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完成検査 傷の指摘なし

今年は、緊急事態宣言などもございますが、
3月の忙しさは例年どおり。
月末までほぼスケジュールを埋めております。

昨日、新築の完成検査の現場。
傷、汚れの指摘がゼロでした。
軽微なものが5つ以内という現場は、年に数件ありますが、
ゼロは20年間くらい検査の仕事をしてきて初めてです。
名前は出すのを伏せておきますが、大手ハウスメーカーです。
監督さんが、かなりしっかりした方でしたし、
大工さんなども皆さん、丁寧でした。

一般的には、完成検査時に傷などを指摘すると、嫌な顔をする監督が多いです。
どうせ住めば傷が付くと言って、施主さんからの傷の指摘を受け付けない会社
もあります。(意外と上場企業に多い)

傷ついた材料を交換しろと言えば、抵抗があるかもしれませんが
補修業者の予算を確保し、傷がない、きれいな状態で引き渡した方が
お互いが気持ちが良いと思います。

この辺りの対応でも業者の良し悪しが分かります。

 

 

事例1213 「タイルの施工不良」

本日は遠方への打ち合わせ、
来週以降も出張予定がたくさん入っています。

2月にあまり動かなかった分、3月に集中。
現場へ出るのは、2月より3月の方が暖かくて良いです。

 

■(1)今回の事例_____________

「タイルの施工不良」
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◆写真解説

フロアタイルの浮き。
施工不良により、全体の約3割のタイルが浮いている(裏側に隙間がある)。
タイルや目地が割れやすい。

 

◆内容説明

写真は、1階床のタイルを打音検査し、浮いている箇所に印をしたもの。
引き渡し直後に建て主が気づき、施工業者に修理を要求したが、拒否された。

土間コンの上に施工する大判のタイルは、施工時、裏に空洞ができやすい。
それを分かっていながら、丁寧に施工しなかった。

一部のタイルはすでにひび割れ、目地も多数割れている。
それでも修理対応しない。

 

◆対策

完成時に、たたき棒でたたいて浮きをチェックする。

 

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■(2)編集後記

購入して1年以内のレーザープリンターの調子が悪くなった。
1度修理をして、直ったが、症状が再発。

メーカーに連絡を入れましたが、昨日は音沙汰なし。
もう1台、プリンターがあるため業務は止まりませんが、
早く修理していただきたいです。

1年以内に故障が頻発するのは、商品自体が不良品だったかもしれません。

 

事例1193 「サイディングの変形」

事務所前の名鉄高架工事と市道拡張工事が全休しているため、
とても静かで、お盆休みの雰囲気を感じてます。

昔に比べ建築現場も休みが増えています。

 

■(1)今回の事例______________

「サイディングの変形」
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◆写真解説

サイディングの変形。
全ての継ぎ目に反りが出て、ひび割れも多数発生。
美観を著しく損ねている。

 

◆内容説明

新築して間もなく、飛び込みのリフォーム業者が次々に来て、
外壁改修したほうが良いと勧められ、異常に気付く。

施工した会社、外壁メーカーは原因を特定しないまま
のらりくらりと時間を稼ぎ、来年で築10年目。

建て主はあきらめず動き続け、第三者などにも見てもらい
それでも原因が特定できないため、最終的に私へ依頼。
現場へ行き、外壁をめくってみたら原因が分かりました。

原因はサイディング材の留め付け不良。
釘の保持力が不足し、サイディングの収縮力に留め付け金具
が引っ張られた。

このような状態になると将来、塗り替えも拒否されます。
張り替え以外に対処法はなく、全面張り替えを要求します。

 

◆対策

サイディングの留め付け不良は、意外と多い事例。
工事中に留め付けをチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

6月に購入したカラーレーザープリンターの調子が悪く、
当初、メールでメーカーとやり取り。
それでも直らないため、全交換かと思っていましたら、
昨日、修理に来て部品、トナーを交換し解消。

プリンターはトナーで儲けを出すため、本体は安価。
本体を宅急便でのやりとりで交換したほうが、手間や費用が
安く抑えられそうですが、きちんと直すところは、
さすが大手メーカーだと思いました。

 

事例1191 「乾式タイル壁の下がり」

明日がなぜ祝日なのか、ふと疑問に思いました。

調べると「スポーツの日」
オリンピック開催のため、10月の体育の日が移動したんですね。

 

■(1)今回の事例______________

「乾式タイル壁の下がり」
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◆写真解説

木造住宅、乾式タイル壁の落下。
下地のボードが重みで下がり、目地が切れた。

 

◆内容説明

現在、木造住宅の外壁タイルは、モルタルを使わない
接着剤による乾式貼りが主流です。

今回紹介するのは、下地サイディングの下がり。
一部分だけの下がりのため、釘の本数が不足していた可能性がある。

検査でタイル下地の施工を見ると、100%釘、釘とビスの併用、100%ビス
など施工方法は会社により様々。施工マニュアル以上であれば、指摘はしません。
また、下地サイディングは胴縁に固定するため、胴縁の固定も重要です。

 

◆対策

通常のサイディングの重さに加え、タイルの重みも加算される。
下地の留め付けを施工中にチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

一般的な外壁は、2重に防水をしていても、雨漏りをなかなか減らせません。

外壁は継ぎ目や取り合いが多く、100%雨の浸入を防げない。
下地防水も釘などの穴が開くため、100%ではない。
2重にすることで、補完し合い、100%に近づけていています。

これとは対照的に鉄骨系の大手メーカーの外壁は、防水が1重の会社が多い。

1重防水が可能なのは、外壁材の大きさの違い。
大判であるため、継目が少ない。
大判が扱えるのは、工場生産の強みです。

雨が漏りやすいのに継ぎ目が多いのは、運搬や施工性から。
外部に継ぎ目を無くせることができれば、雨漏りは激減します。

7月は雨が多かったため、雨漏り検査の依頼もいくつか来ています。

 

事例1189 「外壁タイルが斜め」

今日は東海地方でも、大雨の影響で高速道路の通行止めや
電車の運休が出ています。

岐阜県の川が氾濫する可能性があるというニュースもあり、
いつもよりニュースを気にしています。

 

■(1)今回の事例______________

「外壁タイルが斜め」
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◆写真解説

外壁タイルが斜めに貼られている。軒天が水平。
完成時の検査で指摘。

 

◆内容説明

今回の例は、スタートの水平墨を間違えてしまったのが原因です。
職人自身が途中で気づいたと思いますが、やり替えが大変なため、
斜めのまま完成させた。

新築完成時の検査は、仕上げ不良もチェックします。
家を買うのが初めての方は、何を見るのか分からないため、
施主さんの代わりに仕上げもチェックします。

仕上げ不良は、生活に支障はありませんが、
本来、きちんとした状態で引き渡すのは当然のこと。

社内完成検査、施主完成チェックがないまま
引き渡される新築住宅が未だに多いです。

施工者側からすれば、現場で造っているので
誤差や傷などは仕方ないという考えでしょう。
(軽微であれば確かに仕方ないですが、許容を超えているものでも
そう思っている会社もある)

 

◆対策

引き渡し前に完成チェックを入れる。

 

 

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■(2)編集後記

昨年秋、たまたまですが、千曲川が氾濫して水が引いた
直後の道を通りました。
川の氾濫被害を実際に見たのは初めてで、衝撃的でした。

昨年は、台風による大雨。台風は通過していきますが、
梅雨前線は停滞もあり、動きが読みにくく、不安が大きいです。

天気予報を見るとこの先も雨続き。早く梅雨が明けることを
願いますが、梅雨が明けると台風シーズンです。

例年は空梅雨が多く、台風の直撃も少ないため、
夏場の雨を、あまり気にしていないことが多かったと思います。
今年のような雨の降り方は、この時期の工事を避ける方を増やすかもしれません。

 

 

 

 

現場の出来

本日伺った現場は非常に仕上がりがきれいでした。
地元工務店の施工で、監督さんはかなり几帳面な方。

昨日は対称的に、大手メーカーの仕上げ不良を中心とした是正確認。
以前からですが、仕上げ不良の事例は圧倒的に大手が多い。

普通から考えれば、大手は品質が良く、小さな会社は悪いイメージですが、
真逆の現象が起きています。

主な理由は、技量が低い職人を目をつぶって使っている。
社内検査が甘いの2つでしょう。

大手は高いので、腕が良い職人が居ると思えますが、そうではありません。
単価の安いローコストメーカーに、良い大工さんが集まっていたりします。
(その反対で腕の悪い人もある程度存在します)

どこで建てるにしても、技量の高い方たちに担当してもらうことが
出来の良い家を建てるポイントです。

技量が高い人を指名し、追加代金を請求されることは、今の住宅業界では皆無です。

 

 

 

 

事例1183 「塗装仕上げ不備」

先月くらいから書く仕事が多く、
集中力の維持がやや落ちております。

パソコンに向かい、文字を打つより、
現場で検査をしていたほうが好きです。

 

■(1)今回の事例______________

「塗装仕上げ不備」
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◆写真解説

室内のリフォーム。塗装工事全般において、仕上げが汚い。

 

◆内容説明

下地処理をきちんと行わず、色を付けただけの施工。
養生も悪く、全体的に仕上がりが悪い。

塗装や左官工事は、腕の上手、下手が分かりやすい。
下手な職人が入れば、仕上げが台無しになる。

基礎、大工、クロスなども同様ですが、
特にこの2つの職種は、手先の動きが仕上げに直結するため、
腕の良し悪しが出やすい。

 

◆対策

施工している最中に、仕上げ状況を見る。

 

 

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■(2)編集後記

今回紹介した塗装工事。
最近の住宅においては、塗装工事がほとんどありません。

あるとしても軒裏を塗るくらい。
外壁も内装材もほとんどが工場塗装です。

同じく、左官工事も玄関のタイルくらい。
最近多い外壁タイルは、接着張りのため、
タイル、左官屋さんでなく、専門の職人だったりします。

リフォームの場合は、塗装、左官屋さんの仕事が多くなります。
既存下地の状態が悪いまま、仕上げていくと
仕上げトラブルにつながります。

 

事例1180 「収納の傾斜」

通常通り動いている現場が多いですが、
GWの土日、祝日は現場を一斉休業する動きがあります。

また、最近では土日を休みにしている現場も増えております。

 

■(1)今回の事例______________

「収納の傾斜」
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◆写真解説

床置き収納、天板の傾斜(16/1000)。
傾斜している壁に取り付けたことが原因。

 

◆内容説明

こういった棚の傾斜の許容値は、2~3/1000。
5~8倍以上の傾斜はかなり大きい。

担当した大工さんの仕事は、プロとは言えないレベル。
各所、壁が倒れていたり、枠が斜めだったりしている。

それでも社内検査はパス。

仕上げ不良は、家の構造などには影響はないが、
住んでいて常に気になるもの。

 

◆対策

完成時に仕上げをチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

昨年のGWは青森県を除く東北地方をまわりました。

今年は、中国地方へ行こうと考えておりましたが、
当然、中止です。

本を読んだり、体を休めたいと思います。

事例1138「外壁通気の不備」

大型連休明けの反動が今週いっぱいくらい続きます。
それに加え、裁判関係の書類作成に追われています。

連絡などのレスポンスが遅くなるかもしれません。

 

■(1)今回の事例______________

「外壁通気の不備」
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◆写真解説

外壁上端で通気の抜けがない。
空気と水蒸気が滞留し、結露などの原因となる。

 

◆内容説明

ほとんどの木造住宅において、外壁に通気層を設けている。
通気層の厚さは15~20mmほどで、壁内の空気や外壁裏に入った雨を
排出する役割がある。
通気層内の通気は、太陽光で空気が暖められるため下から上へ移動する。

空気の排出する外壁上部において、未だに空気の抜けを設けていない家が多い。
設計者の指示不足、現場監督や専門職の知識不足が原因。

ひどい例になると壁内結露が発生することもあるが、
大半は症状がなく、知らず知らずのうちに長期間湿気にさらされ
躯体の耐久性に影響が出る。

 

◆対策

通気の抜けを図面や外壁工事時にチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

紛争処理の場面において、強い勢力に押され、自分の意見を言えず、
同調してしまっているケースによく遭遇します。

逆らうと面倒だから意見を合わせておこうという考えでしょう。

多数決で瑕疵判断をするわけではないので、
結果にはほとんど影響がありません。

事例1135 「階段段板の鳴き」

今日、高速道路の掲示板に
中央道チェーン規制と出ていた。

今年は3月末にタイヤを履き替え。
今日、長野方面の予定が入っていれば、キャンセルになるところでした。

 

■(1)今回の事例______________

「階段段板の鳴き」
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◆写真解説

階段の段板が鳴き、補修した様子。
施工不備が多く、音が出る原因となった。

 

◆内容説明

階段から音が出ると、床鳴りより修理が難しい。
そのため大工さんは施工マニュアル以上に、補強をしっかり入れることが多い。

この現場は、階段施工その他、大工工事が手抜きだらけ。
引っ越し後、段板がひどく鳴き、修理をしてもらった。

目につかない場所とはいえ、建て主さんは、
新築でこの状態に納得がいかない。

 

◆対策

工事途中や完成時に鳴かないかチェックをする。

 

 

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■(2)編集後記

会社を登記したのが4月だったため、決算月を3月にしました。

決算月の翌月は、経理上の処理以外に、いろいろとやることがある。
特に面倒なのは、建築士事務所としての1年間の業務報告。

現場のピークは11月くらいから3月。
この時期に決算処理が重ならなくて良かったと思います。

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