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事例965「フローリングの濡れ」
早いと明日から休みのメーカーもあるようです。
私はいつから休むかまだ決めていません。
かなり仕事がたまっておりますが、
2,3日は休む予定です。
■(1)今回の事例______________
「フローリングの濡れ」
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◆写真解説
フローリングの濡れ。
目視では分からない濡れている範囲が、
赤外線サーモグラフィーカメラで見るとはっきりわかる。
◆内容説明
鉄筋コンクリート造の家。
フローリング下に雨水が入り、部分的にひどく湿気ている。
高周波含水率計でも判断できるが
画像化するには赤外線サーモグラフィーカメラが便利。
◆対策
打継部からの浸水例が非常に多い。
打継目地の防水処理をきちんと行う。
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■(2)編集後記
名古屋の中京テレビから赤外線サーモグラフィーカメラを
貸して欲しいと連絡があった。
猛暑の様子を取りたいようでした。
弊社の持っている機種は、レンタルすると10万円弱かかるため
無料で借りようと思ったのでしょう。
知り合いのデレクターから頼まれれば貸したかもしれませんが
今日連絡があったのは面識がない人。
数百万円するカメラを知らない人には貸せません。
事例962「シーリング切れ」
昨日は1日、北陸で検査。
気温が高い中、1日中動きまわり
夜、体重計に載ったら体重が2KGも減っていた。
体の水分が出ただけなので、こういう落ち方はすぐに戻ります。
■(1)今回の事例______________
「シーリング切れ」
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◆写真解説
接着不良によるシーリングの切れ。
施工不良が原因であるのに自己負担で修理するケースが多い。
◆内容説明
先日、雨漏り検査に伺った家は、
シーリング切れが原因で、躯体内に雨が入っていた。
シーリング切れは、雨漏りにつながる可能性が高いため
確実に施工しておくことが重要です。
プライマーという付着性を高める下塗り材を
シーリング施工面に塗る。
色が透明なのできちんと塗れているか確認しずらく
施工忘れなどが起きやすい。
(色付きの材料を使っている時代もあった)
きちんと施工しても、施工面が汚れていたりすると
接着不良が出やすい。
◆対策
専門職による施工。施工面の汚れ、水分の確認。
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■(2)編集後記
このところ、自宅の家電の故障が続いています。
今度はTVが壊れました。
買ってから8年です。
修理か買い替えか迷いましたが、買った当時に比べ価格は5分の1。
修理後、違う部品が壊れる可能性が高いと
メーカーが言うので買い替えることにしました。
最近の家電は壊れやすいように思います。
雨漏り検査
今年は雨漏り検査の依頼が多い。
この週末も2件の雨漏り検査に伺いました。
今月はあと、マンションの雨漏りなどの依頼もあります。
これから梅雨の末期で大雨、その後台風も来るので
雨漏り検査依頼は増えそうです。
赤外線サーモグラフィーカメラを持っているため
雨漏り検査の依頼をしてくるケースが多いです。
実際は赤外線サーモグラフィーカメラだけで分からないケースが大半で、
高所に上り、水を掛けることが多いです。
事例955「通気胴縁の腐朽」
昨日、工場の検査で梯子を何度も登り降りしていたら
治りかけていた足の筋を再度痛めた。
負傷する頻度が年々増えています。
体を鍛える時間を作らないといけないですね。
■(1)今回の事例______________
「通気胴縁の腐朽」
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雨漏りによる通気胴縁の腐朽。
雨漏りの量によっては、通気胴縁も腐る。
◆内容説明
雨漏りが原因で通気胴縁が腐朽している。
腐朽が進むと外壁材を保持できなくなる。
通気層内へ入る雨は問題ないと処理されることもある。
雨漏りの修理は、雨が入る個所と室内の被害箇所だけの場合が多く
通気胴縁はそのままになることが多い。
胴縁の腐朽は外壁をめくらないと分からない。
(濡れているかの判断は外壁をめくらなくても分かる)
◆対策
外壁仕上げ面での防水施工をきちん行う。
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■(2)編集後記
プレハブメーカーのサンヨーホームズ。
現場でサイディングを貼っているのには驚きました。
工業化住宅の特徴でもある工場施工をあえて減らしている。
現場施工にすれば、外壁の柄、色が自由に選べます。
また、断熱の細かな施工もプレハブメーカーの中では出来ている。
断熱性は同じ電気系メーカーのPホームよりかなりよさそうです。
事例947「防水の破れ」
昨日のTVは、反響がありました。
受注につながらなくても、うれしいです。
なぜ、業者は責任を取らないか。
・・「修理にお金がかかるからです」
■(1)今回の事例______________
「防水の破れ」
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◆写真解説
屋上防水のドレン(排水)部分。小さな穴から水が出ている。
この穴から水が入り、雨漏りの原因になっている。
◆内容説明
このところ、ビルオーナーやマンション管理組合さんなどから
防水リフォーム時の検査依頼を受けることが多い。
職人は故意に手抜きしないと思うが
ミスがあってはいけないという思いからのようです。
今回の例。水が集まるドレン廻りでのミス。
形が平滑でないため、ミスが出やすい。
接着不良で、さらに穴も開いてしまっている。
◆対策
防水工事は、工事途中と完成時に
施工をチェックする。
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■(2)編集後記
昨日は滋賀県、今日は静岡県。明日は三重県。
移動が多い週です。
さらに今週末、海外出張に出かけます。
物件のチェックと取材が目的。
取材の方は、内容が良ければ記事になる予定。
私の取材能力にかかっています。
行先はアジア。ただ、日本から直行便がない。
深夜便のLCCを使い、朝、乗り継ぎ。
現地の不動産、建築業者からいろいろ情報を仕入れる予定です。
事例946「物干し金物、取り付け穴からの雨漏り」
今週は移動が多い週です。
移動時間をうまく使わないと仕事が溜まるため、
出来るだけ、移動時間も仕事するように心がけます。
■(1)今回の事例______________
「物干し金物、取り付け穴からの雨漏り」
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◆写真解説
物干し金物を固定するスクリューボルトからの雨漏り。
貫通穴部の防水が不十分。
◆内容説明
既製品の物干し金物。
多くの家で施工されているが、ここから雨漏りする事例は少ない。
取り付けスクリューボルトの頭を見ると色が本体色でない。
付属品でなく現場調達をした感じを受ける。
付属品であれば、ねじ部に防水シール加工されている。
現場調達する場合は、シーリングをするなど
防水対策することが必要。
◆対策
ボルト貫通部の防水を確実に行う。
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■(2)編集後記
約10年ほど雨漏りの原因を特定できていない現場に伺った。
水かけ検査は、長時間に及ぶことも多く、手分けの意味で
低所はスタッフ。高所は私が担当する。
低い箇所からかけていくので、最初はスタッフによる水かけ。
水かけは単純な作業ですが、適当にやっているわけではありません。
スタッフは私から指示された、かける角度、時間を守ってます。
かけ方を誤ると、同じ個所にかけても漏水しない場合がある。
この現場も、過去何度も水かけ試験しているが、実際に漏水したのは
今回が初めてだった。
かける角度や時間は、現場を見て、私が判断しています。
事例945「外壁下端ふさぎ」
このあと弁護士と打ち合わせ。
また1件、新たな裁判が始まると思います。
そのあとは屋外での検査。暑そうです。
■(1)今回の事例______________
「外壁下端ふさぎ」
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◆写真解説
外壁下にシーリングの施工。
カッターでシーリングを切ると水が出てきた。
外壁通気の入口を塞ぐと共に、通気層内の水が排出できない。
◆内容説明
雨漏り検査に伺い、外壁をいろいろ調べると
普段施工しないような箇所にシーリングが施工されていた。
雨漏りの原因は、通気層内に入った水が、下端でたまり
オーバーフローし壁内へ侵入する。
外壁の通気層内に水が入らないことも大切ですが
万が一入ってしまった場合に、水が抜ける箇所を確保するのも大事。
写真はガルバの外壁。
下端を水切り上に載せて施工されている。
本来は通気や水抜きのスペースを取る必要がある。
◆対策
シーリングの施工位置を、事前に打ち合わせする。
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■(2)編集後記
スター選手ばかり集めても、毎試合勝ち続けることは難しい。
監督の采配であったり、チームワークも必要です。
現場も同じ。トップレベルの職人を集めても
監督の段取りや指示が悪いと、品質が悪くなることがある。
現場監督は人気がない職種。
この人は向かないと経営者が思っても
他に代わりがなく、続けさせるしかないケースが多いようだ。
その結果、建て主や職人に迷惑がかかる。
現場監督になりたい人が増えることも
欠陥住宅の削減につながると思います。
ただ、給料を上げれば、なりたい人が増えるわけではなく、
難しい問題です。
事例939「防水テープ未施工」
急に暑くなりました。
毎年、暑さに慣れるまで、体がすっきりしません。
体調を壊さないよう、気を付けたいと思います。
■(1)今回の事例______________
「防水テープ未施工」
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◆写真解説
雨漏り修理のため外壁をめくったら、窓廻りの防水テープが未施工だった。
雨が漏って当然。
◆内容説明
鉄骨造、外壁はサイディング。
窓廻りの防水テープの施工を忘れるのは
普通では考えられない。
素人のアルバイトか、この業界に入ってすぐの職人見習いが
施工したと思われる。
きちんと検査や監理ができていれば、このようなミスは起きない。
年に1件くらい、同様の事例が出てきます。
◆対策
防水紙の施工は専門職に任せる。
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■(2)編集後記
今週のサミット開催時に、セントレアのある
知多半島方面で1件予定を入れています。
空港へ行く知多半島道路で、規制や検問などあるかもしれません。
名古屋高速でも規制があるようです。
事前に把握していないと、現場に遅れてしまいます。
今週は道路情報をいつも以上に確認しないといけません。
事例935「床下の漏水」
今日から現場に出ています。
久しぶりに1日中、同じ現場に居たため、
休み気分は吹っ飛びました。
■(1)今回の事例______________
「床下の漏水」
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◆写真解説
サッシ下からの漏水。外側から水をかけると
内部の仕上げ材下の含水率が上がる。
◆内容説明
外と中の仕上げ高さは同じ。
サッシ下の防水に不備があり、屋内床下に雨が入る。
床材が変色する。室内が湿気る。
壁の石膏ボードにカビが生えるなどの影響あり。
◆対策
やや難しい納まり。
複数の意見を聞き、防水納まりを決定する。
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■(2)編集後記
今回紹介しました雨もりの例。
新築からずっと漏水しているにも関わらず
改善しないまま、もうすぐ10年を迎えます。
業者側は代理人を立て、逃げる体制。
そこで弊社に依頼がありました。
漏水の原因は特殊機材によって明らかになりました。
素直に非を認めるとよいですが。
サッシの雨漏り
サッシの雨漏り事例の情報を集めています。
新日軽(現LIXIL)の掃き出しサッシ、
10年から15年前、アルプラ70、アルプラクラス。
工務店さんからでも、建て主さんからでも構いません。
雨漏りして修理したという事例があれば教えてください。
有限会社カノム 名古屋市守山区小幡南三丁目20-28 シャトー小幡駅前 303
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