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事例439『ツーバイフォーの基本でない施工』

 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 明けましておめでとうございます。
 
 本年も継続して発信していきます。
 よろしくお願いいたします。
 
 
 この休みを利用し、読まずに積み上げてあった
 専門書を読みました。
 
 おかげで、仕事をしているような頭になり
 正月気分が半減したような気がします。
 
 
 6日からは3連休に関係なく予定が続くので
 5日まで休みます。
 
 残り3日、普段時間が無くて、できないことを
 やっておこうと思います。
 
 
■(1)今回の事例____________
  「ツーバイフォーの基本でない施工」
 ___________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-2×4の基本外れ
 
 ◆写真解説
 
 ツーバーフォー工法の天井裏。
 天井下地が在来工法の方法で組まれ、
 さらに壁の石膏ボードが上枠まで届いていない。
 
 無知で施工したと思われ、構造的な影響がある。
 
 
 ◆内容説明
 
 ツーバイフォーは、単純な感じを受けるが、
 建築士でも、基準を覚えることは大変です。
 
 在来軸組工法と変わりないという先入観から、
 ツーバイフォーの知識がないまま
 施工されてしまう例は多い。
 
 
 ツーバーフォーは、壁の石膏ボードでも耐力を取るため、
 上まで張り上げて、規定の釘又はビスで、外周は100mm
 ピッチで留める必要がある。
 
 写真のように途中で止まっていると
 耐力換算できす、耐力低下は確実です。
 
 天井下地は、吊り天井を組む場合もあるが
 基本的には、天井裏のスペースをたくさん取らない。
 
 写真のように天井裏のスペースが高いと
 躯体の高さが無駄に高くなり、コストUPにもつながる。
 
 
 ◆対策
 
 設計図面を見ると、ツーバーフォーの知識がある
 建築士が書いているかどうかわかる。
 
 図面の段階で、専門家のチェックを入れることが重要です。
 
 
 また現場は、大工さんと設備業者さんの仕事をチェックすれば
 ツーバイフォー特有の間違いは、ほぼ起きません。
 
 
 
====================
■(2)編集後記
 新年早々、お金の話で恐縮ですが、
 日本の財政や消費税UPのニュースを聞いていると
 家計は、今より悪くなって行くことは確実です。
 
 ですから、不動産などの金額が大きいものは、
 きちんと考えて買うことが重要になります。
 
 
 最近読んだ本。
 「坂の上の坂」藤原和博著 ポプラ社 には、
 簡単でありますが、購入価格の中身について考えること、
 ローンについてなどが書かれています。
 
 また、「中古ワンルームは「東京23区」を買いなさい!」
 重吉 勉著 かんき出版
 こちらはマンション経営に関する内容ですが、
 物件選びや不動産所有の経費など、
 戸建住宅を買う人も参考になると思います。
 
 また、欠陥住宅をつかまないことも
 金銭損失しないという意味では重要です。
 
 
 ほとんどの人が、業者を信頼し、全てお任せで家を購入しています。
 業者も、知らないうちに欠陥住宅を売っているケースが大半で
 買ってからも、気がつかないケースが多い。
 
 防火の欠陥は火事の発生、
 構造の欠陥は大地震が来るまで、気づきません。
 
 ですから、他に気になることがあり、
 当社に検査を依頼した結果、重大な欠陥が発覚することが多いです。
 
 
 この業界では、消費者保護より業者保護の傾向にあります。
 それは、業者から提示される契約約款を見ても、よく分かります。
 
 金銭面含め、購入時に自分でよく考えて購入することが
 本当に大事です。
 
 
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事例427『梁貫通』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日の1件目の現場。
 
 ・山を切り開いた新しい造成地で
  ナビが認識していない住所。
 
 ・周囲に目印がなく、道路も適当な手描きの地図。
 
 
 やはり、20分ほど現場を探した。
 
 
 現場にいた職人さんも、最初来たときは迷ったらしい。
 
 
 手描きの地図が、わかりすいこともあるけど、
 グーグルなどの地図のコピーを頂くのが、
 一番確実で、ありがたいです。
 
 
 
■(1)今回の事例___________
  「梁貫通」
 __________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-梁貫通
 
 
 ◆写真解説
 
 電気配線、2階の床梁を大きく欠損している。
 
 筋交いがある、大きな力がかかる箇所。
 梁を傷めてはいけない。
 
 
 ◆内容説明
 
 1,2階を連絡する配管。
 オレンジ色の3本の太い管は「LAN用」と思われる。
 
 この箇所は、10KN(約1t)の引き抜き金物が付くなど
 大きな力がかかる。
 
 
 壁内を通すと、どうしても梁が邪魔になる。
 集中して配管を通せば、大きな穴があくため
 耐力低下は確実。
 
 
 ◆対策
 
 設計段階で配管スペースをつくる。
 または、無線LANにすると、配管の貫通は減る。
 
 
=====================
■(2)編集後記
 
 原発を検査する組織の独立性が話題になっています。
 
 専門知識を有する人しかできない仕事。
 製造メーカーや電力会社の社員、関係省庁の役人で
 大半を構成せざるを得ない。
 
 
 組織の利権が絡めば、隠蔽されてしまうものが
 必ず出てくる。
 
 これは、オリンパスの監査法人や、
 大企業の社外取締役も同じでしょう。
 
 
 また、ある住宅瑕疵保証検査会社は、
 真面目に検査すると指摘が出るから
 あえて、検査しない姿勢を貫いています。
 
 これは隠蔽以前の問題で、これがまかり通ること自体、おかしい。
 
 
 
 私が思う、第三者検査で重要なことは、
 
 高い専門知識があることはもちろん、
 疑わしいものを、全て公表できるか。
 
 
 法律や基準には、明快に線引きできないものが多い。
 検査員や組織が、勝手に甘い判断をし、
 問題にしないことが多いと思います。
 
 これを指摘したら、相手から反論があるから
 指摘から外そうではなく、
 
 とりあえず、全て指摘としてあげて、
 結果、最終OKでも、それについてオープンに協議することが大事です。
 
 
 しかし、組織の利権が大きほど、これは難しいこと。
 個々の内部告発という形でしか、無理かもしれません。
 
 
 
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事例384『筋交い金物のビス不足』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日、新しい計測機械が届きました。
 
 今まで使っていたものが古くなり
 壊れる前に買い換えました。
 
 
 あまり量産していない機械ですが、
 以前のものと比べ、かなりコンパクトになり
 性能、機能もUPしている。
 
 これでまた数年、安心して検査できます。
 
 
■(1)今回の事例__________

  「筋交い金物のビス不足」
 _________________
 
 384

  
 
 ◆写真解説
 
 筋交い金物のビス抜け。
 柱にあいているボルト穴に干渉し、
 ビスが1本施工できない。
 
 1本不足でもNG。

 
 ◆内容説明
 
 編集後記の内容で「筋交い」が出てくるため
 今回これを掲載しました。
 
 
 以前も紹介していますが、
 筋交い金物のビス抜けは、意外と多い。
 
 今回の例は、金物の種類を交換すれば
 ビスは全て施工できた。
 
 交換が面倒なので、そのままにされてしまったと思う。
 
 
 メーカーが指定した種類、本数を守らないと
 端部の緊結にならず、建築基準法違反になる。
 
 
 ◆対策
 
 現場によっては、金物が裏側に付いていて
 よく見えないこともある。
 
 構造上重要な金物。
 全数、ビスをチェックしたい。
 
 
 
===================

■(2)編集後記
 
 
 住宅の第三者検査員を大まかに分類すると
 
 1、確認申請、性能評価の検査員
 
 2、住宅瑕疵担保保証の検査員
 
 3、社内検査を代行する外注検査員
 
 4、施主から依頼を受ける検査員
 
  1,2は国の制度によるもの。
 
 
 これら検査員のレベルを、
 木造住宅の筋交いを例として説明します。
 
 
 ・筋交いの位置が図面どおりか、
  端部の固定金物のビスが全部打ってあるか、
  全てを確認するのが、私たちのような4番の検査員。
  
 ・筋交いの位置が図面どおりか検査をするが、
  金物は一部確認できれば、全数は見ないのが
  1番の性能評価や2番の住宅瑕疵担保保証の検査員。
  
 ・一部の筋交い、金物を確認するだけが
  1番の確認申請の検査員。
  
 
 3つに分けましたが、もちろん組織や人によって
 レベルは違います。何も見ずに全体を眺めて帰る
 1や2番の検査員も何度か見ています。
 
 
 
 先週ある現場で、私と住宅瑕疵保証、確認申請の3名の検査員が
 同時に構造の検査を始めた。
 
 
 施主も居る手前、一番その雰囲気が嫌そうだったのは、
 中間検査に来た確認申請の検査員。
 
 たぶん、同時に検査したのでは、すぐに終わって帰るため、
 施主に検査の適当さがバレるからでしょう。
 
 
 そのためか、いつもならさっと見て帰るところ、
 私が1階に居たら、2階へ上がって行き、
 釘の抜けなどをチェックし始めた。
 
 その後、数本の抜けを発見し、
 大工さんに直接、是正を指示していた。
 
 やろうと思えば、きちんと検査できるんです。
 
 
 
 4の施主依頼の検査員が入る物件数は、全体からすると僅か。
 
 監理者不在の住宅現場。
 現場に入る第三者の検査員の皆が、細かくチェックすれば
 欠陥は、かなり減るはずです。
 
 
 
 
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事例383『断熱材、厚みがまだら』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨日、水筒のふたのパッキンを車内に落としてしまった。
 
 シート下の隙間に入り込み、
 どれだけ探しても、どこにあるのか発見できない。
 
 
 落ちた範囲が限られているので
 見えてないだけだと判断。
 
 そこで、検査で使うファイバースコープや
 鏡などを使ったら、無事発見。
 
 これらの道具がなかったら、シートを外さないと
 発見できなかったでしょう。
 
 
 
■(1)今回の事例__________

  「断熱材、厚みがまだら」
 _________________
 
 383

  
 
 ◆写真解説
 
 赤外線撮影の結果、断熱材の吹き付け厚さが、
 かなり薄い箇所を発見。
 (オレンジ色の部分は温度が高い=断熱材が薄い)
 
 本来、色に変化がないことが正常。

 
 ◆内容説明
 
 吹き付け断熱仕様の家。
 
 この検査のあと、壁をめくったら、
 オレンジ色の部分は、断熱材の厚みがゼロに近かった。
 
 
 職人が未熟と言うよりは
 材料をケチった手抜き工事。
 
 
 赤外線サーモグラフィーカメラは、
 どこにでもある機械ではない。
 
 壁内は住んでからは見えない。
 バレるとわかっていれば
 手抜きはしなかったと思います。
 
 
 ◆対策
 
 壁の中に隠れてしまう断熱材。
 工事中に写真を撮るなど、目視できるときに
 検査することが重要です。
 
 
 
===================

■(2)編集後記
 
 
 私のような、業者に媚びない検査をしていると
 嫌がらせや、逆恨みを受けることが、度々ある。
 
 
 先日も、ある建築会社の元社長から
 「私の瑕疵検査が原因で、会社が倒産に追い込まれた」
 と言われた。
 
 これには、あきれて反論する気にもなれない。
 
 
 検査の結果、建て替えが必要なくらいの
 欠陥住宅であったことは事実。
 
 また検査以前から、税金滞納による差し押さえ
 があるなど、経営状態が悪かったのも事実。
 
 倒産の時期を早めるきっかけになったかも
 しれませんが、検査が直接の原因ではない。
 
 
 もっとあきれることに、責任転嫁だけでなく
 責任も放棄している。
 
 倒産と同時に、会社も代表者も自己破産。
 欠陥住宅を造った責任から逃れている。
 
 また、この家に住み続けるAさんに謝罪はなく、
 未だに、欠陥はないと言っている。
 
 
 責任は取らないし、責任転嫁する。
 まるで、政治家の誰かみたい。
 
 
 私は何を言われようと構わない。
 このような逆恨みは、
 厳しく検査をしている証拠になる。
 
 
 ただ、Aさんが本当に気の毒で仕方がない。
 
 
 
 
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事例382『玄関部 基礎の通気』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 現場が中心のため、
 毎年夏はクールビスを実行しています。
 
 汗の量が多いため、
 吸収性+速乾性を求めると、着るものが限られます。
 
 
 
■(1)今回の事例__________

  「玄関部 基礎の通気」
 _________________
 
 382

  
 
 ◆写真解説
 
 長期優良住宅の家。
 玄関かまち下、基礎間で気密が未確保。
 ここから外気が室内へ入る。

 
 ◆内容説明
 
 長期優良住宅、フラット35の普及で、
 「省エネルギー対策等級4」を適用する家が
 昨年あたりから、急激に増えています。
 
 その仕様の中で、施工間違いが多い一つ。
 玄関土間まわりの気密措置未施工。
 
 
 断熱材をしっかり入れ、部屋を暖めても
 外気が隙間から室内入り、暖かい空気が外へ逃げては
 断熱材の意味がありません。
 
 この仕様では、気流止めや、気密の施工が重要です。
 
 
 ◆対策

 構造や防火基準などをはじめ、
 法改正や新しい基準ができると
 末端まで広く認識するのに10年かかることがある。
 
 断熱の施工は特に間違いが多い。
 
 構造と違い、比較的建築素人でもチェックはしやすいため、
 基準を頭に入れて、現場を見ることをお薦めします。
 
 比較的わかりやすいサイト
 http://www.mag.co.jp/pro/manual/orange/trade-off/index.php
 
 
 
===================

■(2)編集後記
 
 
 これから家を建てる方へ、「工事監理者」って
 聞いたことがありますかと聞くと
 
 8割くらい「現場監督でしょ」という
 間違った答えが返ってくる。
 
 建築基準法で、建築主が工事監理者を定めなければならないとある。
 しかし、こんな法律があること自体、さらに認識されていない。
 
 
 建築士法によれば、「工事監理」とは、その者の責任において、
 工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施
 されているか、いないかを確認することをいう。
 
 現場監督は建築士の資格がなくてもよいが、
 工事監理者は、建築士の資格が必要なため、
 設計者が兼任することがほとんど。
 
 そうなると、ハウスメーカーなどでは
 自社の設計課社員と監理者が同じになる。
 
 分譲住宅などでは、設計だけ依頼された建築士が、
 建築確認申請時に名目上、記名、捺印しているケースもある。
 いわゆる「名義貸し」って行為です。
 
 
 このように、ほとんどの住宅の現場は、
 工事監理者が実質いない状態。
 
 いない事により、建築主は工事監理費用を抑えられ
 利益につながっているのも事実。
 
 ただし、欠陥住宅が減らない原因の根本がこれにある。
 
 
 現場監理者は、施工者、建材メーカーなどと
 利害関係がない人を選任することが重要です。
 
 このような監理者を選任できれば、役所や保険の検査、
 第三者検査は必要なくなるかもしれません。
 
 しかし、これがどの現場でも
 ほぼ100%できていないのが現実です。
 
 
 
 
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事例381『ボルトの抜け』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 いつも、仕事優先か
 ブログ優先か迷います。
 
 
 この時間(現在19時)になると、
 やはりブログを先に書いたほうが、落ち着きます。
 
 
 
■(1)今回の事例__________

  「ボルトの抜け」
 _________________
 
 381

  
 
 ◆写真解説
 
 ボルトの抜けによる、梁端部の緊結不良。

 
 ◆内容説明
 
 原因は大工さんの「忘れ」だと思います。
 
 検査体制が甘いと、ボルトが抜けたまま、家が完成。
 
 
 大地震時に、梁が簡単に外れてしまうでしょう。
 
 
 ◆対策

 昨日、躯体検査に行った現場も
 金物がいくつか未施工でした。
 
 保険の検査は入っていますが、
 金物の抜けを見つける意識がない検査では
 金物は目に入りません。
 
 
 ボルト類を全数チェックする検査をすると
 このような例は起きません。
 
 
===================

■(2)編集後記
 
 
 ハウスメーカーの選択は、
 カタログや展示場を見て選ぶのが普通です。
 
 主な性能、例えば地震に対する強さなども、
 カタログで判断できるでしょう。
 
 比較した結果、、あまり差がなく、
 最終的には、提案力、営業の人柄、価格などが
 決め手になることが多いようです。
 
 
 私はいろいろな会社の家を、検査で見ている経験上、
 特に工業化住宅メーカーは、工事の過程をみると、
 中身の違いがはっきりわかります。
 
 
 何が違うか、
 
  それは、細かな部分での工夫。おさまり。
  
  
 工業化住宅は、プレハブと呼ばれ、
 仮設住宅が進化したようなもの。
 (初期のデザインはひどかった)
 
 
 工場生産のメリットがある反面、
 現場での自由度がないなどの欠点もある。
 
 特に、断熱性などの欠点は、以前から指摘をしてきた。
 
 
 その欠点や不具合を、A社などは商品開発に
 お金をかけ、年々改良を重ねています。
 
 反対にB社は、商品改良のスピードが遅く、
 A社の15年前くらいの状態。
 
 
 どちらを選ぶかは自由ですが、
 選ぶときによく考えたほうがよいです。
 
 
 (特定のメーカーを宣伝したくないため、実名は伏せます)
 
 
 
 
 
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事例380『基礎内、異物による空洞』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 岐阜県多治見市に行く途中、
 名神集中工事の渋滞に引っかかりました。
 
 「中央道」だけが頭にあり、
 名神を少し経由することを忘れていました。
 
 高速道路の渋滞は、予定が大幅に狂うことがあります。
 スマートフォンなどで渋滞情報を
 マメに確認しようと思います。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「基礎内、異物による空洞」
 _________________
 
 380

  
 
 ◆写真解説
 
 基礎の配管穴部に、大きな空洞を発見。
 コンクリートが充填さていない、異常な状態。
 
 
 ◆内容説明
 
 基礎の立ち上がりに直交させて入れた
 「スリーブ」(配管をカットしたもの)が動いて、
 内部で横向きになったまま、コンクリートが流しこまれた。
 
 
 ジャンカという、多少の空洞でもダメですから
 このような大きな空洞は、当然NG。
 
 
 
 昔、ハウスメーカーにいた頃、こんなこともありました。
 コンクリート打設直前に、基礎職人が大きな石を
 基礎内へいくつか入れたところを、お客さんがたまたま見かけ、
 会社に苦情が入りました。
 
 基礎内部は、外から見えない。
 今回のようにあとから発見できることは稀なため、
 事前にチェックしておくことが大切です。
 
 
 ◆対策

 コンクリートの打設に立ち会う。または、
 打設直前、型枠が完了した時点で、検査をする。
 
 
 
===================

■(2)編集後記
 
 
 東日本大震災に伴う、購入者の関心から
 これから造られる住宅、マンションは
 揺れの軽減や、防災設備、非常用発電機などを
 配備するものが増えそうです。
 
 
 これらを備えた物件の発表には、マスコミも注目していて
 ニュースなどでも今後、多く取り上げられるでしょう。
 
 
 
 最近、S不動産が、これらを組み込んだ高層マンションを
 発表したときは、新聞、テレビなど多くが取り上げました。
 
 このニュースを見て、購入の検討を始めた方もいるでしょう。
 
 
 そのほぼ同時期、同じS不動産が販売した、耐震強度が偽装された
 分譲マンションをめぐり、11世帯14人への売買代金
 約3億7千万円の返還を命じた札幌高裁判決を不服とし、
 上告する方針を明らかにしたニュースがあったが、
 これは、ほとんど取り上げられていない。
 
 このニュースを知ると知らないでは、S不動産に対する
 イメージが、かなり違うでしょう。
 
 
 
 マスコミからの影響だけで、
 企業イメージを頭に植え付けるは危険です。
 
 特にこの業界は、悪い情報は出ません。
 

 
 
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事例379『大引きの継ぎ手不備』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨日、運転免許証の更新に行ってきました。
 
 今回は、5年間無事故、無違反だったため
 ゴールド免許に復活。
 
 現場で路上駐車をしたり、
 5年で約20万キロ運転する私には、
 容易ではないゴールド免許。
 
 次回の更新時に向け、安全運転を心がけたいです。
 
 
 
■(1)今回の事例__________

  「大引きの継ぎ手不備」
 ________________
 
379

 
 ◆写真解説
 
 木造1階の床組。大引きの継ぎ手(受け側)が、
 束から65CMも持ち出して継いでいる。
 
 基準は15CM程度であり、床がたわむ原因になる。

 ◆内容説明
 
 継ぎ手部分で、受ける側と載る側が反対になっている。
 
 受ける側の継ぎ手が、支え(束)から
 遠く離れていると、水泳プールの飛び込み板のような
 片持ち状態となる。
 
 材の端部に重たい荷重がかかれば、たわむことは確実。
 
 
 ◆対策

 床下にもぐって検査するのは、非常に大変。
 
 基礎完成検査を兼ねて、床組時に検査する。
 
 
 
===================

■(2)編集後記
 
 
 今年は「省エネ」ブーム。
 住宅も、「省エネ」を売りにする会社が増えています。
 
 
 エコカーと言っても、燃費性能に幅があるように、
 長期優良住宅の仕様である「省エネ対策等級4」の
 基準をクリアしている住宅でも、断熱性能の差はかなりあります。
 
 中には、施工が適当で、
 「これは違うんじゃないの?」というものも、実際にある。
 
 住んでから、直すのが困難なものだけに
 設計段階で、どのくらいの性能か確かめることが大事です。
 
 
 
 車の省エネは、燃費の数字である程度判断できます。
 住宅の場合は、何で判断したらよいのでしょうか?
 
 
 あまり、掘り下げると難しくなるので
 以下の2つを確認するとよいでしょう。
 
 ・Q値 単位 W/m2・K(熱損失係数)
 ・C値 単位 cm2/m2(隙間相当面積・気密)
 
 ただし、ほとんどの会社はこの性能を表示していません。
 

 表示がない場合は、以下のものと比較すると
 わかりやすいかもしれません。

 私が最近見た中で、断熱性能がダントツによいのは
 一条工務店のアイキューブ。
 http://www.ichijo.co.jp/news/i-cube/index.html
 

 
   
 □C値の補足
 
 省エネ対策等級4は、施工基準に気密をとれと、
 記載してあるにも関わらず、目標の気密値(隙間相当面積)は
 5.0cm2/m2(愛知県)以下と、かなり低い。
 
 気密数字0.7でも、7倍の5.0でも
 同じ省エネであると表示できている。
 
 ぎりぎり5.0にするか、1.0にするかで、
 大きく性能は、かわります。
 

 
 
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事例378『車載禁止のます蓋』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 17年前くらいに、新築の独身寮に住んでいて、
 今日、その前を通ったら、解体工事をしていました。
 
 たった20年弱で解体。
 時代の流れで、必要のない建物になってしまった
 と思うと、もったいない気がします。
 
 
 
■(1)今回の事例__________

  「車載禁止のます蓋」
 ________________
 
 378

  
 ◆写真解説
 
 車載禁止のます蓋を、駐車場に使っている。
 車の重さによっては割れることがある。

 ◆内容説明
 
 写真は雨水のます蓋。
 
 乗用車くらいでは、割れることはありませんが、
 四駆など重量車が載ることも想定し、
 基本は、車が載る部分は、強度の強い蓋を使います。
 
 
 設計図書で指示しないことが多く、
 設備屋さんが判断して施工している場合が多い。
 
 
 ◆対策

 写真のように蓋には、はっきり「車載禁止」
 と表示があり区別は簡単。
 タイヤが載りそうな箇所は、チェックしましょう。
 
 
===================

■(2)編集後記
 
 
 先週、欠陥住宅被害者からメールが2通届いた。
 
 年に数回はあることですが、
 同じ日に、2通届いたのは初めてです。
 
 主な内容は
 
 「○○ホームに人生を狂わされた。何とか仕返しできないか」
 
 「裁判で、我が家の欠陥は、欠陥ではないと言われた」など
 
 
 悲痛な内容で、何とかしてあげたい気持ちはあります。
 しかし、裁判まで発展した状況では、難しいケースがほとんどです。
 
 また、マスコミに公表したいと言っても
 最近は裁判中の物件の取材は、まず受けてくれません。
 
 
 
 工事開始から、当社に検査を依頼してくるお客さんは
 有名メーカーで建てる人が多いです。
 
 理由を分析してみると、
 
 有名メーカーに依頼して、安心を買い。さらに、
 有名メーカーの家でも、所詮は職人が現場で造るので、
 念のために、自分側の第三者に検査を依頼して
 欠陥を防ぐという慎重な考えを持っています。
 
 このような方の場合、ほぼ100%、
 紛争にまで発展することはありません。
 
 
 やはり、事前の自己防衛が大事です。
 
 
 予算的に有名メーカーに頼めなくても、
 契約書類や図面を、自分側の専門家にチェックさせるなど、
 契約前から慎重にすすめることで、紛争の予防になります。
 
 お金をあまりかけなくても、必要最低限のことはすべきです。
 
 何かあっても、消費者は保護されているから
 大丈夫だろうという考えは、大変危険です。
 
 
 
 
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事例377『スリーブ入れによる鉄筋の切断』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 最近、なぜか金曜日に予定が集中します。
 
 今日は金曜。現場予定が多く、
 今朝、自宅を出たのが4時50分。
 事務所に帰って来たのが19時前。
 
 
 ようやく今から、事務作業に取り掛かります。
 
 
■(1)今回の事例__________

  「スリーブ入れによる鉄筋の切断」
 _________________
 
 377

  
 
 ◆写真解説
 
 配管スリーブを入れるため、基礎鉄筋を切断した。
 
 指摘を受けるまで補強筋を入れる予定はなかった。

 
 ◆内容説明
 
 大手ハウスメーカーの現場。
 
 監督に補強を指示すると、
 「いつも、切断したままで補強はしません」
 という返事が返ってきた。
 
 
 意味があって、入れている鉄筋、
 つながっていなければ意味がない。
 
 
 「つながってなくても良ければ、
 ジョイントも離してもいいのか」と質問したら
 
 答えが返って来ませんでした。
 
 
 
 ◆対策

 今日検査に行った現場でも、
 切断部の補強筋の入れ方がまずく、是正をさせた。
 
 意味をわかって仕事している
 職人、大手の監督は少ない。
 
 基礎は重要な部分だけに
 きちんとした検査を入れることが大事です。
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 最近また、専門書を結構買っています。
 
 欠陥住宅の裁判で、単純な話がどんどん広がり
 一つのことをより掘り下げて調べるためです。
 
 
 いちいち、大きな書店へ行くのは面倒なため
 購入は「アマゾン」を使います。
 
 検索も購入も楽な「アマゾン」
 
 ただし、実際の中身が見れないため
 知りたい部分が書いてあるか、わからない。
 
 
 届いて、中身を見たときに
 知りたいことが載ってない、ということもあります。
 
 
 専門書は値段が高いので
 外れると、しまったと思います。
 
 ただ、今後、何かにきっと役立つはずなので
 時間があるときに全体を読むようにしています。
 
   
 
 
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