ブログ

家購入の損得

ユーチューブなどでよくテーマになっている。
「持ち家が得か、賃貸が得か」

どちらかといえば、持ち家が損という結果のものが多いです。
確かに、家賃がもったいないから、資産になるから
という考えだけで買うのは、私もやめた方が良いと思います。
金銭の損得だけで判断すれば、損するケースも多いです。

ただ、家を買う時は、損得だけでは買わないと思います。

車を購入する場合、資産になると思って買うケースは稀だと思います。
必要な時にレンタカーを借りるのは面倒、好きな車に乗りたいなどの
理由で買われると思います。
それと同じで、賃貸より広い、グレードが高い、自分の好みにあった家に
住みたいと思うなら、金銭計画をきちんと組んだうえで、
買うのは構わないと思います。

家は金額も高く、所有期間も長いため、いろいろな要因が絡んできます。
先の予想なども付けにくいため、購入で失敗する方も多いです。

失敗しないためには、家を売る側のペースにはまらず、
自分でよく考え、購入を検討する。

知識の補足として、詳しい方へアドバイスを求めることが良いと思います。

 

 

 

 

短期で柱がひどく腐朽。原因は雨漏り

数年前より「軒ゼロ」、「ウレタン断熱材」が増えています。
「軒ゼロ」は雨が壁に当たりやすくなるため、雨漏りの確率が増えます。
また、サイディングの藻の付着も軒ゼロの家に多い。

「ウレタン断熱材」は、雨漏りした場合、
ウレタンがスポンジのように水を吸い込むため、発覚が遅れます。
壁内で保水した状態が長く続き、木の腐朽を促進する。

実際、被害にあった現場を見ました。
従来の雨漏りのように、水滴が落ちることがなく、
壁にカビやひび割れが出てきて、雨漏りではないかと疑い出した。
壁をめくると、柱がひどく腐朽。
グラスウールなどではあり得ない状況です。
(近いうちに写真を紹介できると思います)

雨漏りによる躯体の腐朽は、今後増えていくと予想します。
今主流の外装材で雨漏りを100%防ぐことは不可能。
軒を出すなど、デザイン面でも工夫していく必要があると考えます。

 

瑕疵検査時の目の付け所

今週末は1日おきに計3件の欠陥検査予定を入れております。

今週予定の現場ではありませんが、あるハウスメーカーから
欠陥検査のチェックシートはあるかと問い合わせがありました。

だいたいこういう質問をしてくる方は、
決まり切った検査しかしていないか、検査の経験がない人です。

同じ仕様の家を、繰り返し検査に行くなら必要だと思いますが、
依頼がある家は構造や仕様がいろいろで、チェックシートを頼りに
検査をすれば、反対にチェック漏れが多くなります。

事実、瑕疵保険会社等の検査は、チェックシートに記載がないものは
スルーされています。

欠陥検査の時は朝、現場へ伺い、図面を見ながら
不具合がありそうな箇所を予想。
午前中にある程度現場を把握し、昼休みに午後からの計画を立て、
検査完了時、図面をもう一度見直し、落としがないか確認します。

20年も検査を行っていれば、過去の膨大な事例から、
間違いが出やすい箇所の予見は容易にできます。
現場を見て、不具合箇所が出やすい箇所を予見できるかが、
瑕疵検査の重要なポイントだと思います。

新築検査でもチェックシートだけに頼らず、
その家におけるミスが出やすい箇所を予見し、
そこを重点的に見るようにしております。

事例1202 「構造用合板 釘抜け」

明日は瑕疵検査。明後日は裁判。
共に東海地方の物件ではないため、移動に時間を取られます。

最近は高速道路の工事が多いので、
余裕をもって出かけたいと思います。

 

■(1)今回の事例______________

「構造用合板 釘抜け」
_______________________

◆写真解説

構造用合板の釘(L=50mm)が裏側の受け材を突きつけている。
受け材の向きを付け間違えたことが原因。

 

◆内容説明

受け材のサイズは30×40mm。
合板が9mmのため、50mmの釘を打ち抜けないようにするには
釘を打つ方向に40mm面を設置する。

写真のように40mm側を見つけ面に向ければ、釘を打つ面が広くなり
施工しやすい。そのため、大工さんが向きを勘違いしやすい。

合板の耐力壁が、釘で持っていることを考えれば、
釘の先が抜けてはいけないことが分かると思います。

 

◆対策

構造躯体施工完了時に検査をする。

 

 

==============================

■(2)編集後記

家の工事費用に「仮設」という項目がある。
内容は、仮囲い、足場代、清掃片付け、ごみ処分などの費用。

通常、実費清算はしないため、余っても返金はない。

そのため、節約すれば、会社の利益が増えるが、
現場の安全や保安が不十分になる。

会社の利益を増やすためではなく、ただ単に監督さんが
怠慢で仮設を省略しているケースが多い。

 

 

好ましくない設計図書

昨日の午後から今日の朝にかけてメールが受信できなくなっていたようです。
gmail、ヤフーメールなどに転送もしているため、
その間に頂いたメールの確認はできております。
特に何もするわけでもなく、朝からは元どおり。
原因は不明のままです。
(サーバー会社の統合があり、データ移転が行われていた可能性があります)

 

いろいろな会社の図面を見る中で、
良い図面と悪い図面があります。

悪い図面の例として、情報の記載が少ない。
最低でも建築面積、延べ床面積、長期優良住宅認定、
フラット35適合、住宅性能評価、省令準耐火構造などの仕様の有無を
表示していただきたい。

図面をもとに家は造られます。
職人や検査する側は、図面の情報が少ないと、判断を誤ることがあります、

誰が見ても、その家のこと全てが理解できる図面が良い図面だと思います。

 

施工改善

一部の大手ハウスメーカは、人手不足に備えてか、
施工の簡略化が進んでいる。

熟練した職人が要らなくなる=安っぽくなるイメージを受けますが、
量産を維持するには必要な事だと思います。

大手は開発スタッフがいるため、簡略化ができますが、
地元工務店の場合は、難しい問題です。

現場の職人から施工しずらいという声が上がっても、
手が回らず、スルーされていることが多いです。

施工の簡略化は欠陥施工の確率も減らせます。
誰が施工しても一定の品質になるシステムつくりが重要だと思います。

残価設定ローン

この週末は遠方での欠陥検査でした。
普段あまり通らない道を走っていると、旅気分になります。
このあと11月中旬にかけて、6件の欠陥検査予定があります。
遠方からの依頼が半分以上のため、出張が多くなります。

「残価設定ローン」の住宅版が検討されています。
車ではおなじみの制度のため、ネットで調べると仕組みが理解しやすいです。

現時点で詳細は分かりませんが、仮に30年間と設定した場合、
30年後の家の価値は、どのくらいになるのか、
地価の下落はどのように予想するのか注目しています。

車より期間が長いため、いろいろリスクも多そうです。
特に欠陥住宅を建てて、業者に逃げられた場合は、
残価設定の計画が完全に狂います。

対策として、中間検査や瑕疵保険検査の強化又は、追加の現場検査、
瑕疵保険の拡充も必要になりそうです。

 

 

家相、地相、方位学・・

建築系の雑誌に、家相や風水は、昔の家に当てはまるもので
今の家では、無視してよいみたいな記事がありました。

弟子入りしない限り、家相や風水の深いところを知ることはできませんが、
古くからのデータ、情報を元に判断していることは確かなようです。
ただ、そう単純なものでもなさそうです。

こういったものを信じる信じないは、人それぞれの考え。
家相にこだわっていて、ハウスメーカーの方が
無視しても良いですと言っても、自分の考えを貫くことをお勧めします。

 

 

 

 

事例1201 「ジャンカ、コールドジョイント」

久しぶり、夕方に打ち合わせなどの予定がありません。

昼間は現場、夕方からは打ち合わせ、相談等を入れていると
ゆとりの時間がなく、ブログなどが後回しになります。

 

■(1)今回の事例______________

「ジャンカ、コールドジョイント」
_______________________

◆写真解説

鉄筋コンクリート造の壁。改修工事で断熱材を撤去したところ、
多数のジャンカ、コールドジョイントが出てきた。
新築時、断熱材でコンクリート表面が見えず、発見できなかった。

 

◆内容説明

スタイロフォームなどの断熱材を型枠に張り付け
コンクリートを打設する工法。

あと貼りに比べ、断熱材が確実にコンクリートと密着して良いが
今回の例のようにコンクリートの施工不良を発見できない。

住宅の基礎でも同様の施工があるが、
高さが低い分、打設時の不良は出にくい。

品質のチェックや、打設時の型枠への振動を考慮すると
断熱材はあと施工が良い。

 

◆対策

断熱材はあと施工にする。

 

 

==============================

■(2)編集後記

検査の問い合わせは、メールを入れていただくように案内しております。

ホームページ通りの内容でしたら電話だけでも問題ありませんが、
記載以外の検査や交通費が加算される場合は、金額を口頭で伝えると
あとで金額の食い違いが出ることがあります。

事務所の電話は記録を残しておりますが、
出先で携帯から掛ける場合は、記録が残りません。

金額以外に、瑕疵検査などは、いろいろ聞き取ることが多く
メールで連絡を頂いていると、多少時間が経過していても
過去の内容を見返すことができます。

一部、メールを使い慣れていない方にはご不便をおかけしますが、
確実な業務委託のため、メールでの問い合わせを今後も続けていきます。

携帯キャリアからのメールやショートメールにも対応しています。

 

建物仕様

時代の流れに逆行して、仕様を落としている会社がある。
もちろん見える箇所ではなく、買主が気づかない箇所で落とす。

ある会社は、告示違反を犯してまで、省エネに関する仕様を下げた。
検査で指摘をすると、自社の仕様で、施工は追加費用がかかると言ってきた。
建売で完成しているため、追加施工は工事中に行うより
3倍くらい費用が掛かる。

そこまでして仕様を落とす理由は利益確保のため。
年間1000棟売る会社であれば、1件当たり10万円で1億円利益がUPする。

これ以上、下請け業者へ値引き依頼もできす、
売値(建売)は、競合も多く上げにくいため、
分からないところで仕様を落とす選択をしたのでしょう。

目に見えない箇所のことですが、生活する上では、非常に影響がある内容。
その10万円で冬場の快適さに差が出ます。

立地や価格以外、性能を比べて購入するをお勧めします。

 

安心への第一歩!まずはお気軽にお問い合わせ下さい売り込みは一切致しません

052-739-5471 平日受付9:00〜18:00

090-6614-1376 ソフトバンク 土曜日も対応

有限会社カノム 名古屋市守山区小幡南三丁目20-28 シャトー小幡駅前 303

即対応・土日検査可

24時間受付 メールでのお問い合わせはこちらをクリック

ページ上部へ戻る