欠陥工事写真集– archive –
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1369、紫色(温度が低い、4月撮影)の箇所、壁断熱材未施工。室内を撮影した赤外線サーモグラフィーカメラ画像。
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1368、吹付け硬質ウレタンフォーム、内部の空洞。施工時の充填不足が原因。
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1367、不同沈下が原因で発生した基礎のひび割れ。傾斜角が急になる境で、幅の広いひびが入っていた。
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1366、1階天井に黒ずみが発生。原因は2階ユニットバスからの漏水でした。少量ですが、長期間漏れていたため、石膏ボードに穴が開いている。
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1365、準耐火建築物の天井石膏ボード、厚さ12.5mmを施工している。本来15mmの厚さが必要。配線貫通部の隙間処理も未施工など、全般的に防火施工の不備が多い。
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1364、巾木破損。原因は壁下から外気が入り、巾木が湿気て、結露を起こしたため。
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1363、外壁通気層の上部に空気の出口がなく、夏場、猛烈に通気層内が湿気て結露が発生。夏型の壁内結露。
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1362、サイディングのシーリング切れ。築5年程度でこの状態。サイディングが7,8mmも縮み、シーリングが切れた。
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1361、フローリングの損傷。入居後すぐから表面の木目シートが縁からめくれ、ひどい箇所は基材だけになった。
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1360、基礎の位置を間違え、正規の位置へ施工した基礎が、あまりに雑すぎて、構造的な役割が期待できない。
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1359、耐力壁の構造用面材。よく見ると切り欠きがある。換気ダクトを先に施工したため、切り込みを入れないと、面材が張れなかった。耐力が落ちるため、切り込みをしてはいけない。
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1358、床のたわみを調整するため、合板下に鋼製束を追加したが、高さ調整が雑で、床が過度に盛り上がっている。施工の際に下げたり、切り取った断熱材の補修もなし。
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1357、鋼製束の固定不良。脚が浮いている。床がたわむ原因になる。
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1356、キッチン内に大量繁殖したカビ。シンクやガス台下の収納内にも被害が及んだ。ハウスメーカーは、こまめにふき取ってというだけで対応しない。
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1355、フローリングに青カビが大量繁殖。程度はかなりひどく、カビ臭くて住めない状態。
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1354、1階床合板裏、カビが大量に繁殖。室内がカビ臭く、人体に影響が出ている。設計仕様の不具合が原因。
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1353、防火区画の壁に配管が半分ほど埋め込まれている。石膏ボードが欠損する分、必要な防耐火性能が確保できない。
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1352、基礎断熱仕様の床下。エアコン配管、ドレン管の結露。空気が猛烈に湿気ているため、管を断熱材で覆っても結露する。赤丸部は基礎スラブに落ちた結露水。
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1351、屋根の通気部材に隙間があり、通気層の空気が小屋裏に漏れていた。その影響で小屋裏は湿気て、結露やカビ、金物に錆が発生した。野地板も湿気で黒ずんでいる。
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1350、新築住宅の壁クロスに発生したカビ。外気を壁内に取り込み、石膏ボードが湿気たことが原因。
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1349、夏場、天井が結露で濡れる被害があり、石膏ボードをめくったところ、裏側はカビで黒くなっていた。
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1348、ブロック塀の基礎。基礎や配筋が、基準や打ち合わせどおりでなく、発注者が工事を中断した。
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1347、防水層を突き破り、建物内に浸入してきた地下水。防水層の施工が不十分なことが原因。
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1346、壁下地。外壁防火基準で石膏ボードとするところ、合板が張られている。基準法違反。
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1345、エアコン配管貫通スリーブからの外気侵入。隙間がきちんと埋められていない例が多い。気密性能も悪くなる。
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1344、防気カバーの大きな破れ。電気屋さんが防気カバーの意味を理解していないため、配線貫通部で横幅一杯に切り目が入れられている。
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1343、壁のクロスにカビが発生。原因を特定するため壁を開口したところ、断熱材の施工に不備があった。隙間に小さな材料を詰め込み、防湿材が連続していない。
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1342、ベタ基礎底の土の沈下。大雨で土が流れ出し、基礎下に空洞ができた。範囲が広くなると、基礎が沈下したり、ひび割れたりする。
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1341、排水管の行き場がなく、職人の判断で梁に穴をあけて配管を通した。大きな欠損で構造的に影響がある。
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1340、シャワールームから下階へ漏水。原因は防水施工を省略した。写真は床仕上げを撤去したら、防水施工は見当たらず、合板だけでした。
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1339、バルコニー排水管、壁貫通部の横引き管が逆勾配。つまりの原因になる。
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1338、基礎断熱材、配管貫通部の欠損。現場監督が指示をしないと、職人は補修を怠る。
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1337、ベタ基礎立ち上がり、かぶり不足。基礎幅が150mmでも、フック(縦の鉄筋上部の折り曲げ)があると、かぶり不足になりやすい。
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1336、ユニットバス基礎断熱部の断熱気密点検口。上部に隙間があり、気密部材としての役割を果たしていない。
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1335、天井に施工した断熱材(グラスウール)の向きが逆。本来は文字の記載がある防湿材側を室内へ向ける。
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1334、厚さ120mmの壁に155mmのロックウールを施工。厚ければよいというものではなく、壁厚に適した厚みの選択が必要。
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1333、グラスウール壁断熱材の天井から上の部分、気流止めが未施工。本来、石膏ボードを貼り上げるか、気密テープを貼るなどして、防湿材の端部をおさえる。
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1332、24H換気の給気口から外気が入っていない。原因は、換気扇までの距離がある、家の気密が低いなど。社内検査で確認しないため、知らずに住んでいるケースが多い。
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1331、長期優良住宅の家。地面からの基礎の高さが低い。本来、劣化対策の規定で400mm以上必要(基準法は300mm以上)。
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1330、鋼製束の変形。工事中、重量物を落としたことが原因。曲がった分、床が下がり、そのまま完成した。
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1329、省令準耐火構造仕様の家。ユニットバス部の天井石膏ボードが張られていない。施工者の知識不足。
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1328、あと張りの先張りシート。雨漏りしやすい取り合い部の防水補強のためのシートで、文字通り、屋根組より先に施工する。施工手順が違うため、必要な箇所(赤丸部)がカバーされていない。
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1327、基礎天端レベラーの硬化不良。水を多く入れたため、硬化してもやわらかい。基礎の一部で強度が求められる部分。
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1326、外壁通気の上部が塞がれていたため、湿気が滞留。躯体の腐朽までは至っていないが、一部でカビなどが確認できた。
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1325、玄関土間部分、気密パッキンを施工するところ、一部、通気パッキンが施工されている。気密切れの原因となる。
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1324、バルコニー防水とサッシの取り合いからの漏水。間に施工するシーリングの量が少なく、雨が内部へ浸入した。
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1323、エアコン内のカビ。室内のカビの汚染がひどいケースでは、エアコン内もカビで真っ黒けになる。根本的な原因を取り除かないと、クリー二ングしてもすぐに再発する。
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1322、梁接合部、ボルトによる緊結未施工。同じような箇所が他にもあり。地震時に梁が抜けて倒壊につながる可能性あり。
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1321、壁内結露の改修工事。被害がひどかった外壁の合板を張り替えた。赤丸部の黒い箇所は2×4上枠の結露あと。この箇所は交換不可能なため、薬剤処理を実施。
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1320、外壁防水紙の劣化。数年しか経っていないにも関わらず、劣化による損傷が進行している。防水紙の種類を施主が指定することは稀です。家を建てる時は、耐久性の高い防水紙を選びましょう。
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1319、フローリングの黒ずみ。床下の湿気が原因で黒ずんできた。フローリングの含水率は全般に高い。
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1318、クロス表面に繁殖した大量のカビ。建物に原因があるにも関わらず、施工者側は、生活の仕方に問題があると主張する。
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1317、赤外線サーモグラフィーカメラで壁断熱材の有無を検査。四角部は温度が他に比べ低く(室内の冷房の影響)、断熱材が未施工だった。
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1316、床タイルが剥離し、業者がタイルを撤去。その後、修理が中断し、下地のまま放置されている。
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1315、鉄筋コンクリート壁、ひび割れからの雨漏り。修理を繰り返しているが、新たに入るひび割れもあり、雨が漏り続けている。(室内壁下の赤外線サーモグラフィーカメラ画像)
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1314、湿気た石膏ボードにエアコンの冷気が当たり結露が発生。大量のカビも繁殖した。
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1313、ユニットバス換気扇ダクトの外壁貫通部。グラスウールがよけられ、周囲が空洞になっている。よくある例です。
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1312、屋根タルキの破損。釘を打ち損じるなどして、材が大きく欠けた。補修や補強の措置はない。
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1311、基礎立ち上がりにガス管を通すため、孔をあとからあけた。位置が悪く、鉄筋を削った。赤線が主筋。
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1310、食洗機の排水管、HT管未使用。食洗機の排水温度は最高で約70℃。そのためメーカーは、耐熱温度が90℃のHT(耐熱塩化ビニル)管の使用を施工マニュアルに記載しています。HT管は色が赤いので、見分けがつきやすい。