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防耐火仕様

午前中は構造検査。午後は、裁判の打ち合わせ3時間。
帰ってからは、問い合わせなどの対応に追われ、あっという間にこの時間です。

ある学者の研究によれば、人が仕事に集中できるのは週55時間まで。
それ以上の仕事は、精度を欠いたりするそうです。

週5日労働なら1日11時間まで。
週6日労働なら1日9時間ほど働けます。

この数字を意識して、仕事時間の短縮に努めたいです。

昨晩、札幌で11人の方が無くなる火災がありました。
事務所近くの寿司店でも火災があり、1名亡くなられている。

検査で防耐火に関する指摘率はかなり高い。特にミスが多い建物は以下です。
住宅では、準防火地域、防火地域の木造3階。
省令準耐火構造の仕様の家。
住宅以外では、共同住宅、老人ホームなど。

今現在、新築の共同住宅の内部を丸裸にして、防火施工などをやり替えている現場もあります。

命に関わる、防耐火の施工。
これらの建物を建てる時は、検査を入れることを強くお勧めします。

 

事例1071 「筋交い未施工」

今日は2件、床下に入りました。
そのため、夜、事務仕事をしていると、顔が埃っぽい。
顔と目を洗いましたが、髪の毛や首周りに未だ残っている感じ。

気になると、仕事に集中できませんね。

 

■(1)今回の事例______________

「筋交い未施工」
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◆写真解説

屋根裏から2階壁上部を確認。図面に記載のある筋交いがない。

 

◆内容説明

完成した現場でも、壁の石膏ボードを梁まで施工していない場合、
屋根裏から筋交いが確認できます。

写真は瑕疵検査時に、発見した筋交い未施工。

中間検査や瑕疵保険検査がある現在でも、たまに見かける事例です。

未施工分だけ、耐力が弱くなる。

 

◆対策

工事中であれば、筋交いの有無の確認は容易です。
念のためチェックをする。

 

 

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■(2)編集後記

先週あたりから右ひじに痛みを感じ、昨日からはプラス右手首が痛い。
直前まで原稿を書いていたので、腱鞘炎かと思いましたが、位置が違う。

思い当たる原因として、今月は床下によく入る。
写真を撮る際に、タブレットを無理して持っていることくらい。

シャッターボタンが右にあり、右手だけで支えながら、ボタンを押すことがあります。
両手で持てばよいですが、無理なケースが多いです。

床下だけ普通のカメラに変えればよいですが、
黒板入りのタブレットを一度使ってしまうと、その便利さに後戻りできません。

痛みが引いたら、腕を鍛えようと思います。

 

よくあるご質問

今現在、現場監督も不足しております。

今日伺った現場の監督は、ベテランなのに段取りが悪く、
職人からも辞めて欲しいと言われるくらいの人。

現場を嫌う若者が増えているので監督確保は今後の大きな課題です。

 

最近よくあるご質問。

Q「遠方でも検査に来てくれますか」

A「可能です」

瑕疵検査は北海道から沖縄、日本全国対応可能です。裁判も各所でサポートしております。
(裁判サポートは、電話、メールが主です)
新築検査は、複数回伺う必要があり、回数が多くなりますと、交通や出張経費の負担が大きくなります。
料金をご納得いただけましたら対応いたします。

意外と沖縄は交通費や出張経費が安く済みます。
早朝、深夜便のLCCがありますし、空港から1時間くらいの現場が多く、日帰りできます。

また、海外の家や工場の検査依頼の問い合わせも、過去に頂いております。
アジアなどで交通の便が良く、英語が通じる地域であれば、対応可能です。

耐震化目標

このニュースを読んで、国は現実が分かっていないと思いました。
↓↓

内閣府は27日、「防災に関する世論調査」の結果を発表した。
今回初めて住宅の耐震診断を実施しているか尋ねたところ、
「実施していない」と答えた人が51.5%だった。
政府は2025年までに耐震性が不十分な住宅をおおむね解消することを目標に掲げている。

2週間ほど前も耐震診断に行きました。
行政の無料耐震診断が実施されてから10年以上経過していると思います。
70代の依頼者に、なぜ今まで申し込まなかったと聞いたところ、
「悪い結果が出るのは当然。結果が出たところで補強する気はない。
子どもは他へ家を買い、この家には住まない。あと何年住むか分からない家にお金を掛けれない。
市役所からのDMが頻繁に届くため、今回申し込んだ」という回答でした。

大多数がこのような意見だと思います。
お金をかけて補強したところで、今の日本では家の価値はわずかしか上がらない。
生きているうちに地震が来ないかもしれないと思うと、大金をかける決断ができない。

今の現状で、政府の目標は達成できるわけありません。
最近は、補助金を使い耐震補強する家も減っています。
根本的にやり方を変えないと、大地震が来た時に大きな被害が出てしまいます。

 

 

セミナー

昨晩、名古屋駅前で、今年初のセミナーを行ってきました。

セミナーというよりは、長井の独演会と言ったほうが良いかもしれません。

今回は、専門業者さんの集まり。直接施工に関わる方へ怖い話をたくさんしました。
施工者側の意識を変えることで、瑕疵問題は減っていくと思います。

このあとも何件かご依頼を頂いております。

業者相手ばかりではなく、施主向けのセミナーもやってみたいですね。
構造や省エネの話など、ハウスメーカーからとは違う情報をお出しできます。
主催すると準備や人集めが大変のため、講師として呼んでいただくのが理想です。

 

みんなのニュースに出ます

フジテレビ みんなのニュースに出演します。
29日 月曜日 18時14分頃から20分間ほど。

関東広域のみの放送です。(東海テレビには再放送をお願いする予定)

欠陥の現場を2件、紹介します。
1件は、施工者の言い訳が聞けると思います。
もう1件は、施工者の代理人である弁護士からの回答はありませんでした。

実害のあるミスを犯しても、何が悪いという態度。
世間からもっと圧力をかけないと、業界は変わりません。

1件は、紛争審査会の調停が不調に終わり、これから裁判に移行。
もう1件は、売買、施工に関する違反行為が多々あるにも関わらず、
お金がないから責任を取れないと言っているため、弁護士を付けます。
売買、建築に関わった人(名義貸しを含む)全てに責任を追及していく予定です。

 

極寒

ここ数日、異常な寒さが続いております。
私の自宅も例年に比べ暖房の効きが悪いと感じております。
寒さが続くと、壁、屋根などの温度が低いままになるため、余計に寒さを感じます。

断熱の基準で、地域を8つに分けています。
(沖縄、北海道を除けば6区分)

最近の寒さだけを見れば、2ランクくらい寒い地域に該当する寒さではないでしょうか。
(例、東京23区:6区分→奥多摩町:4区分)

毎年、ある現象ではないと思われますが、夏も異常に暑かったりするので、
家を造る際に、現状の省エネ基準で満足せず、少し上のレベルで計画されることをお勧めします。

 

 

 

事例1070 「火打ち梁のボルトの種類が違う」

気温が上がりません。
滋賀県に検査に行きましたが、帰り道、彦根あたりで2℃。

明後日くらいまでこの寒さが続きます。
水道管、生コンなどの凍結に注意が必要です。

 

■(1)今回の事例______________

「火打ち梁のボルトの種類が違う」
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◆写真解説

火打ち梁の固定ボルト。抜いてみたら長さ5CMのスクリューだった。
本来、貫通ボルトを施工する必要がある。

 

◆内容説明

鋼製の火打ち梁。固定は、貫通ボルト+釘で構造認定を取得している商品。
短いスクリューでは、強度不足になる。

釘は一緒に付いてくるが、ボルトは現場調達。
大工がボルトの種類を確認しなかった。

ボルトの頭だけ見れば、違いが分かりにくい。
ボルト未施工部があり、その穴を見て間違に気づいた。
(仮にあけた穴が貫通していなかった)

 

◆対策

構造検査時に確認すれば、貫通しているか判断できる。

 

 

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■(2)編集後記

この20日に発売された「日経ホームビルダー」

私がたくさん登場します。
・キッチン換気扇ダクトの記事
・2018年の住宅業界を読む
・結露水の記事
・いつもの連載

このうち2つは12月に取材。TV取材なども重なり、バタバタしました。
2018年の住宅業界を読むは、プロのカメラマンを呼んで約1時間半撮影。
そのうち、使われた写真は1枚だけでした。

TVでも15時間撮影して、放送は15分。
メディア業界は大変ですね。

 

価格の差の要因

高いハウスメーカーほど、職人の単価や材料が高いと思われている方が多いと思います。
単価が高い=いい職人を使っている、だから安心だと思われていませんか。

住宅系の雑誌で、大工賃金が公開されていました。
坪単価100万円超の会社と50万円以下のローコストメーカーでも賃金は変わらない。
地域によってはローコストメーカーの方が上。

当たり前ですね。賃金に大きな差があれば、皆、そちらへ行きます。
材料費もほとんど変わりません。
大手は、生コンやサッシ、住設が半値になるなんて話はありません。
何で価格差が出るかと言えば、利益や経費です。

売値の高い安いではなく、品質管理に費用をかけているかどうかで、品質レベルに差が出ます。

 

データ

最近読んだ本、「残酷すぎる成功法則」
エリック・バーガー著 飛鳥新社
そこに書いてある弁護士に関するデータを引用します。(アメリカのデータです)

・弁護士はほかの職業より3.6倍うつ状態に陥りやすい。

・弁護士は報酬が最も高い職業であるにもかかわらず、54%は自分の仕事に不満がある。

・弁護士とは、その就業者の退職を手助けする準専門職が存在する唯一の職業である。

細かな説明は省略しますが、紛争ごとは、代理人の立場であってもこうですから、
当事者はもっと、うつ状態になりやすいです。

 

昨年、新規で欠陥検査した現場のほとんどは、話し合いなどで解決してます。
新規の裁判が増えるペースが減ってきたことは嬉しいです。

それでもまだまだ、多くの裁判に関わっていて、
来月あたり、嫌な仕事の一つ、証人尋問も予定されています。
今年は、裁判手持ち数を20%くらい減らしたいですね。

 

 

 

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