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今月2件目の建て替え決定

今月2件目の建て替え決定の報告を頂きました。

建て替えになるケースは、裁判より直接交渉が数倍確率が高い。

今回も先回も、直接交渉を飛ばして、いきなり裁判をしていたら
建て替えの結果は出ていないでしょう。

構造的な瑕疵があり、生活に支障が出ている家。
修理は不可能ではありませんが、いろいろ面倒なため
建て替えしたほうが人的負担が少ないと業者側が判断したと思います。

建て主さんの冷静な判断、行動が今回の結果を引き寄せました。

 

仕上げ不良~重大欠陥が発覚

この連休に欠陥住宅調査に伺った新築の家。
建て主さんは、仕上げ不良が気になり欠陥住宅調査を依頼。

現場で仕上げ不良箇所を確認すると、それほど悪くはないレベル。
それよりも構造や断熱などの重大な不具合が発覚した。

目に見える仕上げ不良がきっかけで検査に入り、素人さんが気づかない
重大欠陥が見つかるケースは今までも多くあります。

何かおかしな予感がする場合、調べてみることをお勧めします。

 

 

事例1197 「地盤からの基礎高さ」

4連休ですね。
今朝、名古屋高速一宮線で事故が2件もあり、
早めに出発したにもかかわらず、15分ほど遅れました。

今日は終日、どこへ行っても道路が混雑。
最近は新型コロナの影響で、連休でも道路は空いていたため、
久しぶりに車の多さを感じました。

 

■(1)今回の事例______________

「地盤からの基礎高さ」
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◆写真解説

周囲地盤からの基礎の高さが低い(300mmほど)。
フラット35や長期優良住宅の仕様は劣化対策で400mm以上必要。

 

◆内容説明

地面からの雨の打ち返しや、シロアリが上りにくい高さを考慮し、
地盤面からの基礎高さは400mm以上という規定がある。
(告示では300mm以上)

図面より基礎本体を低く施工するというよりは、
周囲の土を上げすぎる事例がほとんど。

GL設定や庭の設計に無理がある場合に起きやすい。

 

◆対策

完成時に基礎の高さを確認する。
(テラスやポーチなどは対象外)

 

 

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■(2)編集後記

今月バタバタしている原因は、完成現場が多いためです。
8月に比べると10倍くらい完成があります。
完成検査に付きものの床下に、今週は毎日入っています。

連休があると、休み前後に工事中の検査予定が埋まりやすくなります。
そのため、この連休は欠陥検査などの予定を埋めています。

久しぶりのセミナー登壇

新型コロナの影響で、3月以降のセミナーの予定はすべてキャンセル。
本日、久しぶりにオンラインではない講演を行ってきました。


(ステージ脇からの写真)

会場は入り口での検温、消毒、席を一つづつあけて座る等、対策は万全。
今後の流行次第ですが、ライブのセミナーも増えていくと思います。

 

現場監督を正す

先日、ある現場監督が仕事の怠慢ぶりを建て主さんから責められました。
支店長や上司まで引っ張り出され、注意を受けましたが、
その後の仕事ぶりは、以前と変わらず。

こういう話は珍しいことではありません。
別の現場の建て主さんが、ハウスメーカーの監督、上司のダメな仕事ぶりを
直そうと、本社へミスの記録を送るという話を伺いました。

私は、無駄ですよとアドバイス。
会社にとって工期を守り、家を完成させることが優先で、
仕事のできるできないは重要ではない。
また、起きたミスの再発防止をしている会社も少ない。

最近は現場監督を希望する人も少ないため、
辞められたら困るので、強く指導しない会社も多いです。

 

 

 

 

最近、指摘が多い

ここ2週間ほど、新築検査で重大な指摘を多くしております。

指摘内容は様々ですが、原因のほとんどは職人の手抜き。
材料をケチる、手間を抜く行為。
単価が安いのが理由かもしれませんが、あとからやり直しになれば
大赤字になるはず。

職人に手を抜いたら、あとから必ずバレるという緊張感を
持たせることが大事です。

それには現場監督が手抜きを見つける目を持つことが大事。

ただ、ほとんどの現場監督は、現場に来ても電話ばかりしている。
現場監督が段取りだけに追われているケースでは、
別に品質管理のスタッフを置くべきだと思います。

 

業界再編

「ヤマダ電機がヒノキヤグループを連結子会社化」

エス・バイ・エル、レオハウスに続き、次はヒノキヤグループ。
ヤマダ電機の動きは住宅業界が注目しています。

住宅のウレタン吹付でシェアの高い、日本アクアもヒノキヤグループ。
省エネ性の面を強化し、一条工務店を追いかけていくつもりだと思います。

今年は新型コロナの影響で住宅の着工数は昨年度比で10%程度落ちる見込み。
来年度は回復をする予想が出ていますが、右肩下がりの傾向は変わりません。

大手が中小を買収する。大手と大手が手を組むなどの動きは
今後活発化していくでしょう。

 

 

 

建て替えの報告

少し涼しくなりましたが、まだ蒸し暑さがあります。
来週からは夜間、涼しくなるようです。

建て替え決定の報告を頂きました。
ご本様から頂いたメールの文章を貼り付け致します。
(建築士を先生と呼ぶのは、政治家を先生と呼ぶくらい、個人的には
違和感があります。ただ、敬意を込めて、そう言って頂いているため
ありがたく思います)


「先生 ご無沙汰しております。
ご報告ですが、先生が的確な調査をして頂いたおかげで、
家 建替出来る事になりました。
最初は 基礎残しで 解体したんですが、結局 基礎もやり直す事になりました。
現状 更地で、確認申請中です。 御礼が遅くなり 申し訳ございませんでした。
これも 先生のおかげです。ありがとうございました。
今で 1年経ちますが 希望が見えてる為 なんとか踏ん張っております。
家族は 同じマンションで階別で住んでおります。 ストレスが
凄いですが、頑張ります。 先生 本当に ありがとうございました。
また ご報告出来ればと 想います。ありがとうございました。」

 

裁判や調停を介さず、話し合いで解決した事例です。
相手が素直に応じたため、良い結果で終わりました。

紛争事は、相手側の心理を読んで、一番ベストな方法を模索していくことが重要。
次の家は、別の業者で建てるようです。無事完成することを祈っております。

 

事例1196 「断熱材未施工」

木曜日から今日までの3日間は、現場予定がかなりタイトでした。
そんなときに限って、現場で喧嘩を売られることも多かったです。

私を攻撃したい理由は、検査(私)が嫌。
それは、施工に自信がない証拠です。

瑕疵保険の検査員は威圧すれば、引っ込みますが、
私は立場が違うため、そうはいきません。

 

■(1)今回の事例______________

「断熱材未施工」
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◆写真解説

最上階、天井断熱材未施工。
オレンジ色の部分約2平米に断熱材が敷かれていない。
これ以外の箇所も未施工多数。

 

◆内容説明

断熱材の仕様はグラスウール。
天井断熱材は、点検口が1つあるものも目視不可能。

赤外線サーモグラフィーカメラで撮影をすると
壁と天井の何箇所かで断熱材の未施工が発覚。

樹脂サッシを入れるなど省エネ性を意識している家。
断熱材の未施工部が多ければ、省エネ性能がかなり落ちる。

 

◆対策

一般的に未施工の確率は低いが、グラスウールやロックウールは
施工の不具合が出やすい。目視に加え、赤外線サーモグラフィー
カメラ撮影を行う。

 

 

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■(2)編集後記

台風10号が気になって仕方がないです。
愛知県は影響が無さそうですが、九州地方が心配です。

勢力が大きいのは、海水温が高いため。
海水温が高い影響は、6月くらいからの家の結露増加にも影響しています。

前にも書きましたが、結露調査に役立つと思い、気象の勉強を少ししております。
台風についても以前より詳しくなりました。

 

定期講習

明日は1日、建築士定期講習。9時から17時まで拘束されます。

設計事務所に所属する建築士は、3年に一度受講が義務付けられ、
受けないと仕事ができなくなります。
講習はライブではなく動画。
動画なら家か事務所で見れないかと毎回、思います。

今年は他に既存住宅状況調査技術者の更新講習もあります。
これも3年に1回なので頻度が高いです。
こちらは建築士講習に比べれば時間が短く、リモート対応もしています。

 

 

 

 

 

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