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欠陥住宅を買わないための、消費者が自らチェックできる方法2

1月8日の続き。
約14年前、住宅においても地盤調査が義務づけられたため
最近の新築物件は、地盤沈下が激減している。
そのため、床の水平をチェックした方が良いのは
築10年以上の中古住宅。
ただし、築年数に関係なく、2階床の傾斜の問題は
案外多いため、新築でも水平をチェックした方が安心です。
我々プロはレーザーレベルを使って水平を確認します。
機械がない素人さんの場合は、ビー玉がよいでしょう。

ビー玉
2階の床は、下がLDKなど、2階の床を支える
間仕切り壁が少ない箇所を重点的に調べるとよいです。

新年のご挨拶

明けましておめでとうござます。
本年もよろしくお願いいたします。
検査の方は、今年も引き続き、依頼された仕事を
地道にこなしていきたいと思います。

損は誰もが嫌う

「構造的には当初より弱くなりますが、
基準法をクリアしているので大丈夫です」
欠陥の補修工事内容の検討で、安易な補修案を提示した時に
よくある相手側からの発言。
特に普段お客と接することがない、下請けの建築士から聞くことが多い。
業者のミスで起きたこと。施主としては、性能が下がることを
簡単には了解できません。
先日読んだ本にこのようなことが書いてありました。

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プロスペクト理論
「人間は得をした喜びよりも、損をした悲しみの方が2倍強くの残る」
損をした悲しみのほうが感情的に強いので、
人は損をしないような決断を無意識にする。
補修が困難で、その部分では損をさせるが、
他でカバーし、結果的には相手が損をしない。
紛争の話し合いでも、この心理が分かれば解決が早いかもしれません。
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8割以上が未施工

3連休ですけど休みなしです。
今日は日曜日なのに午前中は弁護士と打ち合わせ。
(自分、自社のことではなく、関わっている裁判の打ち合わせ)
午後は、三河の方へ検査に行く予定です。
今月発売の日経ホームビルダー1月号
ほとんどの現場で施工がされていない
バルコニー壁の通気についての記事をのせています。
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-日経13年1月
通気工法は最近お客さんも敏感になっているためか
全国的なメーカーでは細部まできちんとマニュアル化されてます。
しかし未だに職人任せの業者が多く、特に今回掲載した
バルコニー部は80%以上の現場で実施されていません。
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これは何でしょうか?

床下にもぐったら、つららのように、合板から何かが垂れていた。
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-合板カビ
この正体は「カビ」です。
基礎断熱の施工、設計が悪く、床下全体が湿気ているのが原因です。
検査をしなかったら、腐るまで誰も気づかず放置されていたでしょう。
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書くのは自由

工事中の現場に貼ってあった表示↓
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-看板
職人さんは実行しているようですが、ここの大半の社員の態度は違う。
宣伝やブランディングが上手な会社ですから、
施主や現場見学に来る新規顧客へのアピールのため、
コンサルタントが指示して貼ったのかもしれません。
これらも広告と一緒で、書くのは自由。
実際にそうであるかは、よく判断しないといけません。
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事例506『筋交い金物ビス施工忘れ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今朝出社したら、複合機が紙詰まりをおこしていた。
いつもならすぐ直るのに、今回はなかなか直らない。
いろいろ開けて見ていたら30分くらい時間が過ぎていた。
せっかくいつもより30分早く出社したのに
複合機の修理に時間を費やすとは思ってもいませんでした。
■(1)今回の事例________
「筋交い金物ビス施工忘れ」
________________
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-筋交い金物
 
 
◆写真解説
筋交い金物ビス打ち忘れ。
仮止めしておいて、あとから施工するつもりが、
1ヶ所だけ忘れてしまった。
◆内容説明
大工さんに悪気はありません。
社内検査や瑕疵保証の検査が見落としていることが問題です。
以前、いい加減な社内検査を疑い、
あとからX線撮影で金物を調べた現場もありました。
構造の重要な金物だけに、1本も忘れがあってはいけません。
◆対策
全数検査を行えば、このようなミスは防げます。
===============
■(2)編集後記
今日の内容にも書きましたが、
ほとんどの現場は、瑕疵保険などの第三者検査が入る。
第三者検査と言っても、業者との契約のため、
施主側とは言えません。
一番ひどいと思う内容は、
瑕疵を見つけても設計者がこれでいいと言えば、検査はパスします。
責任は建築士にあるので、建築士の判断を仰ぎ、
責任転嫁するわけです。
金物なども全数検査してくれる検査員も希ですし、
保険の検査があるから大丈夫ですという言葉を信じてはいけません。
欠陥住宅でもめた人に聞けば、このような内情をよく知っています。

建築士免許偽装

今朝の新聞に載っていた記事。
免許証までの偽装ではないが、
資格がない、または二級建築士が
名刺に「一級建築士」と書いてある例は何度かあった。
大半はいかがわしいリフォーム業者。
一級建築士の免許があっても、試験に通っただけで、
知識や仕事の質を、国が保証しているわけではない。
それでも、肩書きを重視する傾向がお客側にあるから、
受注しやすくするため、嘘を付くのでしょう。
無資格の医者、弁護士、税理士などのニュースもよく報道される。
今回のように免許書を偽装されたら、皆、騙されるでしょう。
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事例482『土台の欠損』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は三河方面へ検査へ行ってきました。
国道23号バイパスが延びているおかげで
70KM弱ある現場まで、車で1時間くらいで行けます。
■(1)今回の事例________
「土台の欠損」
________________
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-土台欠損
 
◆写真解説
電気配線。床下から1階へあがるスペースがなく、
構造材の土台を大きく穴あけし、通している。
力の係り具合によっては土台が破損する。
◆内容説明
配管は、床下、天井裏の水平面で主に配管される。
上下階をつなぐ垂直の配管は、壁内等に通される。
木造住宅では、配管経路を職人まかせにしているケースが多い。
配管を通す「パイプスペース」の設計がない場合、
壁内へ配管を通すしかなく、壁の上下端にある梁や土台の構造材が切り欠かれる。
木は容易に穴あけができるため、
木造でよく起きている事例。
◆対策
設計時に配管経路を決めて、パイプスペースをとる。
パイプスペースを取ると、部屋など空間が多少狭くなりますが、
構造材を傷めない方が重要です。
====================
■(2)編集後記
欠陥調査の報告書を出すと、かなりの確率で業者から
報告書の内容がおかしいと言って来る。
認めてしまうと、責任や多額の補修費がかかるためで、
内容はあまり見てないようです。
先月検査した家も、報告書の内容はデタラメだと言ってきた。
軽く反論したら、その後は黙ってしまい。
結局今、大掛かりな手直し工事をしている。
今まで数多くの検査を行ってきて、その経験などで書類を書いています。
瑕疵データの蓄積も多くあり、瑕疵項目のほとんどは自信をもって記載しています。
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事例462『気密工事の不備』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
住宅関連は3月が忙しい。
3月が本決算の会社が多いのと、卒業など移動が多い時期でもある。
当社の忙しさのピークは、先週が山だったような感じで、
今週中ごろは、少し余裕がありました。
 
■(1)今回の事例________
「気密工事の不備」
________________
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-気密パッキン
 
 
◆写真解説
 
長期優良住宅。(省エネルギー対策等級4)
玄関土間に外気が入らないように、気密パッキンを施工している。
材料不足で、一部通気パッキンが使われている。
 
◆内容説明
平成21年の省エネ住宅に関する告示改正で、
定量的な基準、規定が削除されました。
そのため、公庫仕様書などでも、
気密工事について、はっきり書かれていない。
長期優良住宅、フラット35Sを利用する人が増えて、
省エネ対策等級4(最高ランク)を標準仕様にするメーカーが増えた。
しかし、気密工事の理解はいまいちで、
玄関まわりなどで、気密の施工が省略されているケースもある。
住宅金融支援機構が、「気密確保の重要性は変わらない、
的確かつ丁寧な施工をするように」と解説本で明記しています。
つまり、気密工事は必要です。
◆対策
 
長期優良住宅など、新しいものは間違いが起きやすい。
工事中の検査が大事です。
====================
■(2)編集後記
木造住宅の外壁からの雨漏り。
根本的な原因は、外壁の裏側にある防水紙の施工不備であることが多い。
雨漏り調査で、防水紙の施工不備が原因であると突き止めても、
外壁をめくって修理をすると費用がかかる。そのため、
業者は、表面だけをシールして修理が終わることがほとんど。
これでは、数年経って、シールが劣化すれば
また雨が漏る。
雨漏りの瑕疵担保保証は10年。
小手先の修理を容認してしまうと、保証が切れたあとも
また雨漏りします。
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『ホントは防げる欠陥住宅』書籍陰影

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2021年1月号~6月号連載
『日経アーキテクチュア』

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「現場で役立つ 欠陥防止の勘所」
2015年4月号~2021年4月号連載
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