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業者にどこまで要求できる。

最近、業者への請求に関する相談が多いです。
家電などは、商品に瑕疵があった場合、
保証期間内であれば、新しいものと取り換えてくれます。
家の場合、業者が応じてくれれば、交換も可能。
応じなければ、少々の瑕疵では、交換ではなく、
修理や補強で済まされる場合がほとんどです。
例えば、水漏れで床下に水がたまり、床下にカビが生えた。
案外早く気付いて、木は腐っていない。
このようなケースで、建て替えや、
床の全面やり替えは無理です。
水を抜き、清掃、乾燥、除菌、防腐・防蟻処理して終わりです。
新築なのに補修?
消費者側が我慢?
普通に考えると、納得できませんが、
裁判をしても、交換や建て替えは難しいです。

争いごと急増

午前中は裁判の意見書を作成しています。
最近、比較的小さなトラブルでも裁判になっているケースがあります。
今書いている意見書も、重大な欠陥ではなく、請求金額も少額です。
話し合いで解決できそうな事案で、
裁判になっている理由を推測すると
・企業側の役員などが原因を把握していない。
 担当者が上司に悪いことを報告せず、客が嘘を言っていると
 思われているケース。
・企業側が客に対し悪意を抱き、一歩も譲らない。
 工事中などに信頼関係が崩れ、喧嘩状態。
裁判で決着を付けようと思っても、
このようなケースでは、すっきりした結果にならない
可能性が高いです。
弁護士が増えていることも影響し、
些細なことでの裁判が増えていくと思います。

依頼者を叱る

欠陥住宅紛争は、依頼者、弁護士、建築士の信頼関係が崩れると
うまく行きません。
私は比較的、誰とでも合わせられる方ですが、
二度と一緒にやりたくないという弁護士は数名います。
依頼者のためではなく、自分の名誉と金儲けのため
という本心が態度に出ている人です。
時には、依頼者を叱ります。
叱るときは、わがままに付き合えない時です。
他の仕事を止めて、自分の順番を早めろとか、
弁護士や私にダメ出しされても、自分の意見を
通そうとする時など。
本当に途中で辞めたことはありませんが
「辞めさせてもらいます」と、私から言う事もたまにあります。
やはり、争いにならないことが一番。
工事中の検査なら、欠陥住宅検査1回分の費用で
5回も検査できます。
事前に対策を講じましょう。

説明不足でした

先週書いたブログ。「勝手に利用される」
http://ameblo.jp/kanomu-kensa/entry-11857992604.html
何名かの方から「すいません私の事でしょうか」と連絡がありました。
連絡いただいた方は、内容までは聞いていませんが
このブログ内容と関係がない方々です。
説明不足で、ご心配おかけしましたことをお詫び申し上げます。
具体的にNG例を書くと、
・会ったこともないのに、私が発言したような話をつくる。
・話の内容を大きく変えて業者へ伝える。 
 実際にあった内容ですが、
 「構造的な影響は少ない」と言ったことが、「建物が壊れる」に変わっている。
嘘が簡単に通るほど、相手業者もバカではないはずです。
ばれるような嘘を付くことは、
余計に自分を追い込むことになります。

勝手に利用される

「カノムの長井さんに聞いたら、○○だと言っている」など
私の名前を勝手に使い、業者と交渉している人が
数名発覚しています。
プロとして言うはずもない身勝手な内容なので
相手業者は、すぐにおかしいと気づくようです。
こちらに問い合わせがあれば、
当然「知らない」と答えます。
いちいち連絡を入れて注意はしません。
だからと言って、2度目、3度目の人へは
それなりの手段を取るかも知れません。

エネファームの問題

家庭用燃料電池「エネファーム」。
説明より光熱費が安くならないとして、紛争になっているようです。
エネファーム
高額な商品なので、消費者の期待も大きいと思う。
初期は大手メーカーを中心に導入していた。
大手は断熱性能の良さをうたっているが、
実際はそれほど暖かくない家も多い。
そのあたりで想定と違った可能性もあるのでは?

事例678『基礎の瑕疵を見逃した』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
紛争処理が忙しいです。
遠方からの問い合わせも最近、急増。
ただ、費用面で依頼できないケースも多いです。
最初だけ安く、あとが高いという手法は取っていません。
■(1)今回の事例_________
「基礎の瑕疵を見逃した」
_________________
 
瑕疵検査
 
◆写真解説
瑕疵保険会社の重大な検査ミス。
基礎の配筋が図面と違う、基準法違反があるにもかかわらず
合格を出した。この書類が裁判で大問題になっている。
◆内容説明
今回は、具体的な建物の瑕疵ではなく、
検査のミスの説明です。
ここに書くくらい、困った問題で、試行錯誤しています。
図面より細い鉄筋が入っていても
本数が足らなくても、
かぶりが大幅に不足していても
保険の検査は合格。何を見て〇を付けているのでしょう。
国から認定を受けた会社ですが
検査が厳しいとは限りません。
厳しく検査を行えば、業界が混乱するため
わざと緩くしていると思います。
◆対策
瑕疵保険の検査だけに、品質チェックを任せない。
=====================
■(2)編集後記
瑕疵保険の検査は緩いため
重複して外注の検査会社へ出している施工業者も多い。
そのくらい業界内では、期待されていない検査なのに
裁判所の見方は違う。
瑕疵保険会社は5社しかなく、国の認定を受けています。
お堅いイメージから信用されやすい。
現在進行中の裁判で、重大な瑕疵の内容に対し、
専門委員が保険の検査が合格だから問題はないでしょう
と言い出した。当然、裁判官は信用します。
専門委員とは裁判官に対して、専門的事項を説明する人で、
建築士会や建築学会から推薦された人が就任すると聞いています。
建築士会で推薦されるまでになるには、
役員を長くやったりするなど、しないといけない。
士業は自分で動いて稼ぐ商売。忙しければ時間がなくなる。
業務に自ら没頭している人ほど、任意加入である士会に
顔を出す暇はありません。
業務量が少なければ、現実とのズレが出やすい。
また、地元で役をやれば、横のつながりも強くなります。
もしかしたら、保険会社と何らかのつながりがあるかもしれません。
調停委員などの質について、岩山健一さんも何度か
ブログで取りあげるなど、一部の人に限った話ではありません。
専門委員の主張を崩し、裁判官の信頼を得ることは大変です。
また一つ、処理をしないといけない大問題が増えました。

お決まりの反論

現在調停中の物件。
構造欠陥の指摘に対し、業者の反論は
「瑕疵保険の構造検査に合格している」
業者は瑕疵の核心を突かれ、逃げ場がなくなると、
役所や保険会社を盾にする。
瑕疵が明快なため、役所や保険の検査が合格していても
逃げられるケースではありません。
この現場の保険会社の検査員は、ろくに現場を見ていません。
基礎の検査に来ても、中に入らない。
躯体の検査に来ても、図面を開かない人がいます。
保険会社は業者が決めます。
愛知県では「JIO」が良いです。
(地域によってばらつきがあります)
今から別の裁判の打ち合わせに出かけます。

紛争はお金がかかる

先週、今週は週末でも高速道路はそれほど混んでいないです。
ゴールデンウイーク前で、遊びに行く人が少ないのでしょうか。
欠陥住宅であることが発覚し、
相手へ損害賠償を求めるための検査の問い合わせで、
被害のひどさを訴え、何とか交通費だけ、もしくは、格安で
検査ができないかという話が時々あります。
欠陥住宅をつかんでしまったことに対しては
非常にお気の毒だと思います。
助けてあげたい気持ちは強いですが、
大幅な値引きをしてまで、検査をすることはできません。
そんなことをしてしまうと、現在、
裁判をサポートしている方を裏切ることになります。
裁判は、相手方へ金銭を要求する行為です。
建築訴訟は、少なくても数百万円以上の要求になります。
高額なため、業者の抵抗も強く、
徹底的に戦うためには、裁判費用の覚悟が必要です。
家を買ったあと、現金を多めに残しておかないと
欠陥住宅をつかんだ場合、泣き寝入りになる可能性が高いです。

トラブルの傾向

現在手持ちの裁判物件。
大手メーカーはわずかで、95%は地元の小さな工務店。
会社の規模が小さいと、多額の修理費が出ません。
だから裁判で、損害額を多少でも減らそうとします。
小さな工務店は数が多く、いい悪いもばらけています。
数が多いだけに、見極めも難しいです。
業者を選べない建築条件付きでのトラブルも多い。
業者に対し不安が大きければ、土地が良くても
契約しないことが大事です。

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