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古い基準を認識したまま

2ケ月連続である県の欠陥検査に行きました。
設計者、施工者は違うものの、重要な瑕疵内容を指摘。

もしかして、この地域では、建築の関係者の認識が
そうなっているのか疑い、面識のある同県の業者へ聞いた
ところ、そのとおりであることが判明した。

指摘の内容は、1つは基準法に抵触、詳細は建築学会で
規定され、広く、よく知られている基準。細かな部分の
内容に近年、改定があり、それに付いていけていない。
もう一つは、建築学会が30年以上前に基準を改定。
また、瑕疵保険の基準にも明記されている内容。
愛知県では認識を間違っている人は皆無だと思われる内容。

問題があるかどうかは、外部から指摘を受けないと
気づくものではありません。けれども、外部のチェックを
受ける機会は、そう滅多にあるものではありません。

自社の設計施工が、今現状の基準に適合しているのか、
施工者側が、弊社のような外部の検査(瑕疵保険などでは
ない検査)を受けてチェックすることも重要かと思います。

大手ハウスメーカーにおいても、自社で気づけていないミス
がいくつかあります。私に指摘をされ、認めてしまうと大事
になるため、証拠を出さず、口頭だけで問題ないと必死で
抵抗します。品質面において、社外の目でチェックすること
は大事だと思います。





事例1261 「基礎コア抜き 鉄筋切断」

先週は、炎天下の中で動きまわった日がありました。
作業中は、汗が出るのも心地よく、もっとできる
気持ちになるので、要注意です。

無理し過ぎると、帰ってから翌日にかけての
反動が大きいです。

 

■(1)今回の事例_____________

「基礎コア抜き 鉄筋切断」
______________________ 

基礎斫り

◆写真解説

基礎立ち上がりにガス管を通すため、孔をあとからあけた。
位置が悪く、鉄筋を削った。赤線が主筋。

 

◆内容説明

コア抜き(孔のあとあけ)を指摘すると、コア抜きしていない
と反論がくることがある。

写真の孔の廻りのコンクリートが破断しているのは、コア抜きの
現象。外側から孔をあけていくと、最後は写真のようになるため
コア抜きかどうかの判断は容易につく。
(このような現象は板でも同じです)

あとあけは、やむを得ないケースもあるが、
・鉄筋を切断しない
・鉄筋のかぶりを取る
・構造的に影響のない箇所にあける

事が重要です。ちなみに写真の上端への孔あけは、好ましい位置
ではありません。

 

◆対策

設計変更などでやむを得ず、コア抜きする場合は、
監理者などに指示を仰ぎ、鉄筋位置を探査してからあける。

 

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■(2)編集後記

欠陥住宅を認知するパターンは、
1、雨漏り、カビなどの発生で自分で家がおかしいと気づく
2、その後、家全体を疑い、専門家に検査してもらい
  その他の瑕疵を知る。

1だけでも、相手の対応によっては精神的なダメージが大きい
ですが、2で重大な瑕疵が発覚すると、さらに追い打ちをかけ
てしまうことがあります。

Aさんは、1でもかなり精神的にまいり、それを察したのか、
複数の行政機関、建築士、弁護士から逃げられる。2で私に
検査依頼(何となく察しましたが断るレベルではなく引き受け)
、建て替えが必要な重大瑕疵が発覚。その後、引き受けてくれる
弁護士がいないくらい、精神状態が悪くなっています。

家に対する思いは、施主側と造る側では開きが大きい。
欠陥住宅であっても、1の症状がなければ、知らずに住んで
いる方が大半なため、業者も頻繫にトラブルになるわけでは
なく、品質に関し、疎かになりやすい。
(痛い目にあってもすぐ忘れる業者も多いですが)

Aさんの件は、弁護士が決まらないと先に進みません。
弁護士が決まったところで、本人の状態によっては
この先、意思疎通の件などで、いろいろ難しいことが
多いかと思います。

親戚の方からは、何度も連絡を頂いておりますが、
弁護士選任に難航しています。

 

メーカーに質問をして無視される

この仕事をやっていると、商品不良を見つけることがあります。
先月検査した家で、不具合の原因として材料不良を疑いました。

そこで、専門業者数社に意見を伺うなどして、証拠を固めた上で
メーカーに材料不良ではないかと、問い合わせを入れました。

ところがその後、いくら待っても返事はなく、回答を催促しても、
返事はありませんでした。

メーカーも質問者がどんな人か調べるでしょう。
私だと分かると、こいつに返事しない方がよいと思われるのか、
無視される確率が高いです。

今回は、割と有名なメーカー。無視するのではなく、
回答できませんなどの返事があっても良いと思います。

建材メーカー等は一般の人と直接取引することはないため、
建築業者、設計事務所の方を味方します。また、商品不良が
発覚すると、それまでに出した商品に影響があるため、
不具合を素直に認める例は少ないです。

問題解決の参考として

最近気にしているのは、政治と宗教の問題がどうなるか。

私が学生の頃は、身近な先輩や同級生が宗教の勧誘を
しているなど、新興宗教が盛んだった時期だと思います。

それで興味があるということではなく、どのマスコミが
報道に積極的なのかと、この件におけるSNSの影響を
知りたいためです。

欠陥住宅問題においても、SNSの影響は高まっています。
難しい問題を解決していく方法の参考になればと思い
いろいろチェックをしております。



欠陥検査のお勧め

一時、依頼が集中した欠陥住宅検査の書類作成が
ようやくひと段落しました。

各現場の内容を振り返ってみると、
「カビ、雨漏り、ひび割れ」などの解決が目的で検査を依頼。
検査をしたら、不同沈下、構造躯体の強度不足など、
建築主自身では気が付かなかった重大な不具合が発覚する
パターン。

そもそも、地盤や躯体等、重要なところがきちんとできて
いないので、雨漏りなどの目に見える不具合が発生する
確率が高い。

何か家に異常を感じたら、家全体の検査をしてみることを
お勧めします。修理請求ができる瑕疵担保責任期間中の
築10年以内にできるだけ検査をしましょう。

反論がとてもおもしろい

指摘などに対する反論。会社の規模が大きいほど面白い。
内容を認めたくない場合、何等か反論しないと認めた
ことになるため、おかしなことを書いてくる。

紛争中なので、公表はできませんが、今週だけで2社、
面白い反論がきました。

反論の内容から、相手の状況が不利なのが分かります。
早めに不備を認めればよいですが、大手ほど知恵がある
分、しぶといです。


職人の反論

新築工事中の検査。2つ前のブログに書いた「保証検査会社」が
検査したあとに私が1日遅れで検査に入った。

指摘を出すと、職人からこんな反論がありました。
「○○○(保証検査会社の名前)」の検査に合格したので、
問題はない。

指摘内容は明らかな施工不良で、告示に違反しているため、
「そうですか、では問題ないですね」とはなりません。

昔から、この手の反論は裁判でも、よくあります。
私からすれば、聞き慣れた内容です。

それでも、検査自体はやらないよりはましです。
重大なものは見逃さないと思いますし、
複数の目で見ることは非常に重要です。

事例1260 「食洗機配管不備」

地価の分かる場所であれば、分譲住宅の値段を
以前は、ほぼ当てていましたが、
最近は、予想より高いことが多いです。

今日、伺った現場は予想より300万円も高かった。
資材高騰以上に値段が上がっている印象です。

 

■(1)今回の事例_____________

「食洗機配管不備」
______________________

食洗機排水

◆写真解説

食洗機の排水管、HT管未使用。食洗機の排水温度は最高で約70℃。
そのためメーカーは、耐熱温度が90℃のHT(耐熱塩化ビニル)管
の使用を施工マニュアルに記載しています。
HT管は色が赤いので、見分けがつきやすい。

 

◆内容説明

重大なものではありませんが、半年に1件くらいのペースで指摘
している内容。

指摘をすると「問題ない」という返事が来ることが多い。
おそらく、水道業者が規定があることを知らない。

写真の丸印から先は、熱湯も冷めるため、普通のVU,VP管
(グレー色)でOK。

流し台の排水は、耐熱管ではないので、熱湯を流さないように
気をつけてください。

 

◆対策

完成時にキッチンの配管を確認する。

 

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■(2)編集後記

海外からの木材の在庫が増えているというニュースを読みました。
一部、合板材料などはまだ品薄のようですが、国内産も増産され、
ウッドショックが終わるのではという予想も出ています。

それでも、木材以外の価格は下がる気配がないため、
家の値段は以前のような水準には戻らないでしょう。

 

保証、検査をしない保証検査会社

法律の規定に基づき、国土交通大臣に指定された住宅
瑕疵担保責任保険法人。

ある会社は、検査ミスを追求すれば、
「検査していません」といい。

保険を請求すれば、「支払いできません」と拒否する。

大口の取引がある会社には、契約を打ち切られないよう
保険の支払いがよいなど、対応はいろいろ。
結局は、利益確保が第一優先になっている。

保険法人の運営自体をかえないと、現状、本来の目的で
ある消費者保護になっていません。

今回、依頼を頂いたケースは、保険の支払いを頑なに
拒否していて、その理由も疑問が多いです。
おそらく、訴えることになるでしょう。

安易に支払い拒否ができないような、先例が作れると
良いですが。


偽情報

ラジオで住宅会社が宣伝していた内容が、あまりに
おかしなことが多く、後日、HPを見てみました。

売り込み方法として、同業他社や住宅業界の批判を
していますが、あまりに不勉強のため、間違いが多い。

また、SDGsに沿った商品開発を強調していますが、
それもズレた内容が多いです。

売ることだけを目的に、広告会社に丸投げしたような
内容。社内の技術者はチェックしていないと思います。

広告と言えば、ユーチューブを宣伝に使う会社も
増えてます。
今週初め、ガーシーの真似をしているような、住宅
関連の動画が上がっていると、知人から情報を得て、
見てみると、そのとおりでした。

ある特定の会社を強烈に批判し、正義を振りかざして
いるように見えますが、目的はユーチューバーになり
たいだけと思います。自信満々にしゃべっていますが、
内容は間違いだらけで薄っぺらいです。

そのうち、攻撃している会社の反撃にあうでしょう。

正確でない情報も出てしまうのが、ネット、広告の
怖さです。

おかしなものを信用しないためには、やはり、知識や
情報収集、判断能力が必要だと思います。

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