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事例346(アンカーボルトの抜け)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 ここ最近のいくつかの物件で、私を警戒して、
 何とかごまかそう、逃げようとする業者がいます。
 
 施工によほど自信がないのか
 検査する前からの警戒ぶりは異常です。
 
 
 そんな業者の態度を見ている、
 施主さんは、本当に気の毒です。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「アンカーボルトの抜け」
 __________________
 
 346
 

 
 
 ◆写真解説
 
 アンカーボルトの抜け(矢印部)。
 土台の端部の必要な箇所にない。
 
 その奥は、基礎の角度が悪く、
 土台(赤ラインの位置)が少しズレている。
 
 
 ◆内容説明
 
 アンカーボルトの施工忘れ。
 
 職人が気をつけていても、
 1本くらいなら図面を見落としたりする
 ことはよくある。
 
 これは、大手メーカー現場。
 コンクリートの打設前に監督などが
 チェックしていないことが分かります。
 (当社の検査はその工程での依頼はなし)
 
 
 うしろの基礎のズレは
 斜めに配置した基礎の位置を、正確に出せなったもの。
 
 これも品質管理を、職人任せにした結果です。
 
 
 
 ◆対策
 
 アンカーボルトは工事が進むと
 あとから見えなくなる。
 
 事前、もしくは見える段階できちんと確認をする。
 
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 当社が持っている検査機材を紹介します。
 
 今回は「鉄筋探査機」
 
 110208
 

 鉄筋はコンクリートで覆われてしまうと
 目視することは不可能です。
 
 
 見えない鉄筋をどうやって調べるか。
 
 X線撮影という方法もありますが、
 放射線の周囲への影響や、費用の高さから
 選択するケースは稀です。
 
 そうなると、やはり「鉄筋探査機」が主流になります。
 
 この機械を簡単に説明すると
  「性能がよい金属探知機」
 
 
 これで鉄筋の何がわかるのか
 
 ・平面的な位置
 ・かぶり(表面から鉄筋までの距離)
 ・鉄筋径など
 
 
 使用後、よく指摘にあがるのは
 ・鉄筋を切断している。
 ・かぶり不足の2点です。
 

 この機械は結構高額です。
 自社で持っていない検査会社の方が、多いと思います。
 

 
 
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事例345(エコキュートの傾き)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 現場内は埃っぽく、
 マスクをしている職人さんが多い。
 
 ただ、よく見ると、息苦しいのか
 鼻がマスクから出ていたりします。
 
 現場内には必需品ですが
 快適なものではありません。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「エコキュートの傾き」
 _________________
 
 345
 

 

 
 ◆写真解説
 
 地盤沈下が原因でエコキュートが傾いた。
 満水で500L位の水を貯めるので、
 基礎や地盤の考慮が重要です。
 
 
 ◆内容説明
 
 建物で、柱状改良などの基礎補強を施工した
 軟弱地盤の現場で起きやすい。
 
 
 エコキュートが売れ出した
 今から7,8年前は、同事例を頻繁に見かけた。
 
 理由は、新しいものに対する知識がなく、
 タンクが空のときは、人の手で運べるので
 それほど重たい意識がなかったからでしょう。
 
 
 経験を積むにつれて、この手の失敗は減ります。
 
 しかし、新たにこの業界に入ってくる新人がいる限り
 失敗は0にはなりません。
 
 
 
 ◆対策
 
 誰か1人に任せるのではなく
 基礎図面にエコキュートの基礎を記載し
 複数の人がチェックができるようにする。
 
 
 
===================

■(2)編集後記
 
 
 先日、守山区内の路上で
  「大工・職人大募集」の看板を見ました。
 
001

 
 あなたはこの看板を見て、
 下記のどちらの考えに近いですか。
 
 A、いい家を建てるため、人気があって注文が多く忙しい。
   大工、職人が足らないんだ。
 
 B、販売価格が安い会社で、職人単価は安そう。
   (この看板の横に家の宣伝があり、価格の安さを強調している)
   
   この看板で集まる職人さんってどんな人だろう
   
   ・他で仕事がない人。
   ・他社で腕が悪いなどの理由で、仕事を切られた人。
   
   こんな職人に家を造られたくない。
   
  
  
  
  私はBです。
 
 
 
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事例344(火打ち梁の固定不良)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 断熱材不足が、まだ解消されていません。
 
 多くの現場が遅れているようで、
 子供の転校などが絡む、3月末完成が今から心配です。
 
 工事遅延紛争が多く起きないように
 早く解消すると良いですね。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「火打ち梁の固定不良」
 ________________________
 
 344

 

 
 
 ◆写真解説
 
 火打ち梁。釘1本だけで固定している。
 これでは大地震などの力に耐えられない。
 
 本来、六角ボルトにて緊結する。
 
 
 ◆内容説明
 
 今回はリフォーム工事。
 耐震補強のはずが、弱くなっては意味がない。
 
 
 火打ち梁は、梁や胴差の接合部を固める目的で用い、
 耐震上、防風上有効である。
 また、建築基準法施行令第46条に設置を規定している。
 
 写真は、ボルトを通すのが面倒だったのか、
 釘で留めていただけの状態。
 
 
 原因は、大工さんの無知か、手抜きかわかりませんが、
 現場管理者も気がついていなかった。
 
 
 ◆対策
 
 あとから隠れてしまう箇所は
 構造的に重要なことが多い。
 
 第三者の建築士に検査してもらうことをお薦めします。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 「トステム」が製造、販売した
 約1万棟の建物で使用されているアルミサッシ。
 
 先週、建築基準法で定める防火基準を満たしていなかったことが
 国土交通省の調査でわかった。

 昨年の「三協立山アルミ」のサッシに続いての発覚で、
 数年前には「ニチアス」の外装材の防火基準偽装もありました。
 
 ニチアスの発覚は内部告発でした。その影響からか、
 最近は、国土交通省が抜き打ち検査を行うようになり
 今回の発覚となった。
 
 
 なぜ、このようなことが起きるのでしょうか?
 
 私の想像ですが、耐火認定試験に合格するため、
 試験用に特別な試験体を作り、実際の製品は、
 試験体どうりでは、量産する製造過程や、
 使い勝手に支障があり、一部を改良し製造。
 それを認定済みとして販売していたからでしょう。
 
 製造メーカーは、
 認定性能が、「たいしたことない」という認識と、
 火災等の事故で、責任追及がなかったから、
 普通にズルをしていたと思う。
 
 
 そうなると、消費者は高いお金を払って、
 偽物をつかまされていたわけで、
 認定試験自体がなくてもよかったと思えてくる。

 得していたのは、認定試験を行う、国土交通大臣の指定機関と
 性能を騙して売っていたメーカー。
 
 
 
 かつて食品偽装や、三菱自動車のリコール隠しでは
 マスコミの報道も多く、大きな話題となりました。
 
 しかし、建築関係は、大きなニュースにもならず、
 すぐに忘れ去られてしまいます。
 
 
 抜き打ち検査がなかった過去について、非常に気になります。
 偽装はこれ以外にないのでしょうか?
 メーカーは正直に、申し出るべきだと思います。
 (無理でしょうけど)
 
 
 
 
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事例343(基礎破壊)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 鳥インフルエンザが広がっています。
 
 私は愛知県豊橋市出身。
 中学生のとき、同級生に養鶏農家の子がいたこともあり
 気になるニュースです。
 
 殺処分以外の対策方法が、確立されるといいですね。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「基礎破壊」
 ________________________
 
 343

  

 
 ◆写真解説
 
 配管を通すために、基礎を破壊した。
 
 鉄筋が露出し錆びている。
 
 
 ◆内容説明
 
 配管を通さないと生活できないが、
 基礎を破壊してはいけない。
 
 先回同様、行き当たりばったりの施工で
 配管計画を考慮せずに基礎を造った。
 
 写真をよく見ると
 基礎の天端の施工も雑です。
 
 
 簡単な図面しか作成せず、
 職人任せで造ると、このようになります。
 
 
 ◆対策
 
 最近は、長期優良住宅仕様などで
 配管の施工方法も意識されてきました。
 
 設備配管図面を、あらかじめ書かせましょう。
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 昨日受けた相談を紹介します。
 
 
 3年前に購入した分譲住宅。
 アフターサービスが一切ない。
 
 床下などは見てないが、
 素人でもわかる箇所で、いろいろ不備が発覚している。
 
 業者へ言っても、対応する気はない。
 現在一部、自費で補修している。
 
 そのため、当社に家全体を調べてもらい
 業者と折衝したいという内容でした。
 
 
 この家を建てた業者は、株式も公開している大手分譲メーカー。
 アフターサービスがないとは知らず、相談者は購入してしまった。
 
 
 
 家は同じメーカーで2度買う(建てる)ことは、かなり稀です。
 だから、不動産業者は既存客よりも、新規顧客を大事にする。
 
 分譲住宅の場合、営業を地元不動産屋に任せるケースも多く、
 その場合、建築したメーカーの担当者とは、数回会う程度です。
 
 購入後不具合が出て、
 顔見知りになった不動産屋に申し出ても、
 アフターの対応はしてくれない。
 
 
 相談者は最後に、こう言っていました。
 
 「補修費用が、かなりかさんでしまった、
  カノムの検査を受けてから買えばよかった」
 
 
 
 安いから仕方がないと、割り切れない方は
 購入時によく考えたほうがいい。
 
 
 
 
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事例342(梁の切り欠き)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨年の冬までは、新築完成現場を
 靴下で歩いても、足は冷たくならなかった。
 
 しかし、今年は足の冷えに耐えきれず
 先週、室内履きを購入。
 
 急に、血行が悪くなったのでしょうか。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「梁の切り欠き」
 ________________________
 
 342

  
 

 ◆写真解説
 
 梁の真上に配管を立ち上げる必要があるため、
 梁を欠いた。
 
 設計時の配慮不足。
 構造的に弱くなることは確実。
 
 
 ◆内容説明
 
 この配管は2階トイレの手洗いの給水と排水。
 
 設計時に、梁の向きなどを確認していないために
 このような結果となった。
 
 
 事前に、細部の取り合いなど考えず
 行き当たりばったりの施工が、住宅では一般的。
 
 基礎でも簡単に、あとから穴を開ける場合も多い。
 
 
 
 ◆対策
 
 設備で構造材を痛めないように
 工事前に図面上でのチェックをする。
 
 このように痛めてしまった場合は、補強する。
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 住宅の検査(ホームインスペクション)を扱う団体が
 今後増えそうです。
 
 役所や保証など、国の制度の検査は不十分であり
 これとは別に、検査を入れる必要性が広がることはよい事です。
 
 
 ただ懸念は、施工業者なども、検査団体を作ろうとしていること。
 
 現在、確認申請や性能評価などを行う民間の検査機関で
 ハウスメーカーが出資し、OBなどが社員の会社もある。
 それを、第三者機関と言うのは違和感がある。
 
 
 検査(インスペクション)において、
 検査の品質以上に難しいのが倫理。
 
 
 ドラッガーがプロの倫理としてこう言っている。
 
  「知りながら害をなすな」
 
 
 10年検査してきた私が、はっきり言えることは、
 
 検査員の自立性、私的利害の排除がないと、これを守れない。
 
 
 施工者の社員が検査員の場合、圧力に反発するには、
 会社を辞める覚悟がなければ無理でしょう。
 
 
  
 顧客アピール、その後の受注のために発足するなら
 それは自らの利益だけのためである。

 業務内容や範囲を明快にすべきです。
 
 
 依頼する側もよく見極めないと、無駄金を払うことになる。
 
 

 
 
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事例341(雨漏りで壁が腐った)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 先日、東名浜名湖SAで
 車に寄ってきて、強引にDVDを売りつける
 怪しい男に、しつこくからまれた。
 
 買わずに、追い返しましたが
 これで2度目の体験。
 
 
 夜や、昼間でも人目に付きにくい場所が
 狙われるようです。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「雨漏りで壁が腐った」
 ________________________
 
 341

 

 
 
 ◆写真解説
 
 外部リフォーム工事後、雨漏りが発生。
 壁をめくったら内部が腐っていた。
 
 
 ◆内容説明
 
 雨漏りの原因は、
 外壁と屋根の取り合い部の板金工事ミス。
 
 柱、土台が腐り
 シロアリの被害も出た。
 
 
 ここまでの被害になった原因は、発見の遅れ。
 
 内壁に、カビが出てたときは、
 雨漏り発生から5年以上経過していた。
 
 断熱材などが水を吸い、
 表面に症状が出るのが、遅れたためです。
 
 
 業者へ連絡をしたが、すでに倒産していて
 自己費用での補修となりました。
 
 
 ◆対策
 
 今回は明らかな施工不良であり、
 職人が勝手に判断してやったと思われる。
 
 リフォーム会社によっては
 図面も書かずに、全て職人任せの場合もある。
 
 
 図面や現場でおさまりを指示するなど
 計画性を持って施工することが大事。
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 今週、裁判の証拠出しに行ってきた。
 
 内容が設備中心だったため、
 水道職人の協力を得た。
 
 結果、疑問が全て解決しました。
 
 
 毎日、専門的にやっている職人、業者はその道のプロ。
 私は必要であれば、彼らに積極的に質問をする。
 
 しかし、建築士以外の意見、見解は
 証拠にならないと主張する、年配の建築士がいる。
 
 この人は設計、施工、住宅からビル、リフォーム、
 設備や住宅ローンなど
 建築に関わる全てが専門らしい。
 
 医者で言えば、外科、整形外科、内科、皮膚科、眼科、
 産婦人科、耳鼻咽喉科、小児科全てが専門みたいなもの。
 
 
 確かに、何が得意なのか、わからないくらい
 何でも首を突っ込むが、
 不得意と思われるものは、
 明らかにおかしなことを言っている。
 
 
 
 建築士に限らず、
 資格だけで専門家を判断したらダメです。
 
 何が得意か、その経験は確かか、見極めましょう。

  
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事例340(気密パッキンの隙間)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨日は雪で高速が通行止め。
 そのため電車で移動したのですが、
 
  大曽根駅では30分以上電車が来ない。
  金山からの電車は2時間遅れ。
 
 移動に時間がかかりました。
 
 
 また、電車の中では
 クロスの材料を抱えた人、
 工具を持った職人など
 
 建築関係者をたくさん見ました。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「気密パッキンの隙間」
 ________________________
 
 340

 

 

 
 ◆写真解説
 
 外気進入を防ぐ、気密タイプの基礎パッキンの施工。
 
 ジョイント部が空いていれば意味がない。
 
 
 ◆内容説明
 
 家を断熱材でスッポリ覆うことが、
 断熱材施工の基本です。
 
 しかし、床下に断熱材を入れていても
 玄関土間やユニットバスまわりが、床下と通じていると、
 断熱効果は軽減してしまう。
 
 
 長期優良住宅などで必須の
 省エネルギー対策等級4。
 
 これを選ぶと、玄関土間まわり、ユニットバスまわりは
 この気密パッキンなどを使って、
 気密化しないといけない。
 (ユニットバスの床が断熱仕様の場合は、
  ユニットバスと壁の間で気流を止めてもよい)
 
 言葉ではわかりにくいので断熱材メーカー、
 マグ・イゾベール株式会社のHPをリンクします。
 http://www.mag.co.jp/pro/manual/orange/trade-off/grounds.php#grounds01
  
  
  
 大工さんが意味もわからず、施工していると
 このように隙間をあけたりする。
 
 
 
 ◆対策
 
 仕様が新しくなると、間違いは起きやすい。
 
 特に省エネルギー対策等級4の施工は
 かなりの確率で間違った施工がされています。
 
 自分で情報を取り、チェックすることが必要。
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 20万部売れた「コワ~い不動産の話」
 http://tkj.jp/book/?cd=70761401の続編
 
 「コワ~い不動産の話2」(宝島社)
 http://tkj.jp/book?cd=70779201が、
 先週発売されて早速読んだ。
 
 
 不動産を買う人は「コワ~い土地の話」
 http://tkj.jp/book/?cd=70703201を含め
 この3冊を読むことをお薦めします。
 
 
 1冊500円くらいで、
 かなり濃い内容の不動産知識を得られ、
 失敗する確率は低くなると思います。
 

 
 
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事例339(FRP防水の浮き)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今朝、現場の仮設水道が凍結するくらい寒かった。
 
 でも、明日はもっと寒いらしい。
 
 しばらくは、コンクリートの養生などに
 気を使う寒さが、続きそうです。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「FRP防水の浮き」
 ________________________
 
 339

 

 
 
 ◆写真解説
 
 新築、バルコニーFRP防水の浮き。
 
 内部に空気が入り、表面が膨らんでいる。
 押せばへこむため、亀裂が出やすい。

 
 ◆内容説明
 
 多くの木造住宅のバルコニー防水で
 使われるFRP防水。
 
 FRP防水を知らない方は下記がわかりやすい。
 http://www.frp-zone.com/bousui_kouji4-1.html
 
 
 この浮きは、何らかの施工不良によって
 部分的に下地と接着していない。
 
 放っておくと、亀裂が入り、雨漏りの恐れがある。
 
 
 雨漏りにおいては、10年間の瑕疵担保保証があるし、
 防水会社独自の10年保証もある。
 
 ただし、施工不良と判断されて、保険が使えなかった
 施工業者が倒産するリスクもある。
 
 早めの処置が必要です。
 
 
 ◆対策
 
 完成時、きれいに掃除された状態で
 仕上げの確認をする。
 
 入居後、定期的に自分自身で表面をチェックする。
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 自宅近くに、昨年6月に完成した
 レオパレス21の単身者アパート。
 
  まだ、12世帯中2世帯しか住んでいない。

 
 また、別の地域で見た築7年くらいの
 積水ハウスの世帯向けアパートは、
 
  8世帯中1世帯しか入居していない。
  
  
 どちらも、名古屋中心部へ30分以内で行ける
 駅から徒歩10分以内の立地。
 
 
 雇用不安、少子化、空家率の増加、
 新築住宅が安く買えるなどの状況でも
 
 新築賃貸住宅はまだ多く建てられている。
 
 
 
 以前、アパートを5棟ほど経営している大家さん
 から聞いた言葉。
 
 「アパートを建てることで、
  リスクなく儲かるのは業者、銀行、管理会社。
 
  業者に丸投げではなく、きちんと自分で考えて建てないと
  将来空室が増えて、損をする。
 
  まだ土地はたくさんあり、営業がひっきりなしに来るけど、
  立地が悪いので、もうこれ以上は建てるつもりはない」
 
 
 
 このように、家は何度か建てる事で、
 素人でも詳しくなる。
 
  だから、初回は特に、慎重になるべきです。
  
 
 
 不動産業界に携わる人たちに、プロの倫理があれば
 失敗する確率は低くなるでしょう。
 
 しかし、自己利益を優先したり、
 顧客より、業界で不評を買わないことを重視する
 プロが多いのが現状です。
 
 
 
 
 
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事例338(基礎の省略2)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今朝、名古屋の気温は-3度。
 
 自宅近くの池が、一部凍るほどの寒さで
 池の周りを、歩いている人も少なめでした。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「基礎の省略2」
 ________________________
 
 338

 

 
 ◆写真解説
 
 別の現場ですが、先回と同じ例。
 
 完成検査で床下に入ると、
 内部の立ち上がりがほとんどないベタ基礎だった。
 
 最低、矢印箇所に基礎が必要。

 
 ◆内容説明
 
 先回と同じく、
 ベタ基礎の立ち上がりを省略された例で、
 強度不足な基礎。
 
 
 瑕疵担保責任保険に、この規定はある。
 
 ただし、規定を守らなくても、設計者がいいと言えば
 OKになるなど、厳しい現場チェックはない。
 
 ◆対策
 
 先回と同じです。
 
 無知な業者にあたると、本事例が起きる。
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 この連休中、子供と友人家族と、
 岐阜県のスキー場へ行きました。
 
 2シーズンぶりのスキー場。
 
 最近は、子供のリフト代割引など
 いろいろな値引きをやっているようです。
 
 
 スキーブームでもない今、
 割引をすれば当然、経営が苦しくなります。
 
 そうなると、変なところでケチるようになる。
 その例が私が食べた昼食。
 
 飛騨地方の郷土料理で、ジンギスカンの鶏肉版、
 「鶏ちゃん」を注文しました。
 
 出てきたものは確かに「鶏ちゃん」でしたが、
 キャベツばかりで、鶏肉は小さな2切れだけ。
 
 「鶏ちゃん」というよりは完全に「キャベツ炒め」。
 ちなみに料金は900円でした。
 
 それを見たとき、
 「グルーポン 残飯おせち事件」を思い出しました。
 http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10756568063.html

 
 こんなことでいちいち、店に文句は言いませんが
 鶏肉ケチってどうするのと思いました。
 
 また、スタッフの態度も悪く、大きな声で愚痴っている人、
 見えるところで昼寝している人がいました。
 
 これでは、値引きで人を呼んでも
 リピートする人は少ないでしょう。
 
 
 
 1回勝負の家購入では、
 業者選択の失敗は許されません。
 
 
 先日、検査依頼に来た方が言ってました。
 
 住宅メーカーがたくさんある中で、
 性能的に比較すると、どこもかわらない。
 そうなると、安いメーカーで十分と思う。
 
 しかし、あえて高いハウスメーカーを選んだ理由は、
  
  「安い分、何かがあると思う」
 
 
 一部、何もない、いい業者もいます。
 ただし、大半は予想のとおり、何かあります。
 
 そのあたりのからくりや、業者名を、
 個別相談ではお話しています。
 
 
 
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事例337(勝手に基礎を省略された)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 岐阜の田舎に住む職人は、年始は10日くらいまで
 休む風習があるようです。
 
 私も今週は、現場の予定が少なく、
 昨年やり残した事務仕事を片付けています。
 
 チェックシートなどの改定も
 早々に終えています。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「勝手に基礎を省略された」
 ________________________
 
 337

 

 
 
 ◆写真解説
 
 設計図に記載されていた基礎(赤部分)を
 現場で省略した。
 
 設計図どうりでない施工に問題があると共に、
 スラブ配筋を強くしないといけない。

 
 ◆内容説明
 
 通常、瑕疵担保責任保険ではベタ基礎の設計に
 ベタ基礎配筋表を用いる。
 
 ↓財団法人 住宅保証機構のベタ基礎配筋表
  ページの中間くらいにあります。
 http://www.how.or.jp/seinou/gijyutsu/shiyou16_6.html
 
 その配筋表に沿って設計された基礎が
 現場の判断で勝手に省略された。
 
 
 配筋表は基礎で囲まれたスパンの長さによって
 スラブの配筋を決めるもので
 基礎が省略されれば、当然スパンは長くなり
 スラブ配筋量は増える。
 
 
 無知な業者ほど
 ベタ基礎の意味を理解していなく
 柱や壁がない箇所の基礎を、省略することが多い。
 
 
 実は、瑕疵担保責任保険を使っても
 この表を使うことが、強制されているわけではない。
 
 設計者が判断すれば、表どうりでなくてもいいという
 業者にとって、都合のいい逃げが設けられている。
 
 つまり、基準法(H12告示1347号)を守っていれば
 写真の基礎でも問題はない。
 
 ただ、最初から図面に記載されていたり、
 長期優良住宅を選択すると
 配筋表を守らなければならない。
 
 
 ◆対策
 
 図面どうりに施工されていない、この写真の現場、
 何故か、瑕疵担保の基礎検査は合格している。
 
 ツイッターで、先月すこしつぶやいていますが
 保険法人7社中、
 きちんとした検査ができているのは1社だけ。
 
 それでも、何か問題があれば、業者の圧力には屈する。
 
 
 業者から入れる検査を絶対的に信用しないこと。
 
 間違いのない設計士、施工業者の選択と
 黒いものを黒と言える建築士に検査してもらうこと。
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 業者とトラブルになるケースの相談を受けた時、
 その業者と、契約をした理由を聞く。
 
  答えで、一番多いのが
 
  「紹介」
 
 中には、中立な立場の業者が主催するセミナーで
 業者をあっせんされ、決めたケースも少なくない。
 
 
 
 「紹介者を信じ、自分では深く考えない」
 
 一生に一度。
 数千万円という高額な買い物。これでよいのか?
 
 厳しい言い方をすると、
 自己責任の意識が低く過ぎます。
 
 
 アーバンコーポレーション事件のような金銭問題。
 欠陥住宅の問題などのリスクを、どう排除するか。
 
 これらの問題において、保険がベストな解決方法というような
 記事が、本日の中日新聞に掲載されていました。
 
 業者の数が星の数ほどいる業界。
 また、無登録など抜け道がある中で、
 保険だけでは、完全な保護は難しいと思います。
 
 
 
 株式投資などで、損したら自己責任であるように
 
 家購入も、紹介や保険に頼らず、
 自分の頭で考えることが大切です。
 
 
 私のところに、いくつか候補をあげて、
 どの業者と契約したらいいか、相談に来る人がたまにいる。
 
 私は過去の検査実績の積み重ねから
 契約しないほうがいい、業者を教える。
 
 つまり候補から消去させるだけ。
 
 どの業者も一長一短あるし、100点満点の業者はいない。
 自己責任で最終判断してもらいます。
 
 
 情報収集は非常に大事ですが、
 中には、成約時の紹介料目当てで、データの積み重ねもなく、
 特定の業者を薦めてくる紹介者やセミナーもあります。
 
 くれぐれも注意してください。
 
 
 
 
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