未施工」

連休明けで現場予定が埋まっています。
来週あたりまで予定が多いです。

 

■(1)今回の事例______________

「勾配天井壁 断熱材未施工」
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◆写真解説

勾配天井の壁、断熱材未施工。
断熱材が未施工のため、屋根の熱により壁の温度が高い。

 

◆内容説明

最上階の勾配天井の壁。断熱材入れ忘れ。
小屋裏に接するため、夏は小屋裏の熱気、
冬場は冷気がまともに伝わり、
家の省エネ施工を落とす原因となる。

形が複雑になると、断熱材の入れ忘れ箇所が出やすい。

 

◆対策

断熱材施工時にチェックする。

 

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■(2)編集後記

新築の家が地盤沈下していることを記載した書面を施工業者に送りつけたところ、
弊社の計測がおかしい、正しい施工をしていると反論してきた。

認めると多額の修理費用を負担する必要があるので
そう言わざる得ないでしょう。

未だにこういうタイプの業者が多い。
2020年も多くの紛争に関わりそうです。

 

 

 

事例1159 「気流止め未施工 1階壁下」

早朝から北陸へ車で移動。
良い天気でしたが、北陸道はそこらじゅうで工事。
秋は高速道路の工事が多いので、快適なドライブとはなりません。

夕方、名古屋に戻ってから用事が2件。

今の時間でようやく、落ち着くことができました。

 

■(1)今回の事例______________

「気流止め未施工 1階壁下」
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◆写真解説

1階壁下、気流止め未施工。
壁下が開放されていて、床下の空気が壁内へ入る。
省エネ性能低下の原因になる。

 

◆内容説明

10年ほど前から、土台に24mmなどの合板を直接敷く施工が一般的になり、
1階床の隙間は大幅に少なくなった。

写真は最近の現場ですが、根太を使う工法。
壁の下に空間ができやすい。

ここが解放されていると、床下の空気がコンセントやスイッチ、
1階天井を通じて、室内に入ってくる。

本来は、気流止めという部材を壁下へ施工し、床下の空気を遮断する。
(基礎断熱の場合は、床下に外気が入らないため、壁下の気流止めは不要)

 

◆対策

住宅の図面では、気流止めを指示しないことが多い。
施工の有無を確認しておくことが重要。

 

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■(2)編集後記

昨日、役所を訴えている内容を記載しました。

確認申請の検査で見落としがあっても
役所へ責任を取ってもらうことは、かなり難しいというか、
無理だと言った方がよい。

紹介した事件は、細かく検査しないとしても、
瑕疵がひどく、数も多いので、現場内に入れば、気づかないはずがないレベル。

検査員が重大な瑕疵を認識したのに、指摘をしなかった可能性が高い。
検査費用は無料ではない。今後、費用が無駄だという理由で、
検査拒否する施主さんが増えてきても良いと思う。
(過去に行動を起こした方が見えます。検査済証が出ないのがデメリットです)

来年の民法改正の影響もあり、施工者が社内検査を強化する動きが強い。
国の制度で行う検査が、欠陥防止にならないことを
実際に造っている側はよく理解しています。

 

 

 

 

事例1158 「屋根断熱で小屋裏通気」

この連休、全て現場予定が入っていました。

書類もかなり溜まっているので、
現場から帰ってからも余裕がありません。

ありがたい事に、仕事依頼をたくさん頂いております。

 

■(1)今回の事例______________

「屋根断熱で小屋裏通気」
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◆写真解説

屋根断熱の家。壁と屋根の取り合いに通気が設けられている。
気密、断熱性能を大幅に落とす。

 

◆内容説明

プロであっても無知であれば、このような施工になる。

この換気孔から外気が入るし、室内の空気が小屋裏を通じ外へ出る。
特に冬場は寒い家になる。

プロである吹付業者もおかしいと思わなかったのか疑問です。

断熱層の内側に外気を入れないのは基本。
(計画換気をのぞく)

 

◆対策

省エネ施工も年々進化しています。
不勉強な業者に依頼しない。

 

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■(2)編集後記

家の営業マンで他社の悪口を言って、自社へ誘導するタイプの方が見えます。
その情報が真実ならよいですが、偽情報のケースもあります。

検査の依頼時においても、他から弊社及び私の情報をこう聞いたという話を
たまに耳にします。

中には真逆のことを言われているケースもあります。

そのような情報を聞いても、直接文句は言いません。
きりがありませんし、この仕事を独占する気もありません。

今現在、労働時間が長すぎるため、今年の春に
仕事を20%くらい減らしていこうという計画を立てました。

いろいろ実施し、前よりお断りする、お断りして頂くケースが増えていますが、
通してみるとあまり数は変わっていません。

いきなりではなく、徐々に良い方へ変えていく予定でおります。

 

 

事例1153 「気流止め施工不備」

建築総合展NAGOYAでのセミナー。
ホームページにセミナーの案内が載りました。
https://www.chukei-news.co.jp/kenchiku/exhibition/seminar/

数日前の時点で85人くらいの方が申し込まれているため、
現時点で定員に達しているかもしれません。

 

■(1)今回の事例______________

「気流止め施工不備」
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◆写真解説

ユニットバスの下から外気が上がらないよう、床の外周部に
気流止めが施工されている。
床下に入り見上げると、配管貫通部で大きな隙間があり、
気流止めの役割を果たしていない。

 

◆内容説明

今から5年くらい前までは、ユニットバスまわりの隙間を
気にしていない現場がほとんどだった。

床下に通気がある場合、ユニットバスまわりの隙間から
大量の外気が1階天井へ上がっていく。
最終的には小屋裏まで達し、冬場、寒い原因になっていた。

長期優良住宅制度ができた頃から、気流止めの施工を行う現場が増えてきた。
写真の現場は、ユニットバス屋さんはきちんと施工をしたが、
設備屋さんが気流止めの存在を気にせず、配管してしまった。

普段、目につく箇所ではないため、床下に入るか
気密試験をしないと不備はわからない。

今でも気流止めの施工を省略している現場を見ます。
ハウスメーカーなどで仕様が低い家は、省略されている可能性が高いです。

そんなに高価な部品ではありません。
家の省エネ化のため、省略することは好ましくないです。

 

◆対策

施工中または完成時に気流止めを確認。
(基礎断熱の家は、この箇所の気流止めは不要)

 

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■(2)編集後記

名古屋地裁での裁判のあと、三重県の現場へ行く用事があり、
スタッフに迎えに来てもらった。

簡易裁判所の駐車場に止めたと連絡があったが、
そこへ行っても車が見当たらない。

あとで話を聞くと、スタッフの友人が車の近くを通り、裁判所内へ入っていったため、
車を移動したとのこと。
友人は離婚調停中。陳述書作成の依頼を断ったばかりで会うのが
気まずかったみたいです。

弁護士に車を探しているところを見られ、車を止めた場所を忘れたのかと思われました。

 

 

 

 

 

 

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