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事例854「本締め未施工」

午後からは電車移動。
名古屋まつりの影響もあり、栄付近は人出が多かったです。

 

■(1)今回の事例______________

「本締め未施工」
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ピンテール

◆写真解説

鉄骨造の高力ボルトのピンテールが破断していない。
本締め施工忘れ及び検査未実施だと思われる。

 

◆内容説明

鉄骨造の接合方法は、溶接とボルト。

鉄骨造のボルト施工は一次締め、マーキング、本締めの順に施工する。
トルシア形の本締めは、専用レンチを用いてピンテールが
破断するまで締め付ける。

ピンテールが残っている=締め付けNG。

ボルト締めの確認は全数検査が必要。
見落としか、検査自体を実施していないと思われる。

 

◆対策

ボルトの数が多いので、締め忘れは起きやすい。
見落とししないよう、全数チェックを行う。

 

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■(2)編集後記

午後から弁護士事務所で訴訟の打ち合わせ2件。

事務所に帰ると、面識のない弁護士から
書類作成依頼の手紙が届いていた。

現在、裁判書類作成が5件もたまっています。

雑誌の原稿の締め切りも本当は昨日。
内容がやや複雑なため、今日、明日チェックしてから
提出予定です。

事例853「床根太の分断」

1日出張でした。
出張に出ると疲れと仕事がたまります。

今週末も予定が一杯。
明日に備え、このあと早めに寝ようと思います。

 

■(1)今回の事例______________

「床根太の分断」
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床根太破損
◆写真解説

床根太が配管で完全に分断されている。 耐力ゼロ。

 

◆内容説明

I型ジョイストという製品。
スパンを飛ばせる、配管を横貫通させられるメリットがあり
大手ハウスメーカーでも使っている。

ちょうど2階の配管立ち上げ位置に
根太があり、切断してしまった。

 

◆対策

配管と構造材が干渉しないか
図面作製時にチェックする。

 

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■(2)編集後記

重大なミスの隠蔽を検査で見つけ、
是正を求めている現場が何件かある。

相手からの返事は3パターン。
・訴えろ
・返事を待ってくれ
・ミスはしていない

横浜のマンション傾斜に関連し
マスコミが住宅ネタを探しています。

悪質な事例は、どんどん公開すればよいと思います。

事例849「鉄骨の厚さが薄い」

1件現場予定がずれたため、昼間は雑用と
朝から腰が張るので、体休め。

今週は現場予定が多いので、ストレッチなどして
腰をしっかり回復させようと思います。

 

■(1)今回の事例______________

「鉄骨の厚さが薄い」
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ダイアフラム

◆写真解説

鉄骨の柱と梁の接合部の部材「ダイアフラム」の厚さが
設計の寸法より薄い。

大きな力がかかれば、変形、破損する恐れがある。

 

◆内容説明

重量鉄骨の場合、材料の寸法や溶接の検査は
現場ではなく工場で行う。

組立て完了後にミスが発覚すると
組んだものをばらさないといけない。

 

工場検査をいい加減に行っている場合や
構造計算と鉄骨製作図の不整合から
間違った寸法の材料が納入されることが未だにある。

疑い出すと、全ての寸法をチェックしないといけない。

 

◆対策

鉄骨工場の選定。
図面や検査実施状況の確認をきちんと行う。

 

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■(2)編集後記

今の事務所、移転して昨年が1年目の冬。
サッシが結構、結露したため、その対策として
壁の一部に漆喰と珪藻土を施工しました。

冬場は結露の相談が増えます。
自宅は結露がないので、事務所を使って対策の実験です。

仕事に支障が出ないよう、施工したのは
事務所スペースの壁のうち約25%くらい。

これで昨年とどのくらい違うか、比べてみようと思います。
結果は12月くらいに、ここで紹介します。

ちなみに朝出社した時のクロスのにおいは、無くなりました。

事例848「基礎の位置の間違い」

今日は1日、瑕疵検査の書類作成。
製作時間は1件当たり累計で20時間ほどかかります。

1件終わりましたが、次にやらないといけないことが
全て文章作成。

気分転換しようとブログを書き始めましたが、
これも文章作成。気分転換になっているのか疑問です。

 

■(1)今回の事例______________

「基礎の位置の間違い」
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鉄筋切断

◆写真解説

鉄筋の断面が露出。
スラブコンクリート打設後に立ち上がりの位置が間違ている
ことに気づき切断、移動。

新たな位置の基礎立ち上がりは、鉄筋がスラブに
つながっていないと思われる。

 

◆内容説明

木造のベタ基礎。
欠陥検査で立ち上がりの縦筋が切断されているのを発見。
位置を間違えたため、移動したと思われる。

当然、スラブコンクリートは打設済であるため
移動した基礎は下端筋がない。またスラブとつながっていないか、
あと施工アンカーが用いられてると思われる。

新築ではあと施工アンカーの施工は認められていない。

耐力壁線下の重要な基礎。
耐力不足であることは確実です。

 

◆対策

1回目のコンクリート打設時に、立ち上がり位置をチェックする。

 

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■(2)編集後記

昨日、弁護士と打ち合わせした方は、
裁判以外に解決法がない状況まで来ている人。

そんな状況でもどうしようかと迷ってしまう要因は
費用がかかること。

弁護士費用、調査費用その他で100万円は超えるケースが大半。
さらに終了時には成功報酬を弁護士に払います。

被害者がなぜ、自腹で裁判をやらないといけないのかと
皆さん思われますが、自腹以外に方法はありません。

以前、退職金をつぎ込んで買った家が大きく傾いた方がいた。
貯金は少ししかない、下の子供がまだ大学生でお金がかかる。
このような状況で裁判を躊躇されてました。

時間が経過し、除斥期間が近づいてきた。
私は本人を呼び出し説得。ようやく裁判の決断をしていただいた。

裁判で相手の反論がひどく裁判は長期化。
地裁で勝訴するも控訴してきた。
相手の嘘を立証するために、何度か追加の調査や書類を書き
費用が予定外にかかりました。

しかし、あきらめず最後までやり通したことで
高裁でも勝訴。請求したほぼ満額を取ることが出来ました。

場合によっては、私が背中を強く押してあげることも
必要だと思っています。

裁判は相手の嘘などが非常にめんどくさいし、腹が立つ。
勝てない裁判はお勧めしませんし、お金を頂いてもやりたくありません。

事例841「鉄骨ボルト孔拡大」

今日検査した分譲住宅。
大きな指摘はゼロ。社内基準がきちんとできていて
監督、職人にまで、きちんと伝わっているからだと思います。

 

■(1)今回の事例______________

「鉄骨ボルト孔拡大」
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ボルト拡大孔
◆写真解説

鉄骨のボルト接合部、ボルト孔が大きく拡大されている。
耐力低下を生じる原因となる。

 

◆内容説明

図面か工場での孔あけミスにより、現場でボルト孔の位置を広げた。

建築基準法施行令第68条でボルト孔の規定がある。
高力ボルトの場合、呼び径プラス2mm以下。
ボルトの場合、呼び径プラス1mm以下。

写真はボルト径の約2倍の長さの孔があいている。

わずかな数値の拡大孔の使用には大きな問題がないとして
安全検討をして使用する場合もある。

 

◆対策

製作ミス、現場での加工がないか
構造検査時にチェックをする。

 

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■(2)編集後記

家に重大な瑕疵があり、行政による指導を期待するケースがある。

明らかな法違反で安全にかかわるような瑕疵である場合、
行政は建築士や業者を指導する可能性が高い。

また過去をさかのぼり同様のミスがないか
調べさせることもある。

ただし、安全に影響しないものは確実に見過ごす。

本当に重要なものでなければ指導対象にならないため、
あまり期待をしないほうが良いです。

裁判を行う場合、先に行政へ相談すると
行政が指導しなかった項目について
「行政から問題がないとお墨付きをもらった」と
業者が行政判断を利用することもあるので気を付けたい。

事例836「耐震性能不足」

7時間休憩なしで瑕疵検査。
足場の悪い高所に1時間半など、疲れる要因ばかり。

明日も続きで検査。
今晩は事務仕事があまり進みません。

 

■(1)今回の事例______________

「耐震性能不足」
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小屋裏収納

◆写真解説

小屋裏収納。この床面積を地震力に対する検討の計算で
加算していない。計算ミスにより地震力に対し
必要壁量が不足している状態。

 

◆内容説明

構造計算が不要な木造建築物(主に平屋、2階建て)でも
地震力、風圧力に対し耐力壁が足りているか計算が必要。
(計算内容については確認申請などで中身のチェックを
受けることはほとんどない。設計者である建築士の責任で行う)

間違いやすいのは、地震力対する検討の
小屋裏収納の面積加算。

地震力に対する検討は「床面積」に係数をかけて
その数字以上になるように耐力壁を設ける。
面積が増えれば壁量も増える。

H12告示1351号。小屋裏収納の面積が直下階の床面積
8分の1以上ある場合、以下の式で計算された値(a)を床面積に加える。

a=h(小屋裏収納の平均天井高さ)÷2.1×A(小屋裏収納の面積)

全く加算しなかったり、2階だけに加算する間違いが多い。

ぎりぎりの壁量で計算していると
計算ミスによって壁量が基準法の基準を下回ってしまうことがある。

 

◆対策

ダブルチェックなどを行う。

 

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■(2)編集後記

例えていうなら、
行列のできている知人の飲食店へ行き、
知人の店だからと列に並ばず割り込み、飲食し
料金を払わずに帰る。

弊社の例でいうと、
費用を払わず、こちらの混雑度を気にせず
2,3日中に書類を確認して欲しいなどの依頼です。

個人の方ではなく、弁護士に多い。

弊社へ何か依頼する方は、欠陥住宅で困っている方かその弁護士。
断れば状況が改善されないことが想定されます。
ですから面と向かって非常に断りにくい。
と言っても、順番を待ってもらっているお客さんが大事なので
割り込みかつ、無料の依頼は受けません。

もちろん1回きりで、5分くらいで済むようなものは構いません。

ある東京の弁護士さんは
軽微な書類作成でも毎回、費用のことを気にかけてくれます。
一度も会ったことがないのに、この対応です。

事例833「柱直下、基礎の欠落」

アイフォンの電池の持ちが悪いため
買い替えしようと思いましたが、6Sが出たばかりで
在庫がないようです。

アイフォンは電池だけ変えられないのが不便です。

 

■(1)今回の事例______________

「柱直下、基礎の欠落」
_______________________
基礎欠落

◆写真解説

柱、筋かいの直下に基礎がない。
設計ミスで寸法を間違えたのが原因。

 

◆内容説明

力がかかる柱下には基礎が必要。

告示1347号でも「建築物の木造の土台の下(途中省略)にあっては、
連続した立上り部分を設けるものとすること」と記載されている。

土台自体のサイズが、梁のような役割をしないため
柱の直下には基礎が必要です。

この箇所は人通口ではない。
基礎端部の位置を基礎伏図を書くときに間違ってしまった。

 

◆対策

基礎伏図と躯体図の不整合のチェックを行う。

 

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■(2)編集後記

先日検査中、コンベックス(メジャー)の先に付いている
L型の金具が取れてしまった。
この金具が取れると、中のメジャー部分を取り出せず使用不可能。

今日、ホームセンターに寄って新しいものを買いました。
種類はたくさんある中で、私が選ぶポイントは錆にくいもの。
すぐ錆びるものは、使用期間が短いです。

 

最近のホームセンターは大型化しています。
今日、寄ったホームセンターも超大型店舗。

いろいろ建材、道具を見ていたら知らないうちに
1時間くらい経過してました。

 

普段、床下検査時の道具の置き場に不便さを感じています。
身に着けると、狭い箇所で引っかかる。
手に持つと、持てる数は限られる。
ポケットに入れると体に当たり痛い。
鉄筋探査は運びにくい。

これらを解消する道具をホームセンター内で思いつき
材料を買い、組み立てました。

実際に使えるものだと良いですが。

事例831「土台の浮き」

19時半まで現場にいました。
フルに頭を使っていたため3時半起でも眠くなかったです。

今、帰宅途中。名古屋まであと200kmほどあります。

 

■(1)今回の事例______________

「土台の浮き」
_______________________
土台の浮き

◆写真解説

土台が基礎から浮いている。
原因は基礎天端が部分的に低い。
基礎へ荷重がきちんと伝わらない。

 

◆内容説明

基礎から出ているビスは基礎天端の水平の目印。
目印を無視し、水平精度が悪いまま基礎を完成させた。

土台が浮いていると、大きな力がかかれば
土台が曲がる恐れがある。

基礎との隙間を埋める必要がある。

 

◆対策

基礎完成時に天端の水平を確認する。

 

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■(2)編集後記

契約で金額を決めているのに
見積もりが安かったとして追加請求されたり
頼んだ覚えがない工事の追加請求をされるケースがある。

本来小さな金額変更でもその都度、注文書などを交わす必要がある。

トラブル防止のため、変更や追加工事は先に見積書をもらう。
また了解なしにあとから出てくる請求書は払わないと
業者にあらかじめ釘を刺しておきましょう。

事例830「ビスピッチが広い」

シルバーウイークは結局1日も休みなしでした。
明日は早朝出発、早めに仕事を切り上げます。

 

■(1)今回の事例______________

「ビスピッチが広い」
_______________________
石膏ボードビスピッチ
◆写真解説

2×4の石膏ボード耐力壁。規定のビスピッチは100㎜。
磁石でクロスの上から位置を調べると150㎜ピッチでした。

 

◆内容説明

石膏ボードのビスピッチで規定があるのは
2×4の耐力壁以外に、在来工法の準耐力壁、
省令準耐火構造など。

規定通りでないと所定の防耐火、強度が出ない。

内壁は磁石で容易に位置を調べることができる。
外壁側は、仕上がると確認は難しい。

 

◆対策

完成してから不備が発覚すると
クロスをめくってやり替かえないといけない。

施工前に職人へビスピッチを伝える。
仕上げる前に確認する。

 

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■(2)編集後記

分譲住宅の完成検査で大きな瑕疵を指摘し、
その後契約解除に至るケースが年に何回かある。

売主側が契約解除後、瑕疵を直しているか
とても気になります。

費用面を考えますと、直さず売っている可能性が高い。
また、失敗を次に生かさず、同じミスを繰り返している可能性も高い。

 

昨日検査した分譲住宅、弊社のデータでは大きなミスが出る確率が低い会社。
検査の結果、やはり大きなミスはありませんでした。
設計、現場管理者が法規を熟知していれば、大きなミスは起きにくい。

事例825「水漏れによる床合板の濡れ」

今日は原稿の締め切り日。

夕方現場から帰り、いろいろ用事を済ませ、
今から集中し、最終チェックなどを行い提出します。

毎月原稿を出し終わるとホッとしますが
悪徳業者が造った欠陥住宅の鑑定書類の締め切りが
数日後に迫っています。

 

■(1)今回の事例______________

「水漏れによる床合板の濡れ」
_______________________
含水率

◆写真解説

水漏れした現場。タイル下にある合板の濡れを測定。
濡れている箇所だけタイルをめくり修理をする。

 

◆内容説明

給水管の水漏れにより床が濡れた。

タイルが水の蒸発を妨げ、合板にカビが生えたり
腐ったりする恐れがある。

無駄にタイルをめくりたくないため、
どこまで濡れているか機械で計測をした。

昔に比べ、水漏れは減っている感じはありますが、
完全には無くなっていない。

 

◆対策

ある大手メーカーは、完成検査で長時間
水や湯を出し放しにして、水漏れを確認しています。

水がもったいないと思いますが、必要な作業だと思います。

 

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■(2)編集後記

新築建売住宅の検査に行ってきました。

見た目はきれいに出来ている。
下請け建築士が書いた図面もきちんとしている。

さらに役員さんが
「NPO △△・・の〇〇さんが、過去3回ほど検査に入った。
うちはきちんとしている」と2回も言った。

指摘はあまり出ないかと思い、検査を始めたところ、
構造、防火、耐久性、断熱などの瑕疵を発見。

「NPO △△」と違い、業者にとって嫌な検査会社だと
認識されたでしょう。

見た目や売り文句に騙されてはいけません。

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