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冬の雨漏り調査

昨日は、久しぶりに雨漏り検査を行いました。
梅雨時から夏場にかけて、良く行いますが、雨の少ない冬場に行うのは稀です。

また、今日はマンションの雨漏り調査依頼の下見、打ち合わせ。
雨漏り検査はメインの業務ではないですが、依頼が多いです。

この冬、今ままで暖かかった割には、雨はほとんど降っていません。
今回の2件は、最近漏ったというものではなく、夏場の雨漏りが、
今の時期になっても原因が分からず、依頼してくるケースです。

施工者などが調べつくして原因が分からない
雨漏り調査依頼が多いため、調査はいつも大変です。

そんな大変な調査ですが、他社に比べ費用は安価だと言われます。
1回30万円くらいの会社もあるようです。

事例894「バルコニーの雨漏り」

今年初めての瑕疵検査に行ってきました。
無知な設計・監理者、施工者が造った家。

瑕疵が多いため、書類作成が大変です。

 

■(1)今回の事例______________

「バルコニーの雨漏り」
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ドレン雨漏り

◆写真解説

木造住宅のバルコニードレンからの雨漏り。
天井をめくり確認すると、合板などが腐っていた。
防水の施工ミスが原因。

 

◆内容説明

防水部分とドレンの接続部が切れて漏水。
新築時の施工不良が原因。

高気密住宅のため、漏れた雨が気密層で食い止められ、
雨漏りの発覚を遅らせた。

そのため、木部の腐朽が進んだ。

 

◆対策

接続部は見にくいため、確認が難しい。
施工過程をチェックする。

 

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■(2)編集後記

瑕疵検査で構造計算のミスを発見した。
ミスの内容は計算書と構造図の不整合。

構造計算書の方が約3倍耐力があるようになっていた。

住宅の構造計算や省エネの計算は
現在においても、確認申請ではチェックしきれていない。

提出された図面、計算書が間違っていないという前提で
確認をおろしているのが現状です。

ミスを防ぐには、建て主側でチェックを入れる必要がある。

事例892「窓まわりの防水不備」

今日も1日バタバタしていました。

明日は出張で、やや早出。早めに仕事を切り上げました。

仕事がやり切れていないため、
31日も事務所へ出ないといけないでしょう。

 

■(1)今回の事例______________

「窓まわりの防水不備」
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窓まわり防水不備

◆写真解説

サッシ廻りの防水不備。
防水紙の切り方が雑で、防水テープ(両面)幅約55mmに対し
半分しか防水紙が密着していない。雨漏りする可能性が高くなる。

 

◆内容説明

両面防水テープの上に防止紙をしっかり密着させる必要があるが、
カットがいい加減なため、密着面の幅が少ない。
防水紙にしわが出来たり、接着不良があれば雨が入りやすい。

窓の上から雨が漏るケースが多い。

原因の大半は、今回のような例。

紙をカッターナイフで切るだけの作業ですが、
きちんと施工するのは意外と難しい。

 

◆対策

雑な施工の場合は、やり替えが必要。
仕上げ材を貼る前にチェックをする。

 

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■(2)編集後記

今回紹介した例。
このレベルの職人を使うことは、元請けの指導が甘いと言えます。

工期優先で下手な職人でも使わざる得ないかもしれませんが、
雨漏りすれば建て主から叱られるのは元請け。

雑な施工を見た時は、毅然とした態度でやり直しを命じるか、
職人の交代を職人の所属する会社へ指示すべきだと思います。

事例869「ひび割れからの雨漏り」

今日は半日、TVのロケ。

オンエアーを見て、
ひどい住宅業者の現状を知っていただきたいです。

放送日はまた告知します。

明日フジテレビのとくダネに再度出る予定です。

 

■(1)今回の事例______________

「ひび割れからの雨漏り」
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ひび割れ雨漏り

◆写真解説

鉄筋コンクリートの壁。ひび割れ部からの雨漏り。
ひび割れ幅0.2mm程度でもこのように漏水する。

 

◆内容説明

コンクリート壁からの雨漏りは、ひび割れが原因であることが多い。

写真のように内外、仕上げが打ちっぱなしであれば、
ひび割れは分かりやすいが
外側にタイルが張ってあったり、塗装がしてある。
内側に石膏ボードがあると、ひび割れが分かりにくい。

 

◆対策

窓まわりなどは、ひびが入りやすい。
庇を付けるなど雨が当たらない工夫が必要。

その他の箇所はコンクリートを緻密に打設し
ひびを入りにくくする。

 

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■(2)編集後記

忙しい合間に陳述書を作成。
相手の弁護士が私のことを滅茶苦茶にひどく書いている。

いちいち反論するのも面倒な内容ですが、
反論しないわけにもいきません。

まもなく証人尋問に呼ばれる予定。
いやらしい、人をひっかける質問が待っているでしょう。

事例868「壁からの雨漏り」

2日間、瑕疵検査を行い、今から帰るところです。

日付がかわる頃には家に着けると思います。

 

■(1)今回の事例______________

「壁からの雨漏り」
_______________________
雨漏り
◆写真解説

917番の写真、壁の内側。
ひび割れから入った雨が内部まで達している。

 

◆内容説明

1階天井裏から見た、外壁内側の写真。
防水紙や躯体の木が濡れている。

防水紙の外に木ずり、その外側に防水紙+ラスモルタル。
防水紙を2重に施工してあるにも関わらず
内部に雨が入っている。

防水施工がいい加減だった。

 

◆対策

防水紙施工完了時にチェックをする。

 

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■(2)編集後記

家は一生のうちで一番大きな買い物。
業者にとっては、うまくいけば大儲けができる機会。

このところ悪徳業者による金銭トラブルが多いです。

騙されないためには、価格が適正か判断する。
(相見積もりを取る)
契約書類をきちんと交わす。
(契約書のチェックを弊社など第三者へ依頼)
支払いや追加工事請求に気を付ける。
(事前の見積もり提示、契約書の発行を求める)

予算が豊富にある方ほど狙われやすい。

事例867「外壁ひび割れ、雨漏り」

週末は出張検査。
遠方の検査を入れると前後の予定が混みあいます。

来週もほぼ予定が埋まりました。

 

■(1)今回の事例______________

「外壁ひび割れ、雨漏り」
_______________________
外壁ひび割れ

 

◆写真解説

木造住宅モルタル外壁のひび割れ。
ひび割れの一部から錆汁が出ている。

部屋の内側から確認すると室内側に雨漏りしていた。

 

◆内容説明

新築の家。全般的にひび割れが多い。

モルタルの塗り厚が規定の半分。
通常2工程で仕上げるところ1工程で仕上げた。
塗り厚の手抜きがひび割れの原因だと思われる。

防水紙の施工不備もあり、雨漏りしている。

天井点検口から外壁側をのぞくと、雨漏りしている状況が確認できた。

 

◆対策

下地防水とモルタル塗り厚の確認をする。

 

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■(2)編集後記

重大なミスを犯しながら、裁判でできるだけ
責任を軽くしようとする業者に対し
出来る限りの圧力をかけていこうと思います。

ただし日本では行政などが甘く、これがなかなか難しい。

最後はSNSなど自主配信に頼るしかないと思っていますが、
宣伝をしていない業者には効果がありません。

事例866「給湯器配管、防水未処理」

朝から続けて3件検査。

事務所に帰ってきたらどっと疲れが出ました。

 

■(1)今回の事例______________

「給湯器配管、防水未処理」
_______________________
給湯器配管

◆写真解説

給湯器の配管壁貫通部、防水などの処理がない。
壁伝いに雨が流れてくるため、開口部から雨が壁内に入る。

 

◆内容説明

給湯器下のカバーを外すと配管が見える。
水、湯、床暖房、風呂追い炊き、ガス管が
壁を貫通している。

給湯器の上の外壁に雨が当たれば、壁伝いに開口から
内部に雨が入る。

 

◆対策

コーキングなどで隙間ができないように
防水処理をする。

 

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■(2)編集後記

このところ現場で見かける大工さん、30代前半くらいの人が多い。

若手の大工さんは、今の基準をよく知っていて
断熱材の入れ方等も丁寧です。
また、現場をきれいにしている人も多い。

職人は熟練していた方が良い感じがしますが
昔ながらのやり方をしていて、現在の基準に合わない場合もあります。

そこそこ経験があれば、若手でも安心して任せることができます。

事例860「小さな穴からの雨漏り」

急に依頼を受けた現場。
日曜なので職人は休みだと思ってましたが、
大工さん、サイディング屋さんが居た。

忙しいので、日曜も仕事しているそうです。

 

■(1)今回の事例______________

「小さな穴からの雨漏り」
_______________________

屋根穴
◆写真解説

屋根からの雨漏り。
調査の結果、谷樋横の小さな穴が原因であることが判明。

よく見ないと分からない
小さな穴が原因の雨漏りは結構多いです。

 

◆内容説明

原因がなかなか特定できず、弊社へ調査依頼があった現場。
疑わしき箇所はシーリング施工済。
それでも雨漏りが止まらないとのこと。

屋根裏から雨漏り位置を確認。
直上の屋根面をよく見ると、小さな穴が空いていた。

そこへ水を掛けたら、屋根裏で漏水を確認。

谷樋は屋根材の奥へ伸びているはず。
何らかの施工不備があると思われる。

 

◆対策

屋根工事は職人任せになることが多い。
信頼できる職人選びが重要です。

 

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■(2)編集後記

住宅業界の人なら、知らない人はいないある大手メーカー。

省令準耐火構造の施工不備を指摘したところ
「省令準耐火構造を、そんなに重要だとは思っていない」
みたいなことを言いだしているようです。

省令準耐火構造にすることで火災保険が割引になる。
建築主だけでなく、保険会社も騙していることになる。

「火事なんてめったに起きないでしょ。どうせ分からないからいいや」
と思っているのでしょう。

事例858「シーリング未施工」

午後からは分譲マンションの現場。

結露の原因特定、修理の確認を行っている現場ですが
やはり住人の方たちの話題は、横浜のマンションのニュース。

見たところ傾斜はありません。

 

■(1)今回の事例______________

「シーリング未施工」
_______________________
シーリング未施工
◆写真解説

木造住宅の外壁。シーリング未施工。
サイディング材のカットミスが原因。

 

◆内容説明

シーリング未施工は、通気層内への雨水の浸入、
サイディング小口付近の劣化の原因となる。

職人の採寸精度が悪い。
工事中カットミスが分かっても、わざわざ足場を下りて
カットし直すことは面倒なので行わない。

 

◆対策

2面接着及び、シーリング幅を確保する
片ハットジョイナーを使用させる。

ローコスト系では、この材料が省略されるケースが多い。

 

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■(2)編集後記

新築完成時の弊社の検査で、危険な家であることが分かり
住むのを躊躇していたら、業者に鍵を取られ
住むことができないまま、裁判している家があります。

瑕疵内容はかなり悪質で、危険なものばかり。
裁判には勝つと思いますが、相手が抵抗しているため
長期化が予想されます。

そもそも、危険な家を建てても
建築士や業者が何の制裁を受けないことがおかしい。
(今後、行政に申し出れば建築士の処分はあるかもしれません)

現在は瑕疵保険の検査などがありますが、
重大な欠陥住宅はそれほど減っていません。

事例857「パラペットが低い」

書類作成仕事を早めに片づけたいですが
明日はまた早朝出発。

明日のことを考えますと
あまり遅くまで仕事できません。

 

■(1)今回の事例______________

「パラペットが低い」
_______________________
雨漏り
◆写真解説

鉄骨造、折板屋根。
パラペットの立ち上がりが低いため、風が強い日に
雨が矢印部から入り、雨漏りする。

 

◆内容説明

パラペット(外壁上の屋根面からの立ち上がり)が低いため
風が強く横から雨が降ると、雨が笠木下へ入り込む。

設計ミスであるのに、そのまま施工してしまった。

雨漏り保険などの基準では25CMくらい立ち上がりを
取るようになっている。

 

◆対策

下地の時点で、雨が漏りそうな納まりがないか
チェックをする。

 

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■(2)編集後記

マスコミが建築業界の内情に興味を示し出しています。

各社、いろいろ動いているようで、
今後、新たな不正などがいくつか暴かれて行くと思います。

世間が騒げば、行政も放置できなくなり
行政処分を下して行く。

行政がもう少し欠陥問題に踏み込めば、
お金のかかる裁判が減り、消費者救済につながると思います。

マスコミを抑えることができる数社以外は
ここ数ヶ月怖いですね。

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