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現場の出来

本日伺った現場は非常に仕上がりがきれいでした。
地元工務店の施工で、監督さんはかなり几帳面な方。

昨日は対称的に、大手メーカーの仕上げ不良を中心とした是正確認。
以前からですが、仕上げ不良の事例は圧倒的に大手が多い。

普通から考えれば、大手は品質が良く、小さな会社は悪いイメージですが、
真逆の現象が起きています。

主な理由は、技量が低い職人を目をつぶって使っている。
社内検査が甘いの2つでしょう。

大手は高いので、腕が良い職人が居ると思えますが、そうではありません。
単価の安いローコストメーカーに、良い大工さんが集まっていたりします。
(その反対で腕の悪い人もある程度存在します)

どこで建てるにしても、技量の高い方たちに担当してもらうことが
出来の良い家を建てるポイントです。

技量が高い人を指名し、追加代金を請求されることは、今の住宅業界では皆無です。

 

 

 

 

事例1183 「塗装仕上げ不備」

先月くらいから書く仕事が多く、
集中力の維持がやや落ちております。

パソコンに向かい、文字を打つより、
現場で検査をしていたほうが好きです。

 

■(1)今回の事例______________

「塗装仕上げ不備」
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◆写真解説

室内のリフォーム。塗装工事全般において、仕上げが汚い。

 

◆内容説明

下地処理をきちんと行わず、色を付けただけの施工。
養生も悪く、全体的に仕上がりが悪い。

塗装や左官工事は、腕の上手、下手が分かりやすい。
下手な職人が入れば、仕上げが台無しになる。

基礎、大工、クロスなども同様ですが、
特にこの2つの職種は、手先の動きが仕上げに直結するため、
腕の良し悪しが出やすい。

 

◆対策

施工している最中に、仕上げ状況を見る。

 

 

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■(2)編集後記

今回紹介した塗装工事。
最近の住宅においては、塗装工事がほとんどありません。

あるとしても軒裏を塗るくらい。
外壁も内装材もほとんどが工場塗装です。

同じく、左官工事も玄関のタイルくらい。
最近多い外壁タイルは、接着張りのため、
タイル、左官屋さんでなく、専門の職人だったりします。

リフォームの場合は、塗装、左官屋さんの仕事が多くなります。
既存下地の状態が悪いまま、仕上げていくと
仕上げトラブルにつながります。

 

事例1180 「収納の傾斜」

通常通り動いている現場が多いですが、
GWの土日、祝日は現場を一斉休業する動きがあります。

また、最近では土日を休みにしている現場も増えております。

 

■(1)今回の事例______________

「収納の傾斜」
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◆写真解説

床置き収納、天板の傾斜(16/1000)。
傾斜している壁に取り付けたことが原因。

 

◆内容説明

こういった棚の傾斜の許容値は、2~3/1000。
5~8倍以上の傾斜はかなり大きい。

担当した大工さんの仕事は、プロとは言えないレベル。
各所、壁が倒れていたり、枠が斜めだったりしている。

それでも社内検査はパス。

仕上げ不良は、家の構造などには影響はないが、
住んでいて常に気になるもの。

 

◆対策

完成時に仕上げをチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

昨年のGWは青森県を除く東北地方をまわりました。

今年は、中国地方へ行こうと考えておりましたが、
当然、中止です。

本を読んだり、体を休めたいと思います。

事例1138「外壁通気の不備」

大型連休明けの反動が今週いっぱいくらい続きます。
それに加え、裁判関係の書類作成に追われています。

連絡などのレスポンスが遅くなるかもしれません。

 

■(1)今回の事例______________

「外壁通気の不備」
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◆写真解説

外壁上端で通気の抜けがない。
空気と水蒸気が滞留し、結露などの原因となる。

 

◆内容説明

ほとんどの木造住宅において、外壁に通気層を設けている。
通気層の厚さは15~20mmほどで、壁内の空気や外壁裏に入った雨を
排出する役割がある。
通気層内の通気は、太陽光で空気が暖められるため下から上へ移動する。

空気の排出する外壁上部において、未だに空気の抜けを設けていない家が多い。
設計者の指示不足、現場監督や専門職の知識不足が原因。

ひどい例になると壁内結露が発生することもあるが、
大半は症状がなく、知らず知らずのうちに長期間湿気にさらされ
躯体の耐久性に影響が出る。

 

◆対策

通気の抜けを図面や外壁工事時にチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

紛争処理の場面において、強い勢力に押され、自分の意見を言えず、
同調してしまっているケースによく遭遇します。

逆らうと面倒だから意見を合わせておこうという考えでしょう。

多数決で瑕疵判断をするわけではないので、
結果にはほとんど影響がありません。

事例1135 「階段段板の鳴き」

今日、高速道路の掲示板に
中央道チェーン規制と出ていた。

今年は3月末にタイヤを履き替え。
今日、長野方面の予定が入っていれば、キャンセルになるところでした。

 

■(1)今回の事例______________

「階段段板の鳴き」
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◆写真解説

階段の段板が鳴き、補修した様子。
施工不備が多く、音が出る原因となった。

 

◆内容説明

階段から音が出ると、床鳴りより修理が難しい。
そのため大工さんは施工マニュアル以上に、補強をしっかり入れることが多い。

この現場は、階段施工その他、大工工事が手抜きだらけ。
引っ越し後、段板がひどく鳴き、修理をしてもらった。

目につかない場所とはいえ、建て主さんは、
新築でこの状態に納得がいかない。

 

◆対策

工事途中や完成時に鳴かないかチェックをする。

 

 

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■(2)編集後記

会社を登記したのが4月だったため、決算月を3月にしました。

決算月の翌月は、経理上の処理以外に、いろいろとやることがある。
特に面倒なのは、建築士事務所としての1年間の業務報告。

現場のピークは11月くらいから3月。
この時期に決算処理が重ならなくて良かったと思います。

事例1119 「壁のカビ」

今週は、外出ばかりで事務所にほとんどおりません。

新築検査がピークを超えたため、
今後は外出の頻度が落ち着いてくる予定です。

 

■(1)今回の事例______________

「壁のカビ」
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◆写真解説

塗り仕上げの壁にカビが発生。黒い点は模様ではなくカビ。
下地の石膏ボードがかなり湿気ている。

 

◆内容説明

先回と同じく壁のカビ。別の家です。

塗り仕上げの壁だけ、カビが発生。
ビニールクロスは水分を通さないため、カビが生えにくい。

今回の家も裏側にある石膏ボードの含水率を計測すると、かなり高い。

床下が湿気ていて、水蒸気が壁内に入っているのが原因。
家中、かび臭く、せっかく建てた家に住めていません。

現在、裁判中。

 

◆対策

床下を湿気させない。
床下が密閉されているタイプは、湿気対策を講じる(換気など)。

 

 

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■(2)編集後記

一昨日、久しぶりに県営名古屋空港を利用。
セントレアと違い、搭乗までに時間がかからないと思うと
少し前に着けば良いという考えになります。

仕事が溜まっていたため、ぎりぎりまで事務所で仕事。
今回、道路がやや混んでいたのと、意外に駐車場が混んでいて、
遅れるのではと焦りました。

普段のスケジュール組なども含め、余裕を持たないとダメですね。

 

事例1112 「屋根材が飛んだ」

昨日は午後から東京で打ち合わせ。

終電の新幹線に乗れず、品川泊。
朝、名古屋へ戻り、そのまま現場へ入ります。

 

■(1)今回の事例______________

「屋根材が飛んだ」
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◆写真解説

台風の風で屋根材が飛んだ。
釘打ち位置のずれ、接着不良が原因。

 

◆内容説明

「アスファルトシングル」という屋根材。
大手分譲メーカーが採用するなど、よく見かけます。

昨年あたりから、台風で飛んだという報告を結構受けています。

実際に飛んでしまった現場を確認すると、
施工不良が見受けられる。
職人がマニュアルをよく読まず、自己流で施工しているのが原因だと思われる。

 

◆対策

仕上がると、釘や接着剤は確認できない。
職人への事前指導が重要です。

 

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■(2)編集後記

現場の人出不足が深刻です。

現場は汚い、危険、きついの3K。
さらに職人やお客さんなどとのコミュニケーションも取らないといけない。

好き好んで現場の仕事に就く若い人が激減しています。

今現在、根本的な改善の動きはないため、今後、ますます人出不足になるでしょう。

 

 

 

事例1079 「シーリング不備」

たくさんの相談依頼を頂いております。

昼間は現場、夜は書類作成業務があるため、対応できるのは夕方の1時間か2時間。
枠が少ないため、お希望いただいてもすぐに対応できないこともあります。

 

■(1)今回の事例______________

「シーリング不備」
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◆写真解説

窓まわりのシーリング不備。
下地の木が出すぎて厚さが確保できていない。切れやすくなる。

 

◆内容説明

木造住宅用のサッシを鉄筋コンクリート造や鉄骨造に付けることがある。
理由は値段が安いから。(写真は鉄筋コンクリート造に取り付け)

当然、納まりが悪くなり、おかしな下地を組むと
写真のように、シーリング目地などにしわ寄せがくる。

シーリングをいい加減に施工すると、耐久性に影響する。
早期に切れてしまえば、雨漏りする恐れがある。

 

◆対策

シーリングを施工する前に目地のチェックを行う。

 

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■(2)編集後記

先日、検査に伺った現場。
依頼を受けたときは、施工者の雰囲気から品質を期待していなかった。

実際、検査をしてみると、非常に品質が良かった。

品質が良い現場の条件は、現場監督、職人が良い。
瑕疵が多い家は、両方が悪い。

契約時に良し悪しが分かるとよいですが、一般的には分かりません。

 

事例1062 「フローリング盛り上がり」

年末まで結構予定が埋まっております。

特に直近は、予定がどんどん埋まるため、年内に入れられる仕事はわずかです。

 

■(1)今回の事例______________

「フローリング盛り上がり」
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◆写真解説

フローリングの盛り上がり。短辺の継目が盛り上がり、山になっている。
(赤線部が継目)

 

◆内容説明

フローリング材自体の収縮により継目は動きやすい。
そのため、継ぎ目の固定は釘(ステープル等)+ボンドできちんと施工する必要がある。

施工方法はマニュアルや梱包に書かれているが、それを読まず
自己流で施工する大工さんが多い。
ボンド、釘の両方が施工されていないケースも未だに多く見られる。

 

◆対策

施工前に大工さんに正しい施工方法を認識させる。

 

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■(2)編集後記

普段から現場でいろいろな情報や疑問などを拾っております。
今回、キッチン換気扇ダクトの材料、種類ついての疑問を
日経BP社さんに調べてもらったことが記事になりました。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnews/15/112401751/

(会員登録しないと読めないです)

消防署の見解は意外と厳しかった。

建築関係者には是非読んでいただきたい記事です。

 

事例1058 「早期のシーリング切れ」

観光が盛んな場所へ検査に行ってきました。
紅葉も有名ですが、山や街を見る限り、色づきはいまいちでした。

ここ2,3年、紅葉が綺麗でないと感じております。

 

■(1)今回の事例______________

「早期のシーリング切れ」
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◆写真解説

築1年目に発生した外壁シーリング切れ。
雨漏りの原因になることもある。プライマーの施工不良。

 

◆内容説明

シーリング材自体に接着性はありますが、さらに接着を強めるため
シーリングを打つ前にプライマーを施工します。

最近は、塗装済のサイディング材が主流。色が付いたプライマーを使わないため、
塗り忘れが起きやすい。(プライマーは外壁に等に付くと落とせない)

サイディング材は収縮する材料であり、プライマーの施工忘れは
写真のように界面でシ-リングが切れやすい。

シーリングが切れても、下地防水がきちんとしていれば雨漏りしないが、
施工不備であり、修理が必要。

 

◆対策

シーリング工事を終日監視するのは難しい。
職人への施工の徹底が重要。

 

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■(2)編集後記

明日は午後からTVのロケ。
今回もひどい事例にカメラを入れます。

ひどい実態を広く知っていただき、業界が変わっていくことを期待します。

今月はTVロケ2件。雑誌などの取材3件。(自費を払っての広告取材ではないです)
月末に大半が集中する予定であり、忙しくなりそうです。

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