ブログ

外壁温度

下は赤外線サーモグラフィーカメラ画像。

昨日、検査のついでに、2件隣り合う家の外壁を記録しました。
(天候晴れ、午前11時頃)
赤丸は黒色のサイディング、表面温度約46℃
白丸は白色のサイディング、表面温度約35℃

その温度差は約10℃。

サイディングの熱が通気層から壁の断熱材に伝わります。
夏の壁からの暑さを和らげるには、白系の外壁にするか、
遮熱機能のある防水紙を使うと良いです。
(遮熱性能は商品により、かなり差があります、
性能をよく確かめて選んでください)

冬場を優先すると、黒系の外壁の方が、壁は暖かいです。

 

違法建築

今週の検査予定の大半が来週へ移動しております。
猛暑が関係しているかどうかは分かりませんが、
来週の予定がほぼ一杯になりました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先日、最高気温39℃の日、欠陥検査に行ってきました。
1日検査をした夜は、さすがに仕事する気にならなかったです。

この家、検査済証が出たあとに、すぐ工事を行い、
違法建築になってしまった。
建築主が、違法建築を望んだわけではなく、業者主導で実施。

今から20年ほど前くらいまでは、良くある話でしたが
今時、とても珍しい。

通常、この手のケースでは建築主が得をしますが、
今回のケースは、建築主が得することばかりではありません。

行政は完成した建物に対しては、指導をするケースは少なく、
どう解決していくか、難しい問題になると思います。

事例1229 「耐力壁、ビス間隔が広い」

昨日、2回目のワクチン接種をしました。
副反応は、1回目より、倦怠感が強く出ました。

ただ、この暑さが原因で、だるいだけだったのかもしれません。


■(1)今回の事例_____________

「耐力壁、ビス間隔が広い」
_______________________ 

◆写真解説

2×4耐力壁部の石膏ボードビス間隔。
@100mmで施工する必要があるところ、@150mmで施工されている。
クロスの上から磁石でビス位置を確認。

 

◆内容説明

準防火地域木造3階、省令準耐火構造、2×4(2×6)、
これらの建物は、防火や構造の規定で
石膏ボードのビス間隔が決まっています。

現場監督、大工が基準を知らないと
本件ように広く打たれてしまいます。

ビスが少なければ、所定の耐力が確保できません。

この件を指摘したところ、最初の回答は、「問題はない」。
バカなことを言っているなと思っていましたら、
その後、代理人の弁護士から書面で「修理する」という回答が来ました。
構造に関する重要なことなので、当たり前です。

その他、重大な瑕疵をいくつか指摘してますが、
修理する気がないようです。

 

◆対策

クロスを貼る前にビス間隔を確認する。

 

==============================

■(2)編集後記

いつも欠陥住宅裁判でお世話になっている弁護士さんから
古い鉄骨建築物の簡易的な鑑定依頼を受けました。
(図面がないため簡易的な事しかできません)

築約50年、多少の問題はあると予想はしていましたが、
全く基本ができていない、自己流で建てられたものでした。
(検査済証も受けていないと思われる)

今まで地震がないため、倒壊せず建っていますが、
大きな地震が来れば、簡単に壊れる施工状態。

空き家問題など、中古住宅の活用が課題になっています。
古い建物を購入するときは、構造を判断できる建築士に
見てもらってから購入することをお勧めします。

 

 

事例1228 「エコキュートアンカーボルトの不備」

7月末からの忙しさがひと段落しました。
暑さが厳しくなっているので、タイミング的に良かったです。

今回は、先回のブログで取り上げました
今でも指摘率が非常に多い内容を再掲載(写真は新しいもの)。

修理がやや大変なため、指摘率を減らしたいと思います。

 

■(1)今回の事例_____________

「エコキュートアンカーボルトの不備」
_______________________ 

◆写真解説

エコキュートアンカーボルトの径が規定より小さい。
(M12を使用すべきとところM10使用)
座金も小さく、脚元の緊結が不十分。

 

◆内容説明

脚のアンカーボルトが取り付く箇所は、M12を想定しているため、
M10で施工すれば、座金が小さく、脚の部分を十分に押さえない。

告示で定められている内容で、施工マニュアルを見れば間違うはずはない。
にもかかわらず、間違いが多いのは、施工マニュアルを読まない
監督、職人が多いことが分かる。


エコキュートは15年前後で、故障しやすくなる。
交換するまでに大地震が来なければ、これでも問題はないが、
来るか来ないかは分からない。

 

◆対策

完成時にアンカーボルトを確認する。

 

==============================

■(2)編集後記

先日、私の指摘に対し、細かすぎると文句を言ってきた監督がいます。

いろいろ押し問答する中、最後に
「俺は、資格はないが、現場経験はお前より長い。俺の判断が正しい」
と言って帰って行きました。

そんなこと言われても、お客さんや私が、そうですかと納得するわけがありません。
この会社、監督がこの人だけなので、先が思いやられます。

 

 

 

 

エコキュート、アンカーボルトの不備

今月末に実施した完成検査で指摘が多かった内容は、
「エコキュートのアンカーボルトの径が小さい」

この件は、日経ホームビルダーで記事を書きましたし、
ホームページの欠陥写真でも解説しております。

告示で定められている内容ですが、
なぜか、業界全体の認識が低いです。

間違いやすい原因は、
1、アンカーボルトが現場手配。商品に付属でない。
2、取り付け業者が施工マニュアルを読まない。
3、配管カバーが付くため、設置後は目につかず、間違いに気付きにくい。

平時は、径の細いボルトでも支障はありませんが、
大地震時にタンクが倒壊する可能性が高くなります。

一般的なサイズのエコキュートのアンカーボルトは
「おねじアンカーM12」での施工が必要。

告示は計算によってアンカーボルトを算出するため、
施工マニュアルを確認したほうが分かりやすく、確実です。

完成ラッシュ

毎年7月は完成現場が多い。
今年は月末に検査が集中しているのと、
先週の4連休の影響もあり、
今週は検査スケジュールが詰まっています。

この時期は日が長いため、何とかこなしていけますが、
冬場でしたら、スケジュールに組み込めない現場が
いくつか出ていたと思います。

事例1227 「外壁改修の手抜き」

先週末に1回目のワクチン接種を行いました。
移動が多く、多くの人と接する仕事内容から
不安がないわけではありませんが、打つ選択をしました。

接種の翌日に、遠方への出張を組んでまして、
熱が出たらどうしようかと不安でしたが、
副反応は出ず、仕事を無事、遂行することができました。

 

■(1)今回の事例_____________

「外壁改修の手抜き」
_______________________

 ◆写真解説

外壁の塗り替え工事で、契約に入っているシーリング打ち替えを
省略され、ここからの雨漏りが止まらない。

 

◆内容説明

外壁改修前より、窓からの雨漏りが発生。
外壁全体を改修すれば雨漏りが止まると思っていたが止まらなかった。

リフォーム業者に苦情を申し立てたが、対応しないため、
弊社が雨漏りの原因調査の依頼を受けた。

3階の窓のため足場を組み、水かけ試験した結果、
劣化したシーリングから雨が入っていた。

外壁改修の見積書を確認すると、
サッシまわりのシーリングの打ち直しは計上されていたが、
写真箇所のように打ち替えを省略している箇所が何箇所かあった。

 

◆対策

外壁塗装も手抜きをされやすい工事の一つ。
きちんとした業者に依頼をする。

 

==============================

■(2)編集後記

業者と修理などの話し合いをしている現場、
立て続けに弁護士対応に変わってきております。

費用は掛かりますが、自分の代理となり、動いてくれるので、
業者にとって自分で交渉するより楽です。

昔に比べ、弁護士対応の確率が高くなっている印象を受けます。

 

 

手抜きの実態を収録

昨日と今日のAM、TVのロケでした。
先週の現場と今回の計2件を放送する予定です。
(フジテレビの報道番組、放送日は今日時点で未定、
まずは関東地区での放送です)

実は、先回のブログの現場が、今回のロケ対象。
長い時間、現場にいて、手抜き工事のひどさを改めて確認しました。
手抜きがひどく、施工後半年の防水が、10年以上経過したような劣化をしています。
それが原因で、直下に雨が漏る。

何故、手抜きをするのか・・利益を多く出すため以外、理由はないと思います。
見積もりを高く出すと、選ばれない可能性があるので、
見積もりは安めに出し、工事で手抜きをして利益を多く確保する。

手抜きをしやすいのは、普段目につかない箇所。
屋根や床下などの工事は特に注意が必要です。


事例1226 「屋上防水の手抜き」

先日、検査依頼を受け、内容を聞くと
依頼者にとって、検査をすることがプラスにならない内容でした。
費用が無駄ですよと説得し、依頼を受けませんでした。

「来る仕事拒まず」がポリシーではありません。
もちろん、検査の押し売りも一切致しません。
安心してお問い合わせください。

 

■(1)今回の事例_____________

「屋上防水の手抜き」
_______________________ 

◆写真解説

屋上防水改修工事後の写真。
ALCの目地の見え方からも明らかに塗膜が薄く、雨漏りが止まらない。

 

◆内容説明

雨漏りを止める目的で、屋上の防水改修を業者に依頼。
工事が完了しても雨漏りが止まらないため、
屋上を確認した住人自から、手抜きに気づいた。

手抜きは明らかで、下地に施工するメッシュが未施工。
防水の工程、全6~7種、厚さにして計2mm弱の塗膜になるところ
既存のALCの目地がはっきり見えるくらいに薄い。
すでに防水が破れている箇所があり、厚さを測ると0.8mm程しかなかった。

普段、見えない箇所でかつ、途中工程が多いものは手を抜かれやすい。
屋上の防水は2つの条件が揃う。
材料と手間を抜く目的だったと思われる。

 

◆対策

現場に納入された材料の数を数え、全て使用されたかチェックする。
各工程ごとの写真を出させる。

 

==============================

■(2)編集後記

このところ、火災保険や補助金を使った外壁改修のメールが入ってきます。

適用されるケースもあるかもしれませんが、
一般的には適用されないケースが大半だと思います。

また、あとから保険金や補助金が使えないというトラブルも相当あるようで、
注意をしてください。

以前紹介しました水道工事のトラブルもTVなどで
度々紹介されています。
緊急で仕方なく依頼をする場合は、大手を選んだ方が、
トラブルになる可能性は低いです。
(大手でも広告の料金では済まないケースが多いです)

 

週開けの電話対応

昨日は1日、TVのロケでした。
移動時間を含め、拘束時間は16時間。
長時間を覚悟していましたが、予想より2時間ほど長かったです。

帰りが遅かったため、今日くらいは現場へ出たくない気分ですが、
今日も明日も欠陥検査を入れております。

もう1本、別現場でのロケを行い、その後、放送される予定です。

最近、月曜日に電話連絡、問い合わせが集中する傾向にあります。
昼間は、現場や打ち合わせのスケジュールを余裕なく詰め込むため、
特に電話対応は、その日のうちにできないことがあります。

時間に関係なく対応ができるメールを入れていただいた方が、
電話より回答が早い場合が多く、お勧めいたします。

メールを普段使わないという方は、ショートメールを入れていただくと
同様に回答が早いです。

私がメールを打つときに、心がけていることがあります。
それは「時間をかけずに書く」。
書き終わった際に、さっと読み返しはしますが、
細かなことにこだわらず、要件だけ伝わればよいという考えです。

LINEなどは音声入力するため、漢字変換の間違いは頻繁にあります。

誤認識されそうな誤字は直しますが、あとから間違いに気づいても、
問題なさそうなものは、そのままにすることが多いです。



安心への第一歩!まずはお気軽にお問い合わせ下さい売り込みは一切致しません

052-739-5471 平日受付9:00〜18:00

090-6614-1376 ソフトバンク 土曜日も対応

有限会社カノム 名古屋市守山区小幡南三丁目20-28 シャトー小幡駅前 303

即対応・土日検査可

24時間受付 メールでのお問い合わせはこちらをクリック

ページ上部へ戻る

Contents

著書のご案内

『ホントは防げる欠陥住宅』
日経BP社 (2018/9/25)

『ホントは防げる欠陥住宅』書籍陰影

「欠陥防止の勘所」
2021年1月号~6月号連載
『日経アーキテクチュア』

『日経アーキテクチュア』書籍陰影

「現場で役立つ 欠陥防止の勘所」
2015年4月号~2021年4月号連載
『日経ホームビルダー 現在休刊』

『日経ホームビルダー 家づくりの軌跡が示す未来への道筋』書籍陰影