長井のブログ
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ミスが頻発しています。
完成した家を検査に行きました。 写真は、トイレ内の手洗い下の収納扉が 壁に当たって少ししか開かない。 位置をすらすには、配管からやり変えないといけない。 ただ、2階のトイレのため、容易ではありません。 取っ手、扉を変えるほうが容易です。 このところ、設計や現場でのミスの話をよく聞きます。 忙しすぎて、細かなところに気がまわ... -
完成した家が傷だらけ
新築検査の完成検査では、建てつけ、傷などもついでにひろいます。 最近、ダイワハウスを除き、傷が多い現場が連続しています。 今日検査した現場も傷だらけ。床に小さな穴が空いてましたし、 床柱も傷だらけ、下駄箱の扉も不揃い。 家は車などとは違う。 新品でも傷があって当たり前と業者が思っているようです。 そんな気持ちで、家を造っ... -
事例615『防水の不備』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日から10月なのに、暑い1日でした。 岐阜県の東濃方面で、道路に表示されていた気温は32度。 今日も真夏の服装で現場に出ています。 ■(1)今回の事例_________ 「防水の不備」 _________________ ◆写真解説 配管貫通部の雨漏り防止強化ため、ウェザータイト ... -
悪いことは隠しきれない
家をこれから建てる方と話をしていて、 最近、同じ話をよく聞きます。 それは、あるメーカーだけは選ばないほうがいい。 詳しい内容は分からないようですが、 メーカー選びの情報を集めている時に得た情報のようです。 このメーカー、過去に大きなミスを繰り返し、 情報が表へ出ないように、蓋をしている。 今までは隠しきれたかもしれません... -
頻発!建築基準法第20条違反
建築基準法第20条4号イ 「当該建築物の安全上必要な構造方法に関して 『政令』で定める技術的基準に適合すること」 この法が完全に守られていない家を連続して見つけています。 昔の家でなく、最近建てられた家です。 業者側の言い分は 「今まで同じように施工してきたが、誰からも言われた事がない」 誰は、確認機関の検査員、保険の検査... -
事例614『金物の不備』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 静岡県からの帰り、車の中で書いています。こちらの方面はよく来ますが、今年の夏は 一度も富士山を見ていません。 今日は清水付近で、雲から頭を出した富士山が見えました。 ■(1)今回の事例________ 「金物の不備」 ________________ ↓下から見ると ◆写真解説梁を固... -
掃除してもすぐに埃だらけ
昨日、きれいに掃除したばかりの現場。 フローリング上に大量の埃。 どうしてか?? 今日は風が強く、家の隙間(ダウンライト、巾木下など)から 気流と一緒に埃が出てきた。 断熱材をきちんと入れていても、気流を止めていない 現場がほとんど。 隙間風対策は、グラスウールなら施工マニュアルに 記載されています。 あとから施工するのは困... -
会社は一流、社員は三流
ある有名メーカーの現場監督のレベルは最低です。 若いから仕方が無いかもしれませんが、 自社で取り扱っている建築工法の知識がなく、 現場で指摘をすると、間違った反論か、言い訳しかしない。 また、こちらから電話をしても出ないくせに、 自分が用事があるときは、しつこいくらい事務所に電話が入る。 こんな監督ですから職人にもなめら... -
事例613『鋼製束のずれ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 昨日、慣れないことをしたせいか、 朝から背中が痛く、車に乗っているのが苦痛でした。 何とか、今は自然に痛みが引き、 書類作成など集中できそうです。 ■(1)今回の事例________ 「鋼製束のずれ」 ________________ ◆写真解説 1階床を支える鋼製束。 写真には写って... -
2週間で4件の事例
ここ2週間で4件ほど、2階の床の傾斜の問題に関わった。 どれも地盤沈下ではなく、2階床の一部分だけ傾斜が大きい。 考えられる原因の一つに、工事中、重い資材を置いたことがある。 どこの家でも使う重い材料といえば 壁、天井の下地に使う石膏ボード。 高さ2.4mのものなら1枚18KGくらいある。 つまり、1.5Mくらい積んでしまうと2... -
集中力が切れました
朝5時から欠陥住宅検査の書類を仕上げています。内容がいろいろ複雑で、あと少しで完成という所で集中力が切れました。特にまとめの部分は、集中力が切れると、書けません。昼からは現場立会い。それまでに完成させたいので、気分転換に少し外を歩いてみようと思います。 -
事例612『土台の不備』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 明日からまた3連休。 このところ、時間に余裕が無いので、 現場予定をできるだけ入れないで、 書類など、まとめて片付けようと思います。 ■(1)今回の事例________ 「土台の不備」 ________________ ◆写真解説 120mmの材料が入るところ、90mmを入れてしまった。 ... -
戦いにくい裁判
これから裁判が始まる欠陥住宅の紛争。 業者側によく知っている弁護士が付いた。 これは、やりにくくて仕方がない。 欠陥住宅の訴訟を起こす方は、会社経営者や 開業医さん多く、これらの方は顧問弁護士がいたり、 会合等の仲間で弁護士の友人がいたりする。 そのため、新たな紛争でお客さんを通じ、 年間5人くらいは弁護士と知り合いになる... -
事例611『鉄筋相互のあき不足』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今回の台風は、突風、浸水など 多くの家屋に被害が出ました。 浸水しそうになったら家が持ち上がる装置。 竜巻でも壊れない屋根、壁、雨戸などの 自然災害対策が今後、いろいろ出てくることを願います。 ■(1)今回の事例________ 「鉄筋相互のあき不足」 ________________ ... -
久しぶり現場へ出ませんでした
今朝、愛知県豊橋市に台風が上陸。 さすがに今日は現場に出ませんでした。 現在、欠陥住宅検査の書類作成がいくつかたまっているので 事務所に居る時間が取れてよかったですが、 今月買い替えようと思っているパソコンとネットワーク ハードディスクの機種を決めるのに結構、時間を取られました。 パソコンは自由にカスタマイズできる機種が... -
細かなものを見落とさない方法
検査でボルトの緩みなど、細かなものを見落とさないための具体的な方法を7月から考えていました。実際、数をこなし、いろいろ試しているうちにこれだという方法に至りました。それは、1ヶ所について、いろいろ見ない。 例えば、移動を最小限にとどめるため、筋交い金物と柱の金物を同時に見て、ついでに床の釘、梁の金物を見てではなく。 筋... -
事例610『基礎断熱材 剥離』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今日は午後から欠陥住宅の裁判。 今回、私の役割が重要なため、 集中して取り掛かろうと思います。 ■(1)今回の事例_________ 「基礎断熱材 剥離」 _________________ ◆写真解説 ガス屋さんが基礎断熱材を剥がし、そのまま放置。 その箇所で冬場結露を起こし、 付... -
サイディングの隙間
先日、雨漏りの原因を特定するために、 サイディングをはがした。 意外にもサイディングのジョイントの隙間が広い箇所から 雨が通気層に入っていました。 (↑ジョイントの隙間) 昨日検査に行った現場は、10ヶ所くらい 隙間が広かった。 下地の防水が悪く、雨漏りしている以外、 全て仕上がってからやり直すことは困難。 隙間なく張らせる... -
耐震強度不足を見落とした検査機関
指定確認検査機関の日本ERIと 横浜市のマンション住人の和解が成立。 解決金は6億6500万円。 マンションは当時に比べ審査が厳密になっていますし 今後、この例から検査機関も気をつけるでしょう。 住宅の場合は、戸数が多いのでいちいち細かく見ていられない。 長期優良住宅の申請で添付する耐震等級計算は 強度不足しているにも関わらず、審... -
事例609『基礎のズレ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。 今朝、羽島市IC近くの市道を走っていたら 鳩がフロントガラスにぶつかった。 高速道路の走行が多いので、1年に1回は 飛び石でフロントガラスが割れます。 鳩がどうなったか分かりませんが 今回ガラスが割れず、良かったです。 ■(1)今回の事例______ 「基礎のズレ」 ____________...