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30年超ノーメンテの外皮

家の仕様へのこだわりの中で、耐久性に関することを
重視する方が増えています。

日経ホームビルダーの1月号(先月の20日発売)では
現在よくある一般的な仕様、材料を否定するなど、
かなり突っ込んだ内容が記載されています。

 

工務店にとっては、これを見て仕様を改善していくのか、
今までの仕様のままか、判断を迫られる内容だと思います。

一般の方には、やや内容は難しいと思いますが、
耐久性にこだわる方にとっては、ネットや無料では拾うことができない
貴重な情報が載っております。

これから家を建てる方で興味がある方、この号だけでも購入可能です。
https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/HB0259/
(現在、私の連載は1月号には載っておりません。偶数月の掲載です。
弊社に相談に来ると、閲覧+内容について助言可能です。)

 

事例1208 「サッシ下枠のたれ」

明けましておめでとうございます。
予想はしておりましたが、緊急事態宣言が発令される予定で、
不安な年明けとなりました。

私は今までどおり、できる限りの対策を講じ、業務を行う予定です。
今年は、リモートの比率が多くなると予想しています。

 

■(1)今回の事例_____________

「サッシ下枠のたれ」
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◆写真解説

サッシ下枠のたれ。
ガラスの重みで中央部が下がった(写真は5/1000の傾斜)。
建付けが悪く、網戸が外れやすくなる。

 

◆内容説明

トリプルガラスの採用などに伴い、サッシの重量が増している。

木造住宅のサッシは「半外付け」タイプが大半で、枠が外側に跳ね出すため
サッシ下枠中央部が垂れやすい。
アルミより樹脂枠の方が垂れやすく、垂れ防止の部品もあるが、
適切に取り付けができていない現場が多い。
下枠が水平でないと、閉めたときに隙間が空く、
網戸が外れるなどの支障が出る。

下枠は水平をよく確認して施工することが重要。

 

◆対策

サッシ枠の施工は、下枠、上枠の水平、縦枠の垂直、対角を確認する。

 

 

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■(2)編集後記

昨年は、年初にいろいろ計画を立てたものの、新型コロナの影響などから、
積極的に動かない、大きな決断をしない年にすると決めました。

今年からは通常に戻す予定でしたが、愛知県も感染者数が多く、
しばらくは昨年同様、業務を淡々とこなすだけに努めます。

 

 

住宅着工数減

本年度の住宅着工数の予想が出ております。
集計の仕方でやや差がありますが、昨年に比べ結構な落ち込みです。

弊社の新築検査数は、何年も前から、住宅着工数の増減に連動しています。
12月締めで集計をしてみると、やはり、同じパーセントだけ減っていました。

新築検査が減った分、暇になるはずですが、
欠陥等の検査が増えたため、時間的には暇になった印象はありません。
昨年に比べ、働く時間は、やや長くなっています。

1月の予定もかなり埋まってきました。今年のような状況においても
スケジュールが一杯になるくらい、ご依頼を頂けることに感謝いたします。

 

本年度もブログのご講読ありがとうございました。
来年度は今年やや落ちた投稿頻度を戻そうと考えております。
来年もよろしくお願いいたします。

 

 

汚い現場

構造検査に行った現場。今時珍しく、室内がかなり汚かった。

大工は室内で集塵機も付けずに材料を切るため、粉じんだらけ。
ゴミは、まとめることなく床に放置。大工の道具や未だ使わない材料も
散乱した状態で足の踏み場もない。

大工は、やけくそで仕事しているかと思えば、そうでもなさそう。
元請けから注意を受けないため、掃除をしないと思います。

大手より、小さな工務店の方が、経営者が現場をまわったりするため、
現場がきれいです。

現場がきれいな分、仕上げがきれいな確率も高い。

 

 

 

 

 

 

 

日経ホームビルダー

2015年から連載をしてきました月刊誌「日経ホームビルダー」が
来春で休刊となります。

私は、休刊まであと2つの記事を出します。
1つはすでに原稿はできていて、来月発売号に掲載されます。
もう1つは、重要なテーマで最後を締めくくりたいと思います。
(編集者からテーマの承認を得られればですが)

長年、連載してきて、最近は、いつ連載終了を告げられるかと思っていました。
私自身も、休刊で終わりになるとは、予想していなかったです。

 

日経ホームビルダーでの連載は終わりますが、
来月より日経アーキテクチュアでの連載がスタートすることとなりました。
↓日経アーキテクチュア
https://xtech.nikkei.com/media/NA/

日経ホームビルダーだけを今まで購読されていた方は、
日経アーキテクチュア、もしくは日経クロステックへのお手続きを
是非お願いしたいと思います。
↓日経クロステック
https://www.nikkeibpm.co.jp/item/nxt/2929/index.html

 

書類を送りつけても、書類の内容を理解できない現場監督が多いです。
おそらく理由は、普段から文字を読むことを避けているため、読解力が乏しい。
雑誌と言っても専門誌なので内容は一部難しいですが
日ごろから定期的に本などを読むことで、読解力が付いてきます。
また、知っておくべき情報も多く掲載されております。
自分自身や社員さんのレベル向上のためにも、専門誌の定期購読を
お勧めいたします。

 

今年最後の欠陥検査

今年、最後の欠陥検査に行ってきました。

検査した家は、愛知県内で割と数多く建てているメーカー。
基本的な設計は、規格化しているため間違いは出にくいですが、
施工面においての不具合がいくつかありました。

数多く建てるほど、使う職人が増え、上手い下手のばらつきも大きくなる。
品質を確保するには、検査が重要ですが、
社内検査が甘いために、指摘すべき事項を見逃しているか、
検査は形だけで、細部を見ていない。

不具合を放置したところで、意外と文句を言わない方が多いため、
クレームになる確率はごくわずか。
指摘されたら直すという方針だと思います。

事例1207 「構造用合板の欠落」

今朝、積雪がなく油断をしていたところ、
道路が凍結していて、交差点での発信時にタイヤが滑りました。

急に寒くなったため、現場での服装も一昨日から真冬の格好です。

 

■(1)今回の事例_____________

「構造用合板の欠落」
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◆写真解説

1階内部の壁、構造用合板未施工。
本来、合板が梁まで達するため、天井裏で合板が見える。

 

◆内容説明

耐力壁を筋交いと構造用合板で設計している家。
現場監督が図面を見落とし、構造用合板を入れ忘れた。
その数、約10枚。

壁量計算をやり直すと、基準法の必要耐力を下回る。
つまり、建築基準法違反で危険な状態。

最終的に未施工が確認できたのは、築6年経過してから。
その間、危険な状態の家に住み続け、事実を突きつけたあとも
早急に直す気配もない。

全国的に展開している割と有名な会社。
同じような家が他にもあると思われる。自主的に調査をすべきであるが
おそらく10年の瑕疵担保保証切れを待つと思われる。

構造に関する重大な問題であるため、
行政や国土交通省に内容を通知する予定もしております。

 

◆対策

この手の構造の問題は、完全には無くなりません。
施工者だけに品質管理を任せない。
第三者であっても施工者が発注する検査をあてにしない。

 

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■(2)編集後記

今年もあと10日ほどになりました。
新型コロナ感染の急増で、来週予定をしていた遠方の予定を延期。
その空いた日は、前後にぎゅうぎゅうに詰めていた予定を均しました。

年末まで欠陥検査1件。分譲の完成検査2件、
その他新築検査などで土日も予定が埋まっています。

出戻り

久しぶりに検査で出戻りました。
2日ほど予定を遅らせたにも関わらず、
予定変更の連絡がなかったためです。

ここの監督に限ったことではありませんが、
最近、現場監督の質の低下を感じます。

昨日も、検査の是正写真が足らない連絡を入れたところ、
書類を見ていないので指摘箇所が分からないと言ってきた。
書類を見ているからこそ、一部是正写真を送ってきたわけで、
嘘をついているとしか思えない。

その他、パソコンを使えない20代、30代の監督もいる。
教育しない会社も悪いが、自分自身に向上心がないのだと思う。

また、職人さんが監督をバカにしている現場も多いです。

あまりにレベルの低下を感じるため、新築検査依頼を受けた際、
こちらがダメだと認識している会社と監督の場合、
検査をお断りすることを今後、考えています。

元々のレベルが低いため、平均以上のレベルに引き上げるには
数回の検査だけでは無理です。
出来れば、業者を決める前から相談していただけると
良い家づくりのお手伝いができると思います。

この仕事は人手不足で、向き不向き関係なく採用してしまうことも
現場監督の質の低下原因だと思います。

 

 

工事途中の家、壊してやり直し

今日は、遠方の建築途中の検査予定でしたが、
先週末、解体して一からやり直すことを施工業者が決断したため、
検査予定は、なくなりました。

最初は、不具合に対し問題がないと強気だったはず。
私が検査に行き、徹底的に調べられるとまずいと思ったのかもしれません。
お金がかかるため、やりかえの決断をする業者は、少ないです。
逃げ切ろうとする会社が大半のため、依頼者にとっては良い結果になりました。

昨日も遠方の欠陥検査に行っていたため、2日連続で
別々の場所への出張予定でした。
今月はスケジュールの空きが少ないため、割と無理な予定を組んでいます。

 

 

 

 

現場監督が現場に来る頻度

住宅の現場に現場監督は常駐しません。
週に1、2回、顔を出せばよい方だと思います。

それを契約後に知って、不安になる方も見えますが、
現場に来る頻度は、それほど重要ではありません。

先日、完成した現場は、ほとんど監督さんは来ませんが
家に問題はなく、仕上げもきれいでした。
今、検査をしている別の現場も、監督さんは現場に来ませんが
基礎まで問題なく終わりました。

反対に、ほぼ毎日現場監督さんが来ているのに、
大工さんが手を抜いていて、注意をした現場もあります。

重要なのは、職人が誰かに見られてなくても、手を抜かない。
そのためには、悪い職人を排除し、良い職人だけの体制を作る必要があります。
この体制ができているのは、中堅のメーカーや地元工務店が多いです。

大手は下請けに丸投げするケースが多く、元請けが職人の質まで確認できない。
その分、元請け、下請けのダブルで監督がいたりします。

 

 

 

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