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事例366『断熱材の濡れ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 仕事が忙しくてジムをやめてから
 運動を心がけるようにしているのですが
 
 少し距離を伸ばして走って、膝関節を痛める。
 スキーに行って足の筋肉を傷める。
 水泳をして肩を痛める。
 などを繰り返しています。
 
 
 軽くやっているつもりで
 どこかで無理しているようです。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「断熱材の濡れ」
 __________________
 
 366

 
 
 ◆写真解説
 
 某大手ハウスメーカーが、雨の日に躯体を組み立てた。
 濡れても影響はないと言い切ったが、
 壁断熱材上のシートに水滴が付いていた。
 
 このままでは蒸発しないため、カビが生える。
 シートを破り、乾燥を指示。

 
 ◆内容説明
 
 工業化住宅のほとんどは、
 工場から外壁パネルに断熱材が付いてくる。
 
 そのため、雨で断熱材が濡れることを
 施主さんは心配をする。
 
 
 ここの現場監督は
 「雨が降っても中は濡れない」と言い切った。
 
 以前、同じこの会社の別の現場監督は、
 「グラスウールは水を吸わないから濡れてもいい」
 と言った。
 
 
 表面には銀色のシートが張ってあり、
 内部の断熱材は目視できない。
 
 カビが生えて黒くなっても、バレないので
 適当なことを言っているんでしょう。
 
 
 
 ◆対策
 
 躯体の組み立てをずらすと、あとの予定が狂うために、
 強引に雨でも強行する場合があります。
 
 監督がダメなら、営業に強く言えば、
 作業をやめるケースが多いようです。
 
 また、言いくるめられないために、
 検査を依頼するなら、業者に媚びない
 会社、検査員に依頼しましょう。
 
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 私が前から思っていて、
 最近の省エネ意識から思い出したことは、
 
 「太陽光発電の設置費用は、なぜ横並びなのか」
 
 
 ある、専門工事店の価格を調べてみると
 
 日本製6社、中国製1社、カナダ製1社、
 どれも、標準家庭用3KWの価格は約200万円弱で
 8社の価格幅はたったの15万円。
 
 
 TVなどの家電は、出始めは高く、
 普及と共に値が下がる傾向にあります。
 LED電球もそうでした。
 
 ソーラーパネルも電気製品。
 また、最近は中国製が多く輸入されているのに
 価格が日本製と同じしくみも、
 専門でないので、よくわからない。
 
 
 僅かな補助金や、売電単価をUPをするより、
 太陽光発電の価格が10年ほどで
 元が取れるまでに下がれば、爆発的に普及するでしょう。
 そうなると、原発は要らなくなる。
 
 
 前資源エネルギー庁長官が、東電の顧問を辞めるなど
 今回の原発事故で、電力会社と国の癒着、原発の利権が
 明らかになってきている。
 
 今回、世論的にマスコミが叩けるいいチャンス。
 全て解明して欲しいですね。
 
 
 
 
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事例365『フローリングのカビ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日、検査に伺った現場で
 スタッフが犬に足を噛まれた。
 
 骨折など、今まで何度か大きな怪我を
 している人で、心配しました。
 
 ジーパンの上からだったのと
 犬が「チワワ」だったため、
 大したことにはなりませんでした。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「フローリングのカビ」
 __________________
 
 365

  
 
 ◆写真解説
 
 工事中、雨で濡れ、乾いていない
 下地の合板の上にフローリングを張り、
 上から養生をしたため、湿気がこもりカビが生えた。

 
 ◆内容説明
 
 最近の木造住宅は、先に1階の床を組んでから
 棟上げをする現場が増えています。
 
 この方法は、長所、短所それぞれあり、
 短所の一つに、屋根が出来上がる前に雨が降ると
 床合板が濡れる事があります。
 
  梅雨時などはよく問題となります。
 
 
 多少濡れたくらいなら
 よく乾かしてフローリングを張ればよいですが、
 工期がなく急いでいると、大工さんが、
 お構いなしに張ってしまうケースもあるようです。
 
 
 下地の合板の湿気が、フローリングを通して上に抜け
 養生で蒸発を遮断されるため、蒸れてカビが生えます。
 
 1回カビが生えると、菌は殺せても
 色は残るため、張替えになるケースが大半です。
 
 
 ◆対策
 
 まずは養生をしっかりする。
 
 養生しても、シートの隙間から
 雨が入ることはあるので、
 
 合板が濡れた場合は、しっかり乾燥をさせる。
 
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 紛争処理依頼がくると、
 相手がどんな業者か知るために、
 とりあえずホームページを見てみる。
 
 
 今週、調べた2件の業者。
 
 ホームページを見ると
 家族みんなが会社を盛り上げていて
 とってもアットホームな感じ。
 
 また、過去建てたお客さんが
 「頼んでよかった、満足です」などと
 言っている感想も載っている。
 
 
 表向きは羊のようですが、
 皮を脱ぐと、その正体は「エゴ丸出しの狼」
 
 
 トラブルになると、明らかに落ち度がある
 にもかかわらず、非を認めない。
 また、施主に話し合いの余地を与えず、
 いきなり弁護士を入れたり、
 書類を改ざんしてまで、主張を通す。
 
 
 ホームページを広告業者などに依頼すると
 当然、売れるためのサイトを作ります。
 
 そうでなければ、外注へ出す意味もないです。
 
 キャッチコピーなどはあくまで、
 売り込みのプロが考えたもの。
 
 内容と実態が違っても仕方ありません。
 
 
 ホームページに載っている「社長の家族」、
 「お客さん」まで、嘘つきのレッテルを貼られないように
 真摯な対応を希望します。
 
 
 どこの会社のことを言っているか、
 公表できないのが残念です。
 
 業者のブラックリストは、
 いずれ社団法人AJIAのホームページで
 公開することになるでしょう。
 
 
 
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事例364『鉄筋、継ぎ手長さ不足』

 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨日から大きな余震が続いています。
 
 自宅(木造2階)や事務所(鉄筋コンクリート造7階建ての2階)
 では、この余震で揺れを感じることはありません。
 
 本震の揺れがすごかったことを、改めて感じます。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「鉄筋、継ぎ手長さ不足」
 __________________
 
 364

 
 
 ◆写真解説
 
 鉄筋の継ぎ手、重ね長さ不足。
 520mm必要なところ490mmしかない。
 (30mmの不足)
 
 わずかな不足でも、規定に反するためNG。

 
 ◆内容説明
 
 住宅の基礎では、鉄筋は重ねて継ぐ。
 (ビル等、太い鉄筋の場合、溶かして接着する(圧接))
 
 現場で鉄筋を切ったり、曲げたりする際に
 長さを間違えたと思われる。
 
 
 大手ハウスメーカーなどは
 工場で鉄筋を加工するため、このような間違いは起き難い。
 
 ただし、継ぎ手の位置が全て揃ってしまうなどの
 弊害もある。
 
 
 ◆対策
 
 約500mmに対し、20~30mmの長さ不足。
 いちいち全て測らなくても、
 他とよく見比べれば分かります。
 
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 今回の地震の影響で、今から家を買う人は
 耐震性に敏感になっています。
 
 
 慎重になることは非常に大事です。
 しかし、嘘や間違った方法には注意しましょう。
 
 
 例えば、
 
 ・基礎だけが強い。
 
 ・信頼度が低い免震装置を付ける。
 
 ・木造住宅で、壁の強さだけにこだわり、
  大きな吹き抜けなど、床の補強を考えない。
  
 口先だけで、「安全」と言うのは簡単。
 トータル的に考えないと、お金のムダになります。
 
 
 木造2階建ては、確認申請で構造はノーチェック。
 構造計算の必要もありません。
 (壁の量、バランスの計算だけ)
 
 構造計算をして、安全を確かめる方法もありますが
 甘い設定で計算しているケースをよく見ます。
 
 結局は、信頼できる依頼先を選ぶことが大事です。
 
 
 
 
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事例363『断熱材の隙間』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨日は終日、書類作成や決算処理などの事務作業。
 
 休憩をあまり取らず、長時間集中してこなしていたら
 現場へ出ているより疲れました。
 
 
 
■(1)今回の事例____________

  「断熱材の隙間」
 __________________
 
 363

 
 
 ◆写真解説
 
 天井の断熱材。
 表面のシートで見難いが、3CMくらい空いている。

 
 ◆内容説明
 
 今回の原因は、大工さんのカットミス。
 
 防湿シートを被せておけば
 隙間がないように見えるために
 このような施工になったと思う。
 
 
 長期優良住宅など、
 次世代省エネ基準に対応する家が増えています。
 
 それによりグラスウールの防湿フィルムが
 防湿性・強度・耐久性UPのために厚くなり、
 内部の断熱材が見難くなっています。
 
 よく見ないと見落としてしまうため
 製造メーカーは、防湿フィルムを
 もう少し透明にできないのかと思います。
 
 
 まさか、業者に都合がよいように
 作ってないとは思いますが、
 疑いたくなることが、他にもあります。
 
 昔の断熱材は、梱包にしか密度、厚みの表示がない。
 梱包から出してしまえば、綿のようなものだから
 厚さ100mmか75mmなのか
 密度10Kか16Kか、分からない。
 
 欠陥住宅調査で判別に困ります。
 (現在でもわかりにくい)
 
 
 ◆対策
 
 何となく見ていると気づかない。
 
 検査する意識を持ってチェックをする。
 
 
 
 
=====================

■(2)編集後記
 
 
 急に円安になっています。
 
 ・ドル 震災後 約77円、 昨日 約85円
 ・ユーロ 震災後 約107円、 昨日 約122円
 
 
 国内の建材不足により、輸入建材が増えるため、
 影響が出るのは確実。
 
 国産建材も値段が上がっているので
 どちらにしても、建材価格の高騰は続きそうです。
 
 
 そうなると、坪単価が決まっているタマホームなどは、
 そのままの値段で見積もりをしていると、利益が減る。
 
 価格転嫁するのか、
 職人の手間賃を切るのか、選択が迫られそうです。
 
 
 また現在、世界中の国がインフレ傾向です。
 
 日本は復興が第一で、金利の上昇はすぐには無いでしょう。
 ただし、いずれ金利が上昇するかもしれません。
 
 物価、金利が上昇しても、給料は増えない。
 そうなると、家を買うには逆風になる。
 
 
 デフレ、低金利が長く続いたので、変化が想像できない。
 今後どうなっていくんでしょうか。
 
 
 
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事例362(土台とアンカーボルトのズレ)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 最近、資材入手難の影響で
 検査予定がズレやすい。
 
 そのため、急に予定が空くこともあり
 今日は、久しぶりに全休としました。
 
 
 当社は、曜日関係なく、
 予定が入れば動くため、休みが不定期です。
 そのため、連絡などでご迷惑をおかけすることもあります。
 
 メールは、私のスマートフォンへ転送されるため
 携帯からでもメールを頂くと、急な相談などは対応できます。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「土台とアンカーボルトのズレ」
 __________________
 
 362

 
 
 ◆写真解説
 
 床下で発見。基礎のズレにより、
 アンカーボルトがほぼ完全に外れている。

 
 ◆内容説明
 
 基礎の位置ズレにより、土台が芯に取り付かず
 アンカーボルトが外れてしまった。
 
 これではアンカーボルトの役割を果たさない。
 
 
 建築基準法施行令 第四十二条2  
 「土台は、基礎に緊結しなければならない」
 
 法律で謳われる非常に、重要な部分です。
 
 
 
 ◆対策
 
 1階の床組を先行して工事する場合、
 基礎のズレなどがあっても、隠れてしまう。
 
 だから、隠蔽前の土台敷き、
 1階床組時の検査は重要です。
 
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 安全だと言われていた「原発」。
 今回の地震で、絶対に安全でないことが分かった。
 
 人命に関わること、想定外という言い訳では済まされない。
 危険予知のレベルが低かったと思う。
 
 
 
 住宅の構造も
 はっきり言って大地震が来るまで
 その家が絶対に安全か、どうかは分からない。
 
 
 住宅瑕疵担保履行法や品確法で、
 構造は10年保証になっている。
 
 保証があると安心な気になるが、
 地盤沈下以外、大地震が来なければ、
 素人が、構造瑕疵に気がつくことはない。
 
 また、大きな地震が来れば
 「想定外」と言って逃げれる可能性もある。
 
 だから住宅営業や、建築士など技術者は
 深く考えなくても「地震に強いです」と言える。
 
 
 机上の計算だけで、全て安心とは思えない。
 昨年だと思うが、実物大の実験で、耐震等級2の家が
 倒壊したニュースもあった。
 
 地震の揺れと言っても
 「横揺れ」、「縦揺れ」、「揺れの周期」など、さまざまです。
 
 人工的な揺れで実験しているにすぎず、
 自然の揺れと、違うことから起きたのでしょうか。
 
 
 ベテランの大工さんから、こんな意見を聞いたことがある。
 
 「現在の木躯体図面は、実際にどう力が加わるか、
 考慮されていない。」
 
 具体的には、
 「筋交いの向きがおかしい」
 「梁の方向、位置がおかしい」などと言っている。
 
 
 基準法だけクリアすれば、よいのではなく、
 それぞれ形、条件の違う家の、構造的な弱点を見つけ(危険予知)
 そこをどう改善(予防)するかまで、
 検討する必要があると思います。
 
 
 
  適当な売り言葉に、騙されないことが必要です。
 
 
 
 
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事例361『サイコロ不足』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日の午後、高さの低い床下に入って来ました。
 
 いつも床下は、小さな台車に乗って移動するため
 久々のほふく前進。
 
 きっと数日後、筋肉痛になるでしょう。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「サイコロ不足」
 _________________
 
 361

  
 
 ◆写真解説
 
 基礎のスラブ筋。下にかうサイコロが不十分。
 
 これでは人が乗ったり、
 コンクリートの重みで鉄筋が下がり、
 かぶり不足になる。

 
 ◆内容説明
 
 ベタ基礎のスラブ筋の写真。
 
 最近はこの部分の鉄筋ピッチが、
 200mmや150mmが主流。
 
 そうなると、鉄筋を踏まないで
 基礎内部を歩くことはできない。
 
 踏んで写真のように、地面につくようではダメ。
 確実にコンクリート打設時に、
 かぶり(6cm以上)が確保できなくなる。
 
 
 通常、鉄筋と地面のあきを取る「サイコロ」※
 を1M間隔で施工すれば、問題はない。
 
 ※サイコロの形をしたコンクリート製のかいもの。
 
 
 ◆対策
 
 鉄筋の検査時、私はサイコロの位置も確かめています。
 
 
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 東北地方太平洋沖地震
 「液状化現象」の被害も悲惨です。
 
 
 地中に埋設されている上下水道、ガス
 の影響も大きいですが
 
 沈下した家は、かなり悲惨です。
 
 家を持ち上げるのに
 数百万円の工事費が必要になるからです。
 
 
 TVでもよく解説されていますが
 液状化現象が起きる地盤は「砂」。
 
 海沿いでなくても、砂で埋め立てられた地区でも
 被害が出ています。
 
 
 粘土はベタつくため、嫌う人が多いですが
 液状化現象は起きません。
 
 地盤調査の書類を見れば、土質がわかります。
 (住宅の地盤調査では、推定で土質が出ています)

 
 
 以前、愛知県と公団(現UR都市機構)が造成した土地の
 地盤沈下の裁判にかかわりました。
 
 県などは、造成の責任を取る気はありません。
 建築業者が悪いと主張し続けています。
 
 また、裁判に出てくる担当者は、かなり攻撃的。
 
 裁判に負けても、
 彼らは個人的な金銭損失はありません。
 それでも勝つために一生懸命なのは、
 税金を使わないように
 努力してくれているのでしょうか?
 
 たぶんそうではなく、組織の中で、
 自分の役割を遂行するためでしょうね。
 
 
 
 現象が起きてから後悔しても遅い!
 
 今回の地震被害の教訓を生かし、
 土地を買う時は、土質を調べてから買いましょう。
 
 
 
 
 
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事例360(ホールダウンのビス抜け)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 近所の三洋堂書店に行く度、レジで
 不要な本を売ってくださいと言われる。
 
 今まで、本は廃品回収に出していたが、
 昨晩、読み終わった本を60冊ほど持っていくと
 3500円ほどで買い取ってくれた。
 
 本棚の整理にもなり、いいことを知りました。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「ホールダウンのビス抜け」
 __________________
 
 360
 
 
 ◆写真解説
 
 ホールダウン金物のビス抜け。
 5本中2本抜けている。
 
 これでは所定の引抜き力に耐えられない。

 
 ◆内容説明
 
 柱が大地震時に抜けないように
 取り付けられている金物。
 
 慌てて施工したのが、ビス抜けの原因だと思います。
 
 
 
  ビスが2本抜けていても、たいしたことはない。
 
  ビスが2本も抜けている。これはいけない。
 
 
 施工した大工さんはきっと前者の考えでしょう。
 
 「単価が安いから、丁寧にビスなど打っていれない」
 こんな捨て台詞を言った大工さんもいました。
 
 
 また、壁を張ってしまえば、見えなくなるという
 意識も高いと思います。
 
 
 ◆対策
 
 金物一個づつ、ビスの有無まで細かく検査をする。
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 本日、検査に行った現場での出来事を紹介します。
 
 木造住宅の躯体構造の検査。
 構造材である「筋交い」を、大工さんが
 大きく切り欠いた箇所を発見。計5ヶ所あった。
 
 筋交いの切り欠きは、建築基準法に違反する行為であるし、
 大きな力がかかれば、材自体の破壊につながる重要なこと。
 
 
 そこで私は、同じ時間に検査に来ていた
 瑕疵担保保証の検査員が、
 気がつくように、目立つ印をその箇所にしておいた。
 
 しかし、この検査員は見ていたにもかかわらず
 「問題はありません」と言い、
 15分程度で検査を終え、帰ってしまった。
 
 これ以外の不備として他に、金物の未施工が5ヶ所あった。
 
 
 私から見て、一番まじめに検査していると思う
 「JIO」さんでも、検査はこんな感じです。
 
 
 検査員を責めるつもりはありません。
 
 王様が裸でも
 「王様の服はすばらしい」
 
 と言うしかない状況で雇用されているはず。
 
 
 これは検査に限らず、材料メーカーの社員でも同じ。
 業者に不利なことは、事実を曲げてでも
 言わないように教育されている。
 
 1回限りの客(施主)より、リピーター(業者)を大切にする。
 これは商売の原則だから、仕方がない。
 
 もし、彼らが「王様は裸だ」と勇気を出して
 言ってしまえば、そこに居れなくなるでしょう。
 
 
 だから家を建てるとき、周囲に自分の味方はいない
 と思ったほうがよい。
 
 
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事例359(床下に大量のゴミ)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨日、静岡県の東京電力管轄地域へ
 検査に行ってきました。
 
 計画停電以外の時間帯でも、
 昼間、トンネル内は真っ暗。
 夜は、店の看板が消えている。
 
 慣れないと、暗さにかなり戸惑います。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「床下に大量のゴミ」
 __________________
 
 359

 
 
 ◆写真解説
 
 住宅の床下に空き缶、コンビニ弁当のゴミが多数。
 
 土も整地が全くされていない。

 
 ◆内容説明
 
 トラブルにつながる事例なので紹介します。
 
 築十数年の住宅の床下に入ってびっくり。
 資材、空き缶、弁当のゴミが一杯散乱していた。
 
 ゴミが床下に捨てられていて
 誰もいい気持ちはしません。
 
 
 この家を建てのは、有名な大手メーカー。
 十数年前のことは言え、かなり「ずさん」
 
 
 現場が無管理状態で、
 下請け、職人任せだったのでしょう。
 
 
 
 ◆対策
 
 ここまでの例は極端ですが、
 見えない箇所でのゴミなどの散乱は、
 今でも珍しくありません。
 
 工事中にチェックすることが大切です。
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 最近、家庭教師を派遣する会社とのトラブル事例が
 新聞に掲載されていました。
 
 具体的な内容は、
  高額な教材を買わされた上に、
  担当した家庭教師の質の悪さ。
 
 
 一見、CMや広告ではいいイメージ。
 申し込みの説明に来る人は優秀。
 
  しかし、実際は・・・・。
 
 
 私も昨年初めて、
 家庭教師派遣会社の面談を子供と受けました。
 話を聞いて、いろいろ質問をした結果、
 からくりを見抜き、その場で断った経験があります。
 
 
 同じようなことが、住宅検査でもおきています。
 検査会社を組織名などで判断し依頼、
 検査に来た建築士が、設計事務所だけでは食えず、
 片手間、つまりアルバイトで検査をやっている人だった
 ということは、よくあることで、珍しくありません。

 専業と副業。
 どちらが真剣に取り組んでくれるか
 100%でないにしろ、判断できると思います。

 
 また、最近はNPOの検査組織が目に付きます。
 
 全ての組織がそうではないと思いますが、
 
 非営利性という好感の得やすさで依頼すると、
 NPOという看板は隠れ蓑で、事実上営利目的であったり
 それに付随している企業や個人の建築士の
 広報宣伝活動のためだったりします。
 
 
 誰に検査してもらうかで選ばないと
 失敗の確率は高いでしょう。
 
 特に新築、中古の完成済みの住宅検査。
 検査員が誰かによって、結果は変わることがあります。
 
 
 
 例として、私が最近行った中古住宅の検査の話しをします。
 検査した家は大手ハウスメーカーの家。
 
 依頼者は、その家の詳細な断熱性能を、
 一番知りたがっていた。
 
 
 建築士と言えども、一番よくわからないのが
 「軽量鉄骨のプレハブ住宅」だと思う。
 
 それは、一部のメーカーでしか造られていないからです。
 
 住んだ経験がない限り、断熱性能などは、
 よくわからないと思う。
 

 検査した物件は、当時坪100万円を超える、
 かなりの高額な商品。
 
 価格やメーカーブランドから判断してしまうと
 間違った情報を伝えてしまい、
 依頼者の購入判断を誤らせる可能性がある。
 
 
 私はこの物件においては、
 正確な情報を伝えられたと思います。
 また、依頼者にとって、私が担当でよかったと思います。
 
 
 理由として、今まで1300棟以上の検査経験から、
 住宅に関する豊富なデータの蓄積がありますし
 
 この物件が建てられた頃、私はこのメーカーの社員として
 年間100棟弱の現場を、現場監督として受け持っていました。
 
 当然ながら、当時のこのメーカーのことや
 軽量鉄骨造については、よく知っています。
 
 
 
 
 
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事例358(バルコニーのおさまり)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 東北地方太平洋沖地震の影響で
 今日も1件の予定が延期。
 
 新築現場は今後しばらく、
 予定の延期が増えそうです。
 
 
 影響が出ない業務は「紛争処理」
 時間が空いてくるだけに、
 通常より処理時間が早まるでしょう。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「バルコニーのおさまり」
 __________________
 
 358

  
 
 ◆写真解説
 
 木造のバルコニー。
 掃きだしサッシ下の立ち上がりが
 規定(120mm)より低い。
 
 雨漏りしやすく、保険の対象にならない。

 
 ◆内容説明
 
 瑕疵担保保証を掛けていれば
 バルコニーの雨漏りは保険対象になる。
 
 ただし、保険会社は全ての雨漏りに
 保険を下ろすわけではない。
 
 雨漏りしにくい構造、おさまりを指定し
 正しく施工したにもかかわらず、
 雨が漏った場合に保険を下ろす。
 
 
 サッシ下の防水との取り合いは
 雨漏りが起きやすい。
 
 基準で120mm以上の高さを、取ることになっている。
 (理由は不明ですが、100mmでよい特定メーカーもある)
 
 
 
 
 ◆対策
 
 バルコニーの勾配など、大工さん任せの場合が多い。
 
 また、瑕疵保証の構造検査時に、バルコニーの施工が
 終わっていないと、防水はチェックされない。
 
 人任せに全てせずに、工程のポイントとして
 チェックすることが大切です。
 
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 名古屋の住宅現場でも
 今週からストップする現場が増えそうです。
 
 原因は外装材、住宅設備機器などの
 建築資材供給が止まっているため。
 
 
 名古屋でこの状況ですから
 被災地へも納入されない。
 
 建物復興の遅れが懸念されます。
 
 
 建材メーカーは
 被害情報をほとんど公表していません。
 
 もともと、情報を出さない体質ですから
 期待はできませんが、
 現在工事中、これから工事予定の業者、施主は
 詳しい情報を求めています。
 
 
 
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事例357(ビスの不備)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 名古屋は停電やガソリン不足の影響もなく
 いつもと変わらない生活ができています。
 
 ただし、2Lの水など、
 買占めは少しあるようです。
 
 マスコミの情報などに惑わされず、
 自分でよく考えて、行動していこうと思います。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「ビスの不備」
 __________________
 
 357

 
 
 ◆写真解説
 
 筋交いプレートのビスが、
 柱の背割りに施工されている。
 
 これではビスがきかず、金物固定の意味がない。

 
 ◆内容説明
 
 柱の背割部。
 この空洞部にビスを入れても意味がない。
 
 
 素人でもわかる例で
 大工さんも当然、ダメなことはわかっている。
 
 金物の形状が合わなければ、違うものを取ればよいのに
 面倒なのか、そのまま施工されている。
 
 
 あとから見えなくなる部分は
 手を抜かれやすい。
 
 
 ◆対策
 
 木構造の検査で、全数検査する。
 
 
 
=====================

■(2)編集後記
 
 
 名古屋の住宅現場でも、資材が入ってこない
 という状態が出ています。
 
 来週になれば、今後の状況がはっきりすると思いますが、
 現場が止まれば、いろんな影響が出ます。
 
 一番の懸念は経済の停滞、下降。
 
 
 復興には、財源が必要。
 
 税理士に聞いた話ですが、
 過去に復興目的で、法人税が一時的に
 上がったことがあるそうです。
 
 お金、利益が無いところから税金は取れない。
 経済が良くないと、税収は増えない。
 
 
 
 スタッフは、理解できないと言ってましたが、
 
 私は自粛せず、今までどうりに生活し、仕事して
 必要なものは先延ばしせずに、
 逆に早めに買っていこうと思います。
 
 もちろん、食料品の買いだめなど
 被災地のためにならないことはしません。
 
 
 不安から、お金を銀行に貯め込んでも、
 そのお金で、銀行が国債を買い
 国の借金を下支えするだけ。

 もうすぐ1000兆円に届く国債を発行している現状、
 それがいいとは思えません。
 
 
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