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事例1112 「屋根材が飛んだ」

昨日は午後から東京で打ち合わせ。

終電の新幹線に乗れず、品川泊。
朝、名古屋へ戻り、そのまま現場へ入ります。

 

■(1)今回の事例______________

「屋根材が飛んだ」
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◆写真解説

台風の風で屋根材が飛んだ。
釘打ち位置のずれ、接着不良が原因。

 

◆内容説明

「アスファルトシングル」という屋根材。
大手分譲メーカーが採用するなど、よく見かけます。

昨年あたりから、台風で飛んだという報告を結構受けています。

実際に飛んでしまった現場を確認すると、
施工不良が見受けられる。
職人がマニュアルをよく読まず、自己流で施工しているのが原因だと思われる。

 

◆対策

仕上がると、釘や接着剤は確認できない。
職人への事前指導が重要です。

 

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■(2)編集後記

現場の人出不足が深刻です。

現場は汚い、危険、きついの3K。
さらに職人やお客さんなどとのコミュニケーションも取らないといけない。

好き好んで現場の仕事に就く若い人が激減しています。

今現在、根本的な改善の動きはないため、今後、ますます人出不足になるでしょう。

 

 

 

事例1079 「シーリング不備」

たくさんの相談依頼を頂いております。

昼間は現場、夜は書類作成業務があるため、対応できるのは夕方の1時間か2時間。
枠が少ないため、お希望いただいてもすぐに対応できないこともあります。

 

■(1)今回の事例______________

「シーリング不備」
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◆写真解説

窓まわりのシーリング不備。
下地の木が出すぎて厚さが確保できていない。切れやすくなる。

 

◆内容説明

木造住宅用のサッシを鉄筋コンクリート造や鉄骨造に付けることがある。
理由は値段が安いから。(写真は鉄筋コンクリート造に取り付け)

当然、納まりが悪くなり、おかしな下地を組むと
写真のように、シーリング目地などにしわ寄せがくる。

シーリングをいい加減に施工すると、耐久性に影響する。
早期に切れてしまえば、雨漏りする恐れがある。

 

◆対策

シーリングを施工する前に目地のチェックを行う。

 

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■(2)編集後記

先日、検査に伺った現場。
依頼を受けたときは、施工者の雰囲気から品質を期待していなかった。

実際、検査をしてみると、非常に品質が良かった。

品質が良い現場の条件は、現場監督、職人が良い。
瑕疵が多い家は、両方が悪い。

契約時に良し悪しが分かるとよいですが、一般的には分かりません。

 

事例1062 「フローリング盛り上がり」

年末まで結構予定が埋まっております。

特に直近は、予定がどんどん埋まるため、年内に入れられる仕事はわずかです。

 

■(1)今回の事例______________

「フローリング盛り上がり」
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◆写真解説

フローリングの盛り上がり。短辺の継目が盛り上がり、山になっている。
(赤線部が継目)

 

◆内容説明

フローリング材自体の収縮により継目は動きやすい。
そのため、継ぎ目の固定は釘(ステープル等)+ボンドできちんと施工する必要がある。

施工方法はマニュアルや梱包に書かれているが、それを読まず
自己流で施工する大工さんが多い。
ボンド、釘の両方が施工されていないケースも未だに多く見られる。

 

◆対策

施工前に大工さんに正しい施工方法を認識させる。

 

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■(2)編集後記

普段から現場でいろいろな情報や疑問などを拾っております。
今回、キッチン換気扇ダクトの材料、種類ついての疑問を
日経BP社さんに調べてもらったことが記事になりました。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnews/15/112401751/

(会員登録しないと読めないです)

消防署の見解は意外と厳しかった。

建築関係者には是非読んでいただきたい記事です。

 

事例1058 「早期のシーリング切れ」

観光が盛んな場所へ検査に行ってきました。
紅葉も有名ですが、山や街を見る限り、色づきはいまいちでした。

ここ2,3年、紅葉が綺麗でないと感じております。

 

■(1)今回の事例______________

「早期のシーリング切れ」
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◆写真解説

築1年目に発生した外壁シーリング切れ。
雨漏りの原因になることもある。プライマーの施工不良。

 

◆内容説明

シーリング材自体に接着性はありますが、さらに接着を強めるため
シーリングを打つ前にプライマーを施工します。

最近は、塗装済のサイディング材が主流。色が付いたプライマーを使わないため、
塗り忘れが起きやすい。(プライマーは外壁に等に付くと落とせない)

サイディング材は収縮する材料であり、プライマーの施工忘れは
写真のように界面でシ-リングが切れやすい。

シーリングが切れても、下地防水がきちんとしていれば雨漏りしないが、
施工不備であり、修理が必要。

 

◆対策

シーリング工事を終日監視するのは難しい。
職人への施工の徹底が重要。

 

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■(2)編集後記

明日は午後からTVのロケ。
今回もひどい事例にカメラを入れます。

ひどい実態を広く知っていただき、業界が変わっていくことを期待します。

今月はTVロケ2件。雑誌などの取材3件。(自費を払っての広告取材ではないです)
月末に大半が集中する予定であり、忙しくなりそうです。

事例1048 「フローリング仕上げ不良」

この連休は、台風の影響で高速道路もほとんど渋滞なし。
スムーズに移動できました。

 

■(1)今回の事例______________

「フローリング仕上げ不良」
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◆写真解説

フローリングが斜めに張られている。
クローゼットの扉に対し、溝のラインが水平でない。
施工不良。

 

◆内容説明

過去、躯体自体が菱形で組まれ、壁のラインとフローリングの溝が
水平になっていない家があった。(現在、裁判中)

今回紹介した例は、躯体精度に問題はない。
大工の施工ミスによって斜めに張られた。

床の機能的には問題はないが、正しい施工ではなく、見るたびに気になる。

プロでない大工が施工した疑いがある。

 

◆対策

完成時、施主検査などで仕上がり具合をチェックする。
(弊社が行う完成時の検査は仕上げ不良もチェックします)

 

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■(2)編集後記

昨日は、来月のセミナーの資料つくりに時間を割きました。
2時間の講演で、半分以上は初めて披露する内容です。

日経さんのセミナーに比べると自由度が高く、
内容を前もって提出する必要はありません。
また、主催が公益社団法人のため、講演料はいつもより格安ですが、
やるからには手を抜きません。

これ以外に、原稿や意見書などの締め切りが迫っています。
現場予定も多いですが、文字を打つ時間が多い週になりそうです。

 

 

 

 

 

事例1031 「フローリング ボンド未施工」

現在、基礎の着工が多くなっているようです。
今後、躯体の組み立てが忙しくなり、大工不足が懸念されます。

今年も新築の着工は、比較的多い見通しです。

 

■(1)今回の事例______________

「フローリング ボンド未施工」
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◆写真解説

家全体で床なりが発生。
フローリングをめくって見ると、必要である接着剤が全く付いていなかった。

 

◆内容説明

フローリング材のクレームは頻繁に起きている。
そのため、新築検査でタイミングが合えば、細かな個所を確認している。

施工不備を指摘すると、ほとんどの大工は反発する。
自分が良いと思って施工している方法にケチをつけられるからでしょう。
「あとから不備が出たら、全て責任を取れ」と言うと、黙って従うことが多い。

建材メーカーはクレームに備え、接着剤や釘の施工を強化してきた。
ただ、その情報が施工者側に伝わっていないことが、不備が多発する原因です。

フローリングの不備については、来月発売の日経ホームビルダー8月号で
詳しく紹介します。

 

◆対策

施工中、釘の長さ、施工位置、
ボンドの種類、ボンドの施工箇所を確認する。

 

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■(2)編集後記

瑕疵の責任を下請けに擦り付ける例が多い。
不具合を理由に、支払いを止めると、下請けへの支払いも止まる。
下請けに支払いをしなければ、元請けの損害はないか、減る。

中には、直接代金を請求してきたり、資材を勝手に引き上げる下請け業者もいる。

代金決済の前にもめた場合は、注意が必要です。

 

事例1030 「ホルムアルデヒド放散」

昨日は4時起きで、遠方まで検査に出かけ、帰ってきたのは22時。

昨日以外も、今週は現場予定がびっしり。移動中もやることが一杯。
帰ってからは、書類処理に追われ、それが終わると裁判書類等の作成に追われます。

今週末も、紛争の現場立ち合いなど、予定が埋まっております。
急な検査依頼対応ができない状態です。

 

■(1)今回の事例______________

「ホルムアルデヒド放散」
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◆写真解説

あるメーカーのキッチンから、やや高めのホルムアルデヒドが放出されている。
F☆☆☆☆の表示が疑わしい。

 

◆内容説明

完成検査の際に、ホルムアルデヒドを測定している。

春頃より、あるメーカーの家だけ、数字が上がる。
発生源を調べたところ、原因はキッチンでした。

大手ブランドのキッチン。おそらくフォスター表示はインチキだと思う。

シックハウスの発症率は、それほど高くない。
また、24h換気を回せば、濃度が下がるため、今のところ問題にはなっていないようです。

こういった件は国が調べて、摘発してくれればよいが、
ホルムアルデヒドに関しては、対応はしてくれないようです。

もう少し証拠を集めてみます。

 

◆対策

法改正以降、シックハウスのことは、あまり聞かなくなった。
ただし、新たに発症している人は未だいる。

使う材料を、設計時に確認する。

 

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■(2)編集後記

現場で使うカメラを買い換えました。
今までとは機能が大幅に違います。現場撮影専用に開発されたカメラです。

新築検査の途中の方は、様式が少し変わることをご了解ください。
グレードアップのため、途中からでも変更させていただきます。

事例1013「サイディングの吸水」

セミナーが終わっても、忙しさが続きます。
明後日までに原稿、3件の書類の締め切りがあります。

明日の飛行機+レンタカー移動の日帰り予定が無くなったため、
何とか間に合いそうです。

 

■(1)今回の事例______________

「サイディングの吸水」
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◆写真解説

サイディング下部の含水率が高い。
下端をカットし断面を防水処理しなかったことが原因。
劣化を早める。

 

◆内容説明

横目地を揃えるため、下端を少しカットしている。
土台水切りに跳ね返った雨や外壁を伝う雨が断面から吸水、
サイディングを膨張させる。

寒冷地であれば、凍結し材料がボロボロになる。
凍結しなくても膨張、収縮を繰り返すため、劣化を早める。

 

◆対策

メーカーの施工マニュアルにカットした際の断面処理が書かれています。

下屋の部分など他にもカットする箇所がいくつかある。
切断面の防水処理を忘れない。

 

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■(2)編集後記

今日、伺った現場。大工さんだと思って話していたら、現場監督でした。

配筋検査で1回会いましたが、それから数ヶ月、一度も会ってなく
車も服装も「大工」という感じだったので間違えました。

最近、監督なのか大工なのか分からない人を他にも見ています。

大工不足で、監督が大工仕事をやらないと現場が進まないのでしょう。

 

 

事例995「フローリングの部分的な傾斜」

雪の降りやすい場所からの依頼を受けているため
車のタイヤをスタッドレスにかえました。

いつもは12月中旬くらいでかえるので、今年はかなり早めです。

 

■(1)今回の事例______________

「フローリングの部分的な傾斜」
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床の傾斜

◆写真解説

フローリングの傾斜が大きい。歩くと気になるレベル。
下地の合板が雨に濡れ、反ったことが原因と思われる。

 

◆内容説明

最近の1階床は、厚さ24mmや28mmの合板を使う現場が多い。
合板の厚みが厚い分、根太を使わなくても済む。

根太がないと合板の固定間隔が広がるため、
合板が変形しやすい。

写真の程度の傾斜であれば、フローリング施工時に大工が気づくはず。
フローリングの施工後に傾斜が増した可能性が高い。

修理は床下から下がっている箇所を上げる。

 

◆対策

1階床は屋根より先に施工するため雨に濡れやすい。
養生を厳重に行う。

 

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■(2)編集後記

愛知県は職人不足の影響が出てきています。
本当に職人が施工したかと思える現場がポツポツ出始めています。
業者が威圧してきても見逃しません。
ひどすぎる場合はやりかえてもらいます。

工期に間に合わせるため腕のいい、悪い。
プロかプロでないか選んでいる場合ではないようです。

全てお任せしておくと、知らない間に隠蔽され、仕上がってしまいます。
まめに現場をのぞいた方が良いでしょう。

事例984「フローリングの山」

朝一番目に入った現場で、もめごとがあり
1時間予定オーバー。

その後、予定をぎっしり入れていたため、
余裕のない1日になりました。

 

■(1)今回の事例______________

「フローリングの山」
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フロアの膨らみ

◆写真解説

フローリングの膨らみ。最大約2CM隆起している。
材料が伸びたことが原因。

 

◆内容説明

入居後、フローリングが膨らんだり、収縮で隙間があくというクレームが多い。

写真はマンションのフローリング。
歩くのに支障があるレベルにもかかわらず
施工者は修理しようとしない。

商品の中には伸びを想定して、巾木下でクリアランスを取るものもある。
施工を間違えると不具合が出てしまう。

 

◆対策

不具合を見つけたら、保証が切れる前に申し出ましょう。

 

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■(2)編集後記

ある業者の現場は、現場監督がほとんど現場へ行かない。
そんな状態でも、検査に入ると指摘はあまり出ない。

固定された職人が、自分の責任できちんと施工している。

多くの現場監督は、段取りに没頭していて、
現場で品質などチェックしている暇はない。

品質を確保するなら、いい職人に造ってもらうことが非常に重要です。
職人任せが不安であれば、第三者検査を自分の手配で入れるべきでしょう。

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